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【伊江島ダイビング】サンゴ畑から洞窟へ探検気分を日帰りで楽しめる離島

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沖縄本島から日帰りでダイビングに行ける離島が2つあります。

一つは那覇市「泊港」から高速船で約30分で行ける渡嘉敷島。

もう一つが沖縄本島北部「本部港」からフェリーで約30分の伊江島。

内地からすれば沖縄本島もきれいな海なんですが、住んでみると「やっぱ離島は違う」になるんですよね。

2022年11月10日伊江島へ日帰りダイビングに行った感想を、リゾバで恩納村在住の筆者がお伝えします。

目次

元気いっぱい見事なサンゴ畑に驚いた

石垣島で白化が激しいサンゴを目の当たりにしたのが9月27日。

石垣島 白化が激しいマンタスタジアムのサンゴ

石垣島ほどではないにしても、伊江島もそれなりに白化してるだろう思いがらとエントリーした瞬間、まじで驚きました

あたり一面元気いっぱいみごとなサンゴ畑が広がっていました。

普通めっちゃサンゴが広がっていると言っても、白化などで石化したサンゴやガレ場部分が目につくのですが、伊江島のサンゴはまさしく「あたり一面サンゴ畑」と言う言葉ぴったり。

ホウボウ

久しぶりにサンゴ畑をみたよ

「探検気分」サンゴから洞窟の中へ

伊江島ではサンゴで埋まった岩壁には穴や亀裂があり、探検気分で洞窟を楽しめるダイビングができます。

オホバNo2

ボートから潜行すると水深約5mほどのタナの上、そこから少し移動するとタナの上は水深15Mほど。

タナから竪穴のせまい入り口が2ヶ所あり、そこは学校の体育館ほどの広さがある洞窟になっています。

洞窟を抜け、サンゴが生い茂った岩壁沿いをゆっくり浮上しながら、タナの上に移動します。

筆者の最大水深は25.6mでした。

1 竪穴
2 洞窟の天井部で水深20mオーバー
3
4 洞窟から一旦浮上
5 2つ目の竪穴
6 狭い出口を浮上
8 出口

オホバNo1

オホバNo2同様、ボートから潜行すると水深約5mほどのタナの上。

潜行したら水深5mから22~25mほどの縦穴を潜ると横穴になり、横穴から一旦壁の外へ抜けます。

そのまま壁横を進み、狭い横穴から再度壁の中へ入り、また外へ抜けます。

その後、岩壁の亀裂の間を抜け、ゆっくりタナの上に浮上します。

筆者の最大水深は29.2mでした。

1 狭い竪穴の入口
2 下から見上げた竪穴
3 横穴を移動
4 横穴から壁の外へ
5 水深30m付近から再度壁の中へ
6 再度壁の外へ
7 壁の中から外へ
8 岩壁の亀裂を抜ける

オホバNo1.5

ボートを停泊するブイはオホバNo1、オホバNo2と同じ岩壁。

異なるのはその岩壁の中を潜るのでなく、岩壁から沖へ進み、サンゴが盛りだくさんの大きな根を目指します。

そこは高確率でカメに出会えるポイント。

多い時は4~5匹いるそうです。

この日は3匹のカメに出会えました。

1 サンゴだらけ大きな根
2 根に向かってきたカメ
3 大きく回りながら根へ
4

周囲約22kmの伊江島は島全体が大きな根

周囲22kmの小さい島・伊江島は島全体が大きな根のようになっており、東西南北全てにダイビングポイントがあります。

今回潜ったポイントは伊江島の北に位置するポイントなので、南風に強く北風に弱い、つまり夏のポイントになります。

北側ポイントは、浅瀬のサンゴ畑からドロップオフと洞窟で伊江島随一の人気ポイントです。

北風に強い冬の南側ポイントは、「白い砂地に根」といったまったりポイントで、小さな根にはカラフルな魚が群がり、水槽の中にいる感じがするでしょう。

沖縄本島在住なら日帰りダイビングにはお勧め

沖縄本島在住約10年の筆者は伊江島でのダイビングは正直眼中にありませんでしたが、今回のダイビングで180度考え方が変わり、完全にお勧めとなりました。(特に沖縄在住であれば、お勧めします。)

ここでは橋でつながった島(古宇利島等)から外しています。

とにかく自然豊かなきれいな海

内地から比べれば、沖縄本島はきれいな海ではありますが、やはり沖縄の中で行くと離島の方がきれいな海になってしまいますよね。

基本的にいや絶対的に人の少ない方が自然が残っているわけ、それは海の中も同じです。

なので、沖縄本島よりも離島の方が自然が豊かなんですね。

安価なフェリー代と比較的長い滞在時間

ダイビング直後の高所移動は潜水病の一つ減圧症のリスクからNGな為、飛行機での日帰りダイビングはできません。

なので日帰り離島ダイビングの交通手段は船一択です。

沖縄本島から日帰りで離島を楽しめる島伊江島の他、同じ北部の水納島、那覇市から近い慶良間諸島の一つ・渡嘉敷島や南部の久高島の4島です。

水納島は本島北部のダイビングショップがガイドする一般的エリアであり、久高島はダイビングショップが無いため日帰りダイビングができる離島から外した結果、日帰りダイビングが楽しめる離島は伊江島と渡嘉敷島のみになるでしょう。

となるとあとは、船や駐車料金、滞在時間の比較などコスパの検討になりますが、圧倒的に伊江島行きの方がコスパがいいですね。

伊江島・渡嘉敷島比較表

伊江島

渡嘉敷島

伊江島→本部
本部→伊江島
08:00→08:30

09:00→09:30

10:00→10:30

11:00→11:30

13:00→13:30

15:00→15:30

16:00→16:30

17:00→17:30
(2022年冬ダイヤ)

フェリー
那覇泊→渡嘉敷

渡嘉敷→那覇
10:00→11:00

15:30→16:40

高速船
09:00→09:40

10:00→10:40

16:00→16:40

17:00→17:40
(2022年冬ダイヤ)

乗船時間
フェリー:30分

乗船時間
フェリー:70分
高速船:40分

運賃
片道:730円/往復1,390円

運賃
フェリー:片道1,690円/往復3,210円
高速船:片道2,530円/往復4,810円

滞在時間
6時間30分

滞在時間
フェリー往復:4時間30分
高速船往復:7時間20分

本部港駐車場料金
60分100円
24時間最大700円

泊港駐車場料金
基本料金200円
50分毎100円

渡嘉敷島で日帰りダイビングするには、滞在時間からすると高速船利用になるでしょう。

そうすると乗船費用がかさむし、駐車場もけっこう高いので、そうまでして行くメリットはないでしょう。

ホウボウ

伊江島に軍配だね

離島ダイビングは現地ショップ利用がお勧め

離島ダイビングをするなら、泊まりはもちろん日帰りでも「現地ショップ利用」を筆者はお勧めします。

日帰り離島ダイビングを楽しむには、「フェリーや高速船で離島のダイビングショップ利用」もしくは「離島遠征ダインビングを行う沖縄本島のダイビングショップ利用」の2択になります。

沖縄本島から離島遠征の方が楽なのですが、「ダイビング船の移動距離が長距離の為、燃料代がかかり、ダイビングフィーが高くなる」、「本島のショップでは利用できないポイントがある」のデメリットがあります。

今回の伊江島日帰りの総学は(ダイビング3本、フェリー代、駐車場代)は、沖縄本島のショップ価格(ダイビング2本)とほぼ同額か安いぐらいでした。

ちなみに今回お世話にななったダイビングショップは「伊江島ダイビングサービス」です。

まとめ

筆者は今まで伊江島ダイビングは選択肢にありませんでした。

ホウボウ

その理由は伊江島は遠すぎるから

伊江島の玄関口本部港までは那覇空港から高速バスで2時間30分、車でも約2時間、レンタカーを借りる時間など考えるともっとかかります。

それだけの時間があれば、宮古島や石垣島、久米島と言った島に行く方が早いし、各空港からダイビングショップまで車ですぐと言うか送迎もあります。

宮古島や石垣島は早朝の直行便で行けば、到着後ダイビングができるので、2泊3日のツアーも組めます。

なので時間的コスパが非常悪い伊江島は選択肢になかったのですが、しかし行ってみれば、他の離島には負けないめちゃくちゃいい海と言うことが分かりました。

ホウボウ

今までごめんね伊江島

今回、日帰りダイビングをしたことで、少しだけど伊江島の良さが分かったので、もう少し深堀してみたいと思いました。

内地からでは到着日のダイビングは無理ですが、「3泊4日・中2日伊江島ステイダイビングツアー」が楽しめるので、これからは伊江島も選択肢に入れることにしました。

実は筆者の初めての伊江島ダイビングは、本部から伊江島へ遠征した2001年がライセンス取得の海洋実習ですw

おわり

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