岡山県県真庭市勝山は出雲街道の宿場町・城下町として栄え、土蔵はもちろん、白壁や格子窓の古い町並みが残ることから、「町並み保存地区」に指定されています。

昔ながらの町並みの一画に、明治中頃に建てられた酒の貯蔵庫を店舗にし、中には「お食事処西蔵」、辻本店の日本酒を販売している「SUMIYA」、「にしくらカフェ」の3店舗があります。
2022年4月現在、「にしくらカフェ」はお休み中で、飲食できるのは、「お食事処西蔵」のみです。

西蔵では辻本店の地酒はもちろん、地元の食材を使った料理を楽しむことができます。
今回は2023年4月に訪れた【お食事処西蔵】を紹介します。

では、食べてみよう
酒蔵ならではの酒粕や麹を使った発酵食料理
ここ数年「腸活ブーム」で脚光を浴び続けている「腸活」。
発酵食品は腸内環境の改善にアプローチをするという事から人気があり、ヨーグルト、チーズ、納豆はもちろん、自家製で味噌やぬか漬けなど造る人をSNSで見かけるなど、ここ2~3年発酵食ブームを感じます。
西蔵のメニューは全4種類(要予約の西蔵膳 2,750円(税込)は除く)で、基本的なメニューは酒蔵直営店のお食事処なので、粕漬けや麹づけなどの発酵食料理。
粕漬けの粕床、しょうゆ麹や塩麹など調味料も酒蔵の強みを生かし、自家製にこだわっています。


銀鱈の粕漬け定食 2,000円(税込)
ラインナップはメインの銀鱈の粕漬けの他、季節の炊き合わせ、小鉢一品、ごはん、香の物、味噌汁と言った純和定食。


造り酒屋自慢の自家製粕床でつけられた脂の乗った銀鱈の粕づけ。
酒粕の風味は独特で、銀鱈との相性が抜群。


銀鱈の柔らかい身が、ほどよい塩気と酒粕の甘味に包まれ、口の中でとろけるような美味しさを感じます。


濃厚で食欲をそそる味わいは、豊かな旨味と深いコクがあります。


濃厚な味わいは白飯との相性も抜群。


銀鱈以外ももちろん絶品でした。


日本の伝統的な味わいを味わえる、贅沢な銀鱈の粕漬け定食でした。
落ち着いた雰囲気の店内
明治中頃に建てられた酒の貯蔵庫の2Fが、西蔵のお食事スペース。


天井は高く、張り巡らされた太い梁が、昔ながらの日本建築を感じさせます。


窓際に面している席は一つしかなく、予約席になっていました。



っていうか、ほとんど予約席だったぜ


店内の落ち着いた雰囲気にピッタリな和風なインテリア。




大人の方にぴったりの落ち着いた雰囲気が特徴の店内ですね。
まとめ・感想
西蔵は店内は明治時代の酒蔵を改装しており、日本建築の特徴である太い柱や梁、高い天井が印象的な店内で、美味しい料理がいただけるお食事処です。
日本酒の酒蔵が造る粕漬けは絶品で、素材の鮮度と伝統的な製法により、豊かな旨味と深いコクがあり、口の中でとろけるような食感は最高です。
また店内は大人の食事処といった落ち着いた雰囲気。
運転手でなければ、辻本店の日本酒・御前酒を飲みながら食事を頂く、大人のランチにお勧めですね。
また筆者が訪れた平日でも予約でこられてる人が多かったので、土日祝は予約(ホームページや食べログ)をされた方がベターでしょう。
おわり
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