岡山【備中高梁城】現存する12天守唯一の山城、絶景の天空の城

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岡山県高梁市にある備中松山城は、現存天守12城の一つで、天守が現存する唯一の山城です。

ちなみに日本人が大好きな三大○○で表すと、備中松山城は日本三大山城(岐阜県岩村城、奈良県高取城)の一つでもあります。

今回、2023年6月に訪れた【備中松山城】を紹介します。

記事の内容は当時の情報ですので、現在とは異なる場合があります。

ホウボウ

では、登城してみよう

目次

絶景の天空と眺望

現存12天守の内、松本城が平城で、姫路城など10城は平山城、備中松山城は現存12天守唯一の山城です。

標高430mの臥牛山小松山山頂にそびえ、9月下旬から4月初旬(とくに10月・11月)には雲海に包まれる幻想的な姿を見ることもでき「天空の山城」とも呼ばれています。

天空にそびえ立つ城壁の上から眺める雲海の景色は、まさに絶景と言えるでしょう。

参照元:じゃらんnet

筆者は雲海の景色は見ておりませんが、天守のふもとから、周囲に広がる美しい山々の自然の風景や城下に広がる町並みなどを楽しみました。

ただ天守からは雄大な景色を楽しむことは難しいです。

復元された城のように、観光向けに外を見えやすくするような造りではない現存する天守ですからね。

ざっくり言うと、わずかな隙間から除くと言う感じになります。

結論としては、城下の景色を堪能する場所は、城内からでなく城外の二の丸からということになります。

武士や兵士たちも登った山道

備中松山城天守へは、山道で登城する為、その険しさから天然の要塞であることを体感できます。

駐車場は臥牛山の8合目あたりにあり、そこから天守まで、約20分ほど山道を登ります。

当時の武士や兵士たちも、この山道を登ったのでしょう。

軽装の上、靴で天守までゆっくり歩いて登る我々と違って、何百何千の兵士たちが鎧をつけた上、ダッシュで登るわけですよね。

今は整備されていますが、当時は獣道みたいなもんでしょう。

「兵士って、たいしたもんだなぁ」っと感心するばかりですwww

駐車場のお土産売場に登城絵図がありますので、必ず手に取りましょう。

3つの国指定重要文化財:天守・二重櫓・三の平櫓東土塀

現存12天守は5天守が国法、7天守が国指定重要文化財に指定されており、備中松山城では、天守・二重櫓・三の平櫓東土塀が国の重要文化財に指定されています。

天守

二層二階の層塔式の天守は、高さ約11mと現存12天守の中で最も低い天守ですが、「山の頂上によく建てたなぁ」とまずは感心しました。

臥牛山は大松山、天神の丸、小松山、前山という4つの峰の総称で、現在の備中松山城と言えば小松山の天守ですが、1240年、秋庭重信が大松山に砦を築城したのが、備中松山城のはじまりとされています。

全体図でも大松山城跡(青枠部分)は、現在の備中松山城(赤枠部分)より、さらに山奥にあり、山全体を要塞にしている作りになっています。

そして、1683年(天和3年)、水谷勝宗(みずのやかつむね)による大改修で、現在の形になったそうです。

どの城も改修はありますが、もし戦前に生まれていたら、改修駆り出されていたのでしょう。

瓦を背負って、天守まで登るわけですよね。

8合目まで車で行ってからのではなく、ガチのふもとから。

ホウボウ

生まれ育ちが、昭和世代中末期で良かったよ

二重櫓

天守の背後の北側にある二重櫓は、天然の岩盤の上に石垣を築いて建てられています。

備中松山城には14棟の櫓がありましたが、二階建の櫓は二重櫓のみで、他の二階建ての建物は天守だけ。

櫓唯一の2階建てが、天守の背後にあることなど勘案すると、天守に次いで重要な建物であったと言えるでしょう。

普段は外観しか見ることができず、イベント開催時に開放されます。

三の平櫓東土塀

手前の水平な部分が江戸時代土塀で、それ以降は修復時に石段に沿って延長した部分で、江戸時代の部分のみ国の重要文化財に指定されています。

二の丸と大手門跡

登城絵図で「二の丸はもっとも広くお弁当を食べたりするのに最適。城下を見下ろしたり、記念撮影をしたりできる。」と紹介さている二の丸。

ホウボウ

ここで弁当を食べるのは勇気がいるかもw

登城絵図で「天然の岩盤の上に石垣を築き、さらに土塀を建てる。山城の魅力である天然と人口のコラボレーションがよく表れている。」と紹介されている大手門跡。

ホウボウ

ある意味、一番見ごたえがあったね

備中松山城へのアクセス

備中松山城へのアクセスルートは高梁市のホームページに詳細がありますが、注意すべきは平日と土日祝の違いです。

参照元:わたしあうまち高梁市より

平日は車で8合目まで行けますが、土日祝は鶴見橋公園駐車場からの有料シャトルバス利用になるので、注意が必要です。

また平日も、駐車場へ行く道路の入口にスタッフがいるので、その指示に従います。

入口とは八合目の駐車場の間で、無線による通行可否を確認を行っています。

例えば上り車両が通行している場合は、下りをストップし、全車両が八合目駐車場まで来るの待っています。

なぜなら、ところどころガードレールもない狭い道の為、離合は無理なんですね。

ただ対向車は来ないので、安心しては運転できます。

まとめ・感想

と言う感じで、備中松山城に行ってきました。

とにかく、「この山頂に資材を運んで、よく建てたよなぁ」と感心するばかりでした。

筆者が訪れた時の天気は曇りでしたが、おかげ様で汗もかかずに登城できました。

曇りなので写真映えはしませんが、「真夏の暑い日に登城するよりはいいかな」ってとこが筆者の感想ですwww

備中松山城は、NHK大河ドラマ「真田丸」のオープニングに使用されているので、ちょっとしたロケ地巡りにもなりましたね。

天守や二重櫓そして天然の岩盤の上に石垣を築き、さらに土塀を建てるなど、当時の優れた建築技術を垣間見ることができ、また山頂からの眺望も素晴らしく、歴史の息吹を感じる満足な観光となりました。

おわり

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