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【熊野本宮大社】山や清流に囲まれ清々しい気持ちで参拝できる神社

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山や清流に恵まれた内陸にある熊野本宮大社は、雄大な自然の中で清々しい気持ちで参拝できる神社です。

筆者は7月下旬、熊野本宮大社→熊野速玉神社→熊野那智大社をドライブがてら巡りました。

今回は熊野本宮大社の記事になります。

ホウボウ

では、お参りしましょう

記事の内容は当時の情報ですので、現在とは異なる場合があります。

目次

熊野本宮大社

境内は撮影禁止

境内は撮影禁止となっています。

神門内の写真撮影は参拝記念のみで、SNSやブログでの発信はNGですので、気を付けてください。

筆者はうっかり発信防止の為、写真撮影は行いませんでした。

熊野三山で唯一朱色ではない神社

熊野速玉神社、熊野那智大社は共に鮮やかな朱色をした鳥居や社殿でしたが、熊野本宮大社は朱色に塗っていらず、木材の色のままです。

鮮やかな朱色もいいですが、木材をそのまま使用した場合、年数がたつほど深みのある色あいになり、歴史を感じます。

参拝の順序がある

建物の色だけでなく参拝の順序があるのも、熊野速玉神社、熊野那智大社と異なっています。

御朱印

御朱印は通常と特別御朱印の2種類。

駐車場

表参道入口横に無料駐車場があります。

同じような場所で、お土産屋さんも参拝者向けに駐車場を開放しています。

国道168号を挟んで反対側には、バス停・本宮大社前と和歌山世界遺産センターの並びに、熊野本宮館駐車場があります。

満車になると、熊野川沿いの河川敷駐車場が開放されます。

前後句熊野神社の総本宮?

熊野本宮大社の公式サイトにはこのように記載されています。

熊野本宮大社は熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心、全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮です。

引用元:熊野本宮大社公式サイトより

熊野本宮大社が熊野神社の総本宮が一般的な認識のようですが、筆者は熊野速玉神社の方のお話を聞いたり、調べた結果、疑問が湧いてきました。

熊野本宮大社は1871年(明治4年)熊野坐神社(くまのにますじんじゃ)として国幣中社に列格し、戦後1948年(昭和23年)、熊野本宮大社としてに神社本庁の別表神社に加列されました。

熊野本宮大社は社号を変更しており、本宮は所在地の本宮町の地名からとったものとなります。(熊野速玉大社談)

ただ以前の社号に坐があるのは、熊野の神と言えば本宮を推察されると熊野本宮大社公式サイトに記載しています。

熊野本宮大社は過去「熊野坐神社くまのにいますじんじゃ」と号し、熊野の神と言えば本宮のことを表していたものと推測されます。

引用元:熊野本宮大社公式サイトより

熊野速玉大社公式サイトでは、熊野大神が最初に降臨した場所は新宮市の神倉山で、降臨したゴトブキ岩は神倉神社の御神体として祀られており、神倉神社から熊野速玉大社へ熊野大神が勧請されています。

神倉神社は、熊野大神が熊野三山として祀られる以前に一番最初に降臨された聖地です。
天ノ磐盾という峻崖の上にあり、熊野古道中の古道といわれる五百数十段の仰ぎ見るような自然石の石段を登りつめた所に御神体のゴトビキ岩があります。

熊野速玉大社は、まだ社殿がない原始信仰、自然信仰時代の神倉山から、初めて真新しい社殿を麓に建てて神々を祀ったことから、この神倉神社に対して「新宮社」と呼ばれています。

引用元:熊野速玉大社公式サイトより

このことから「神倉神社が元宮、熊野速玉神社が新宮」の関係ですが、「熊野本宮大社が本宮、熊野速玉大社が新宮」の関係ではないことがわかります。

しかし熊野の神が降臨したと言われる場所が、熊野本宮大社にもあります。

そこは熊野本宮大社の境外末社・真名井社。

熊野本宮大社の御朱印マップに記載されています。

お参りして気が付いたのですが、熊野速玉大社の神門の扁額には「全国熊野神社総本宮」とありますが、熊野本宮大社には「全国熊野神社総本宮」の扁額が見当たりませんでした。

熊野速玉大社神門の扁額

また熊野速玉大社の御朱印には「全国熊野神社総本宮」とあるのですが、熊野本宮大社にはありません。

熊野速玉大社 御朱印
熊野本宮大社 御朱印

「全国熊野神社総本宮」の記載は、熊野速玉大社公式サイトにはなく、熊野本宮大社公式サイトにはありますが、「熊野三山評議会」公式サイトには、総本山についての記載はないです。

結局どちらが総本宮なのかは分かりません。

しかし地名だけど「名称に本宮がある」と、世間一般に熊野本宮大社が総本宮の認識になりやすいと筆者は感じました。

産田社(うぶた社)境外末社

熊野本宮大社の主祭神・家津美御子大神(素戔嗚尊)の母神・伊邪那美大神の荒魂をお祀りする社で、女性の護り神です。

御利益は「出産をはじめ、あらゆる物事を生み出す力を授かる事ができる」とされています。

御朱印は熊野本宮大社の社務所で授与されます。

大斎原(おおゆのはら)旧社地

大斎原(おおゆのはら)は熊野本宮大社がかつて鎮座していた旧社地です。

キャンプやドッグランなどをしたくなるような雰囲気がありますが、禁止です。

旧社は熊野川・磐田川・音無川が合流する中州にありましたが、1889年(明治22年)の大水害で、多くの社殿が流失。

流失を免れた社殿が、現在地に移築されています。

確かに大斎原そばに川が流れており、洪水被害にあいやすい場所だったと言えるでしょう。

川岸からみた大斎原の鳥居。

川岸とそれほど高低差はありません。

御朱印は熊野本宮大社の社務所で授与されます。

真名井社 境外末社

熊野の神の最初の降臨地とも伝えらています。

真名井は神聖な水の涌く井戸を表し、新年1月7日熊野本宮大社で行われる八咫烏神事の初水は、真名井社の井戸から汲んで執り行われています。

ただし2023年7月24日現在通行止めの為、真名井社には行けません。

御朱印は熊野本宮大社の社務所で授与されます。

まとめ・感想

筆者は神社仏閣マニアではないので、御由緒にそれほど詳しいわけではありません。

ただ社号に本宮があったので、熊野三山・熊野神社の総本宮は熊野本宮大社と勝手なイメージを持っていましたが、熊野三山全てを参拝し、いろんな言伝えや記録があることはとても興味深いものでありました。

そこから、熊野は古くから人々の熱い信仰に支えられた聖域であることがよく分かります。

熊野本宮大社は自然豊かな内陸部にあり、木材色の社殿で落ち着いた雰囲気の中、筆者は清々しい気持ちで参拝できました。

おわり

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