沖縄のソウルフードの一つヤギ料理をそれなりに堪能した経験をもつ筆者。
次は北海道のソウルフードの一つ羊「ジンギスカン」を堪能しまくろうと思いつきましたwww
今回2022年12月初旬 「札幌市すすきのジンギスカン縛り2泊3日食べ歩き旅」で訪れた5軒を紹介します。
さぁ、食べにいこう
食べた肉は3種類 ラム、マトン、ホゲット
筆者が訪れたジンギスカン店は5軒、頂いた肉は3種類「マトン(おとな)、ラム(こども)、ホゲット(中間)」の内2種ラム、ホゲット
あるお店の方に聞くと、提供する肉は個人店は生ラム、大手はマトンってパターンが多いらしい。
生ラムは臭みが少なくやわらかい肉なんだけど、提供できる数量から個人店は生ラム、マトンは味付け冷凍したものを「ど~ん」と準備できるので、大手(○○ビール園やだるま)がマトンって感じ。
ホゲットは正直レアでしょう。
ジンギスカン5軒満足のクオリティ
札幌羊料理居酒屋 ジンギスカン ひょっとこ
友人に「美味しいジンギスカン屋さんに連れていって」のリクエストで連れていってもらったのが、中島公園駅徒歩1分の「札幌羊料理居酒屋 ジンギスカン ひょっとこ」
ジンギスカンと言えば「円錐状のジンギスカン鍋」を思い浮かべますが、「ひょっとこ」では「七輪の炭火を利用した網焼き」で頂きます
肉は仔羊のラムを使用した【ジンギスカン・塩生ラムジンギスカン・昔風味付ラム】の3種類で900円(税込)
「塩ラムジンギスカン」、「ジンギスカン」「昔風味付けラム肉」、「仔羊の叩き」どれも柔らかく絶品。
もちろん臭みは全くなし。
炭火網焼きでじっくり食べるスタイルは、ガツガツっていうより、落ち着いていただく大人ジンギスカン。
友人お勧めの「塩ラムジンギスカン」、「仔羊の叩き」が特に美味しくて、地元民が通うのもうなずけるジンギスカン屋さんでした。
元祖滝川花尻ジンギスカン 狸小路店
タレ漬の味付ジンギスカンは「滝川式」と呼ばれ、滝川味付ジンギスカンのタレには3系列あり、その一つである「花尻商事」の流れをくむ「花尻ジンギスカン」。
2021年3月に閉店した「花尻ジンギスカン」を現在のオーナーが味を忠実に継承し、2022年8月にオープンしたのが現在の「花尻ジンキスカン」。
定番のジンギス鍋で焼くジンギスカン、火はガス。
筆者がイメージしていたジンギスカンはこのスタイルで、「花尻商店」が「1970年、ジンギスカンの真空パック包装を取り入れ、燃料をプロパンボンベに切替えた」のが始まりとのこと。
花尻ジンギスカン(味付)550円(税込)は他店では見かけない安さ。
味だけでなく、価格も昭和から伝統的に続いてるね
しっかり味付けされたラム肉は、柔らかさに濃い味が加わり肉々しさを感じます。
ジンギスカンやお好み焼きなどのソース使った料理に合うワイン「羆の晩酌」
確かに濃い味の料理にぴったりな辛口ワインでしたね。
滝川市は「味付けジンギスカン発祥の地」で「滝川式」と呼ばれる滝川味付ジンギスカンのタレは「松尾」、「滝川会館」、「花尻商事」の3系列あります。
花尻商店は精肉店にタレの技術を伝授することで新しいブランド「花尻ジンギスカン(花尻肉店)」「美味の花尻」「小林ジンギスカン」「大畠精肉店」が生まれたそうです。
その滝川式のジンギスカンの内、「花尻ジンギスカン」、「小林ジンギスカン」、「松尾ジンギスカン」はふるさと納税の返礼品(北海道滝川市)となっており、ネット通販では「松尾ジンギスカン」が販売されています。
ジンギスカン 羊飼いの店 『いただきます。』
昼間から営業している焼肉屋さんが少ないのと同じで、夜の街すすきので、昼間にジンギスカンが食べられる店は意外と少ないんですよね。
少ないとは言え昼間から営業しているジンギスカン屋さんはあり、その内の一軒が「ジンギスカン 羊飼いの店 いただきます。」です。
2022年12月現在、メニューの価格表示は税別なため、ジンギスカン980(税別)なので、1,078円が税込価格になります。
また小学生から席料(お通し)363円(税込)と1ドリンク制となっています。
設定料金が高いと印象を持つ人も多いのではないでしょうか?
筆者は高いと感じました。
スタイルはジンギスカン鍋と炭火。
「鍋に塗った脂身は、下に置くと脂が散って危ないから、使用後鍋の頂点に置いたまま」と指示のもと、焼いた厚切りの羊肉は牛肉のような美味しさ、タレも良しと満足できるジンギスカンでした。
羊飼いクッパ(小) 693円(税込)
煮込んだ羊肉は意外とスカスカな食感で、ほんのりとした羊の臭みがあり、筆者は羊臭は山羊臭と同じに感じましたね。
焼きでは臭みがなかったので、この臭みで「羊を食べてる」と言う実感がわきましたwww
ジンギスカン 羊飼いの店 『いただきます。』の羊はサフォーク種と言う高級種のようです。
サフォーク種(サフォークしゅ、英語: Suffolk)は、家畜として飼育されるヒツジの一品種である。顔まで羊毛がはえておらず、黒くなっているという特徴がある。
引用:Wikipediaより
主に羊肉をとるために飼育されている肉用種である。
サフォークとは、肉の王様と言われる高級品種でお肉の専用品種です。羊肉の99.5%を輸入に頼るなか、生産から加工、熟成、販売まで一貫して行っています。
引用:ジンギスカン 羊飼いの店 いただきます。ウェブサイトより
また店の方に「ラム?」と聞いたところ、「ホゲット」と回答
かなりこだわっていると感じましたが、「席料と1ドリンク制」ってのが、引っかかるんですよねwww
小学生も1ドリンクだからね
味の羊ヶ丘
店の看板を見ると、2Fは12時から営業し、1F,2Fとも深夜3時から4時まで営業されているらしく、今時珍しい長時間営業の「味の羊ヶ丘」。
スタイルはジンギスカン鍋と炭火。
特に指示はありませんが、鍋に塗った脂身は鍋に塗った後、頂上に置いて焼きました。
肩ロースに比べ脂が少ないもも肉なのに、ジューシーで食べやすく、そしてタレが美味い。
後からウエブサイトサイトを確認すると、タレには強いこだわりがあるようです。
<大将自慢の秘伝のタレ>
引用元:味の羊ヶ丘ウェブサイトより
こだわりのタレは正油ダレに10種類のりんごや玉葱などの野菜・果実などをブレンドし、1ヶ月間じっくりと熟成させています。
熟成させることにより、まろみのあるコクと深みと甘みがあるタレに仕上がります。
1番ダレ、2番ダレ、3番ダレとそれぞれの熟成度を 納得いくまで寝かせ、完璧になるまで一切使用しません。
それ程こだわり抜いたタレは食べ飽きしない、肉と調和したものに仕上がっています。
「ジンギスカン肩ロース980円(税込)」の他はソーセージを除くと「ジンギスカンもも肉920円(税込)」しか羊肉はありません。
このシンプルが筆者の好みで、もし近所にあれば、立ち飲み感覚で「生イチ、ロース(もしくはモモ)イチ」って感じで週一は通ってるでしょうねwww
極厚ジンギスカン専門 羊庭 工藤羊肉店
極厚推しの「極厚ジンギスカン専門 羊庭 工藤羊肉店」
スタイルはジンギスカン鍋と炭火。
脂身は鉄片に置いて焼くんですよね
そう言うお店もありますが、当店は違いますよ。
と言う感じで、脂身はどこに置いても良いってことでしたwww
今まで入ったジンギスカン屋さんの中で、一番スタイリッシュな店内だったので、「高いかな?」と思いきや、いたって普通www
なんとなく安心したよ
筆者はタン好きなので、まずは極上ラムタンから注文。
牛肉のタンと全く変わらないと言うか、牛肉以上の美味さでした。
さすが極上や
羊庭のウリである極厚生ラムショルダー880円(税込)
肩ロースより脂身は少なく硬いらしいですが、全くそんなことなく脂の乗ったジューシーな羊肉でした。
タレは2種類の醤油系なので、ソース系に比べ口の中がさっぱりなので、食後の渇きが少なくてよかったですね。
羊庭では注文が入ってから肉をカットしていました。
オーダーが入ってから一枚一枚丁寧に手切りし、さらなる旨味とやわらかさを引き出しています。
厚切りでご提供する生ラムジンギスカンは大満足の食べ応えで、やわらかくジューシーなのが特徴です!
引用元:極厚ジンギスカン専門 羊庭 工藤羊肉店ウェブサイトより
カウンター席だと、目の前でカットされるところを見られるので、新鮮な肉が食べていると実感がわきます。
ちなみにカットしている肉のブロックはでっかい業務用のブロックですよ。
まとめ・感想
ひょっとこ以外はすすきのをただ歩いてふらっと入ったわけですが、どれも美味しく外れはありませんでした。
その中で気づいたことがいくつかあります。
カウンター席がメインのソロ飯屋
ジンギスカン屋さんはカウンター席がメインで、ソロ飯が楽しみやすいことがよく分かります。
今回、カウンター席のみの店舗はジンギスカン 羊飼いの店 『いただきます。』のみでしたが、2012年2月筆者が訪れた有名店の「だるま」と「雪だるま」もカウンター席のみの店です。
老若男女問わずソロ飯お客さんが多く、「北海道民のソウルフード」なんだとよくわかります。
また筆者の想像ですが、「焼き肉と比較してメニューの種類が少ないので、ダラダラ何時間もそこで飲むのでなく、ある程度サクッと行く感じがジンギスカンで、その為、カウンター席が多いのかな?」って思いましたね
炭火焼がメイン・焼き方はミディアムレア
花尻ジンギスカン以外は炭火焼。
なぜ炭火焼店ばかりなのかは不明ですwww
ラムの店では焼き方は「ミディアムレア」をお勧めされましたね。
最初に鍋に野菜がセットされている
ひょっとこ以外はジンギスカン鍋だったのですが、席に着くと最初にジンギスカン鍋がセットされます。
その時既にもやしなどの野菜がのっています。
単品メニューで野菜が有る店と無い店あり、無い店は無料で追加できるそうですが、筆者は未確認です。
これも筆者の想像ですが、ジンギスカンを追加注文した時に野菜がなければ、置いてくれるのかなっと思っています。
羊と山羊の違い
筆者が経験した沖縄の山羊料理はヤギ汁、ヤギ刺し、ヤギそばがメインでハンバーガー以外の焼きはありません。
ジンギスカンは焼肉店のように「たたき」、「クッパー」、「ビビンバ」がありましたが、刺身はみかけませんでした。
何か理由があるのでしょうが、今のところ筆者は分かっておりません。
っという感じでジンギスカン縛り食べ歩きをしたわけですが、謎が残ったままなので、再度北海道に出向き調査してみようと思いますwww
羊肉はふるさと納税の返礼品で意外と多く扱っていますが、山羊肉はふるさと納税返礼品より通販の方が多いですね。
ジンギスカン屋さんはカウンター席がメインむしろカウンター席のみの場合があるので、グループで訪れる時は予約された方がベターでしょう。
おわり
ちなみに到着日の夜「ひょっとこ」、「花尻ジンギスカン」、翌日のランチに「いただきます」、夜「羊ヶ丘」、「羊庭」とガチでジンギスカン縛り、帰宅日は胃を休める為、地元まで食事は無しにしましたwww
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