50代でリゾートバイトは可能?
リゾートバイトと聞くと、若い人向けの仕事と思われがちですが、実際には50代でも十分に働ける職場があります。
特にホテルや旅館では、年齢よりも経験や人柄が重視されることもあります。
ただし、若い世代とは違う注意点もあるのも事実!
今回は、リゾートバイトを現在約3年継続中で56歳の筆者が感じる、50代がリゾートバイトにする際のリアルなポイントを紹介します。
50代のリゾートバイトに向いている条件
リゾートバイトは若者だけでなく、50代以上の方々にも新たな働き方として注目されています。
ただし50代と一口に言っても、家庭環境やライフスタイルによって、リゾートバイトへの適性は大きく異なります。
筆者が考えるリゾートバイトに向いている50代の条件を挙げてみます。
- 単身(独身)であること:家庭や子育ての責任が少ないため、住み込み勤務がしやすい。
- 頼れる実家があること:荷物の保管や一時的な帰省が可能で、生活拠点としての安心感がある。
- ある程度の貯金があること:収入が不安定な時期や突発的な出費に備えることができる。
- 旅行や新しい環境が好きであること:リゾート地での生活を楽しめる柔軟性と好奇心がある。
筆者はコロナ禍で沖縄のゲストハウスを廃業し、実家に戻った後、リゾートバイトを始めました。
当時、貯金はまったくありませんでしたが、借金がなかったことと実家があることが幸運でした。
実家があることで荷物の管理や生活拠点の確保が容易になり、身軽にあちこちで働くことができています。

マジで実家に感謝!
リゾートバイトは住み込みで寮費・光熱費・食事付きの条件が多く、生活コストを抑えながら働ける点が魅力です。
しかしローン中の持ち家や賃貸で家族と同居している場合、リゾートバイトは厳しくなるでしょう。
夫婦でリゾートバイトをしている方と会いましたが、賃貸の固定費が負担となり、住居の見直しを検討していました。
リゾートバイトは年齢や経験、多様なバックグラウンドを持つ人々が活躍できる場。
50代でも自分の状況や希望に合わせることで可能なので、働き方の一つとして検討する価値はあると思います。
50代から始めるなら貯金は必須!
バイトリゾートは、衣食住の負担が非常に少なく、ほぼゼロに近い環境です。
ただし、繁忙期と閑散期、次の勤務地へ移動する際の休み期間など、会社員とは違い収入が全くない日が発生する可能性があります。
例えば、
- 同じ勤務地で1年間働く場合は問題ないかもしれません。
- しかし、2~3ヶ月ごとに移動する場合は、収入が途絶える期間が発生することも。
そのため、ある程度の貯金があると安心して働けます。
FIREやセミリタイヤの感覚で資金を運用しながらリゾートバイトをするのも一つの選択肢です。
50代リゾートバイトのメリットと現実
- 人手不足の現場では歓迎される → 慢性的な人手不足の為、50代以上も積極的に採用。
- 接客経験が活かせる → 飲食業や接客はもちろん、営業や受付なども含めた仕事も活かせる。
- 短期間の仕事も多い → 数週間からOKの求人があるので、気軽に試せる。
- 住み込みで働ける →家賃や光熱費、食費がかからない条件が多い。
👉 リアルな話
挨拶しない派遣バイドが一定数いる
3つの職場で社員さんに聞いてみたところ「どうせ2~3ヶ月のバイトだから」と特に注意されないとのこと。
「作業さえしてくれればいい」という雰囲気なので、あまり気にしないのがストレスを溜めないコツ。
将来困るのは本人なので、気にせず、『アホはほっとけ!』くらいの気持ちでいます。
👉 リアルな話
派遣の若い人と無理にコミュニケーションを取らない方がいい
会社員時代を思い出してほしい。
20代の頃、職場の50代とプライベートで遊びに行っただろうか?
リゾートバイト同士では上司と部下の関係がないため、一歩引いて接するのが無難。
仕事内容と注意点
50代のリゾートバイトを検討する際、これまでの経験やスキルを踏まえつつ、体力的な負担を考慮した選択が重要です。
リゾートバイトで募集される主な業務には、以下のようなものがあります。
- レストランサービス:接客経験が活かせる場面が多い。
- 調理:調理経験がないとできない業務。
- 調理補助:包丁を使わない盛付け業務が主体で未経験でも可能。
- 洗い場:体力が必要。
- 清掃:客室清掃や館内清掃など体力的な負担が大きい場合あり。
- フロント:接客や事務作業が中心。
どの職種も大変な部分があり注意が必要ですが、筆者は特に「清掃」(特に「客室清掃」)と「レストランサービス」に注意を払っています。
【客室清掃の注意点】
客室清掃は、一部屋あたりの清掃時間が短縮されて設定されている場合があり、限られた時間内に高いクオリティで作業を完了させなければなりません。
もし時間がかかりすぎると、厳しい指摘を受けることがあります。
この設定時間が誰に合わせているのか、いつも不満を感じています。
正直なところ、2~3ヶ月で去ってしまう派遣バイトに依存しているにも関わらず、長く働いているレギュラーメンバーを念頭に置いたタイムスケジュール自体が、不合理な方針だと筆者は考えています。
その結果、実際には、見えない部分の作業がかなり省略されているケースも見受けられます。
【レストランサービスの注意点】
仕事内容以上に、人間関係が難しいケースが多いです。
「お姉さん」と呼ばれるベテラン女性がリーダーとなるスタイルの施設(特に旅館系)では、独特のクセが強い方が多いです。
しかも、7~8名ほどのスタッフがいる施設では、お姉さんごとに仕事の進め方が異なるため、その流れに合わないと厳しい指導を受けることもあります。
つまり、指示内容が人によって大きく異なるということです。
非常に煩わしい状況です。
また厨房でも独特のクセがある人がいるケースが多く、パワハラに近い言動や嫌味、いやがらせと感じられる行動が頻発することもあります。
なぜこんな人がいるのか、本当に疑問に思うことがしばしばあります。
50代に限らず全世代に共通する注意点になりますが、仕事以外では健康管理、食事管理が重要です。
正社員と違って、休んだ日は収入がないわけですから、仕事以上に注意しています。
実際に筆者はこのような感じで健康管理・食事管理をしています。
健康管理
筆者は2~3ヶ月を目安にリゾートバイトの場所を変更しています。
そのため、都度現地に戻り、身体のメンテナンスを兼ねて行っております。
メンテナンス内容は「歯の定期健診」と「整体」です。
リゾートバイト先でも歯科や整体・整骨院を探していますが、場所によっては十分なではない場合もありますので、地元に戻った際は必ず通院しています。
食事管理
バイトリゾートではまかないがない場合や、弁当、バイキング残り、食堂での注文など様々な食事条件が用意されています。
特に弁当だと、食事が偏りがちな傾向があるため、カット野菜や納豆など購入し、また複数種類のサプリメントを併用して栄養バランスを整えています。
まとめ・感想
筆者の肌感覚では、50代でもリゾートバイトは十分可能!
実際に56歳の筆者が約3年程続けてますからね。
リゾートバイトと言いますが、ようは仕事。
寮、シフト、体力、給与、待遇をチェックしながら、「のんびり働きたい」「接客経験を活かしたい」など、自分に合った仕事を見つければいいでしょう。
おわり
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