今回は関越自動車道湯沢ICから国道17号線で約15kmところにあるかぐらスキー場 田代ステーションを起点にかぐらスキー場を滑走しました。
かぐらスキー場には他に「みつまたステーション」があり、関越自動車道湯沢ICから国道17号線で約8kmのところにあります。
3月20日から低気圧の影響で降雪が始まり、筆者が滑走した3月22日午前中はめちゃくちゃ吹雪いていましたが、午後から晴れる予報となっていました。
吹雪いていた時間がかなりありましたが、パウダースノーでの滑走と晴れた時の絶景に癒され、結論から言うとかぐらスキー場で大変満足な滑走ができました。
今回は3月22日滑走した「かぐらスキー場」のレビュー記事です。
では、滑ってみよう
かぐらスキー場とは
3つのエリアからなるかぐらスキー場
かぐらスキー場はかぐらエリア・みつまたエリア・田代エリアの3つのエリアからなるスキー場です。
リフト券売場やレンタルショップ、駐車場やバス停のあるステーションは、今回筆者が利用した田代ステーションとみつまたステーションの2ヶ所あります。
かぐらエリアはみつまたステーションから行く方がスタンダードですが、田代エリアからも連絡道を滑走していくことができます。
3エリアが一つになるかぐらスキー場は、多彩なコースを楽しめるビックゲレンデと言えるでしょう。
ちなみに、かぐらスキー場は20245月年5月中旬まで営業予定となっています。
田代エリア営業期間: 2023年12月16日(土)~2024年05月06日(月・振休)
かぐら・みつまたエリア営業期間:2023年11月23日(木・祝)~2024年05月19日(日)
世界最大級の長さを誇るゴンドラで苗場スキー場と連結
かぐらスキー場田代エリアと苗場エリアは世界最大級の長さを誇るドラゴンドラで結ばれています。
約25分間かけて、苗場スキー場側のドラゴンドラ山麓駅から田代エリアの山頂駅までの5481mを進みます。
かぐらスキー場3エリアと苗場スキー場をまとめて滑走することができるリフト券・Mt.Naebaは、2023年12月16日(日)~2024年4月7日(日)まで販売されています。
Mt.Naeba1日券は8,000円でドラゴンドラの乗車も可能です。
しかしドラゴンドラ運行期間は2023年12月23日(土)~2024年3月24日(日)な為、今シーズンは残念ながら乗車できません。(3月27日当記事アップ)
3月25日以降は車もしくはシャトルバス移動となります。
湖を望む絶景に癒される‼快晴時は絶対田代エリア
田代アスエリカコース(X1)で田代湖に向かって絶景を堪能しながらの滑走が、田代エリアの最大の魅力。
田代アスエリカコース(X1)は、田代第1高速リフトから田代湖に向かって一直線に滑走する初級コースの為、誰もが絶景に癒されながら滑走できます。
ただ筆者が滑走した3月22日の天気は午前中は吹雪で、癒しどころか凍えていましたwww
ただ13時を過ぎたあたりから、天気が回復し絶景に近づいてきました。
完璧な快晴と言うわけではありませんが、田代湖へ向かっての滑走はとても気持ちよく、すがすがしい気分になります。
この日はこれ以上晴れることはないだろうと思い帰路に向かいましたが、ロープウェイ乗り場に到着したら、急に快晴に。
午前中の景色が180°変わりました。
ここまで晴れると田代湖を望む絶景を堪能しながら滑走したくなります。
っといことで滑走することに。
時間的に田代アスエリカコース(X1)での滑走は移動時間とリフトの運転時間の関係から厳しかったので、田代第2ロマンスリフトからスカイラインコース(U2)を滑走しました。
田代第2ロマンスリフト下を田代湖に向かって滑走。
リフト下はコースでは無い?
非圧雪のフワフワ状態の中を滑走していきます。
緩斜面のふかふかした非圧雪エリアはターンせずに直滑降で一気に滑りきらないと、板が沈んでいる為、雪の抵抗で止まってしまいます。
止まるだけならまだしも、こけたら最悪www
身体が雪に沈んでしまっているから、立ち上がるのも一苦労です。
リフト下の非圧雪エリアを抜けると、スカイラインコース(U2)に入り、田代湖を左手に見ながら滑走します。
ほぼ貸切状態で、快晴の田代湖を望む絶景を堪能しながらの滑走は、めっちゃ癒されましたね。
ずっと吹雪の中すべってたからw
田代エリア~かぐらエリア 初級中級コース移動だけど大変
かぐらスキー場田代エリアからかぐらエリアまで移動ですが、結論から言うとタイトです。
コース自体は初級・中級コースのみですが、緩斜面のアップダウンや水平が多く、スキーでも面倒なのに、ボードはさら大変です。
写真のコースは、奥側が上りになっています。
最初の勢いでそのまま上るわけですが、それだけでも上りきれないのに、ふかふかの新雪がで板が沈み、ほぼ無理ゲー状態www。
筆者はスキーをセレクトしたので、まだマシでしたが、ボードは悪戦苦闘していました。
移動時間は40分程度はみた方が良いでしょう。
田代エリア~かぐらエリア 移動ルート紹介
移動ルートは分岐点に案内板があるので、迷うことはありませんでした。
移動時間が意外とかかるので、ゲレンデを滑るより移動しているだけにならないように、できるだけ速やかに移動することをお勧めします。
田代ロープウェイ→T1(初級)→田代第2ロマンスリフト
田代エリアへは田代ロープウェイでゲレンデに向かいます。
田代ロープウェイ降車後、田代第2ロマンスリフトを目指します。
滑走ルートは、T1(初級)T2(中級)T3(上級)の3ルート。
T2が最短距離ですが、なかなかの斜度がある中級コース。
最初のひと滑りには、ちょっと手ごわいコースなので、筆者はT1(初級)を滑りました。
筆者は実際に帰り間際にT2を滑走しましたが、中級以上のコースに感じました。
T1は幅がせまい林間コースですが、パウダーの新雪のおかげで、滑りやすいゲレンデ状況となっていました。
ちなみに苗場からドラゴンドラで田代エリアに移動した場合、一度田代第2高速リフトに乗って、U1田代レディースコースを滑走し、田代第2ロマンスリフトを目指します。
田代第2ロマンスリフト→X2(初級)→X1(初級)→田代第1高速リフト
次は田代第2ロマンスリフトから田代第1高速リフトを目指します。
田代第2ロマンスリフト降車後、X2(初級)田代第1高速リフト連絡コースからX1(初級)アスエリカコースに合流し、田代第1高速リフトに乗車します。
U1(初級)田代レディースコースを眼下に、田代第2ロマンスリフトで上がっていきます。
田代第2ロマンスリフトを降車し、進行方向右(写真では左方向)へ滑ります
かぐらエリア、X2(初級)田代第1高速リフト連絡コースを滑ります。
写真奥側がX1(所l級)田代アリエスカコースとの合流地点になります。
田代第1高速リフトから田代ロープウェイや苗場スキー場方面のドラゴンドラまでの所要時間が示してありますが、中級レベルでの所要時間なので、初心者はプラスアルファで所要時間を計算した方が良いです。
田代第1高速リフトはフードカバー付きなので、吹雪いてる時には助かります。
田代第1高速リフト→Y1(初級)→田代第6ロマンスリフト
次は田代第1高速リフトから田代第6ロマンスリフトを目指します。
田代第1高速リフトを降車し、Y1(初級)田代湖コースを滑ります。
このコースは15:00に閉鎖するので、移動時間を十分に確保してエリア移動をしなければなりません。
吹雪きの中、誰もいない林間コースは緊張感が走ります。
田代湖コースはY3(上級)チャレンジバーンの終了地点と合流し、田代第6ロマンスリフトへ向かいます。
第6ロマンスリフト乗車口。
筆者の田代第6ロマンスリフト乗車口到着時は、次の田代第8ロマンスリフトが吹雪で運休中だった為、かぐら連絡コースが準備中になっていました。
この準備中の意味が分からず、みんな目指してたんだよなぁ
第6ロマンスリフト→Z1(中級)→田代第8ロマンスリフト
次は田代第6ロマンスリフトから田代第8ロマンスリフトを目指します。
第6ロマンスリフト降車口。
吹雪の中、写真を取りながらゆっくりとは言え、ここまで約1時間かかっています。
進むコースはZ1(中級)かもしかコース。
リフト降車口から少し滑ってから、進行方向左に分岐します。
Z1(中級)かもしかコース。
新雪パウダーの雪煙まきまくり滑走は、興奮しますね。
がーん‼
田代第8ロマンスリフト到着して、リフトが動いてない事を知る筆者。
仕方ないのでUターンを兼ねて、田代第6ロマンスリフトのY2(中級)ダイナミックコースを滑走しました。
これはラッキーで、新雪パウダーでのノンストップ滑走にめっちゃ興奮w
クセになる面白さがありますね。
2本目を滑ろうとしたら、第8ロマンスリフトが運転開始したので、かぐらエリアへ向かうことにしました。
田代第8ロマンスリフト→H2→F3→かぐら第1高速リフト
次の第8ロマンスリフトからかぐらかぐら第1高速リフトへ移動で、田代エリアからかぐらエリアへ移動完了となります。
田代エリア第8ロマンスリフト降車口。
ここで田代エリアとはお別れになります。
H2(中級)田代ーかぐら連絡コースへ進むには、かぐらスキー場リフト券を購入した人に限ります。
田代エリア券では行けませんので、注意してくださいね。
H2(中級)田代ーかぐら連絡コースこの斜度ですが、実はここから先が大変。
F3(中級)かぐら連絡コース入ったら、ほとんど水平でしたね。
マジでスキーで良かったよ。
ボードだったらしんでたわw
かぐら第1高速リフトに到着し、移動終了。
写真を撮りながらだったり、田代第8ロマンスリフトが止まって、ダイナミックコースで遊んだりしたけど、移動にはかなり時間がかかりました。
移動時間約1時間50分。
また上り坂や水平部もあり、かなりタイトな移動ルートでした。
ちなみに帰りはわき目もふらず移動したので、田代第1高速リフトまで約30分で戻りました。
かぐらエリア
この日は第5ロマンスリフトは視界不良の為、運休。
かぐらエリアのトップへは行けませんでした。
1時間50分かけたのに、残念(涙)
吹雪いていることもあって、みつまたエリアまで下るのは止めて、フードカバーが備えられているかぐら第1高速リフトエリアを滑走することにしました。
かぐら第1高速リフト降車地でも標高1,700mあります。
F1(中級)かぐらメインゲレンデ
F1(中級)かぐらメインゲレンデは、幅広く滑りやすいコース。
中間地点で左方向のF2(中級)かぐらメインゲレンデ迂回を利用すれば、初級者でも滑走できます。
F4(上級)ジャイアントコース
F1(中級)かぐらメインゲレンデの途中から分岐するF4(上級)ジャイアントコースは、緩急の変化に富み最大27度のハードな斜面、雪上車も入らない自然のままのコース。
降雪時には非圧雪の滑りを楽しめるご機嫌なコース。
コース入口でストックを刺してみると、非圧雪であることが分かります。
コース入口付近でかなりのふかふかな状態なので、コースのど真ん中はもっとふくふかの非圧雪でしょう。
そこで転ぶと、沈んでしまってにっちもさっちもいかない状態になるので、筆者はジャイアントコースの滑走はあきらめました。
筆者にとって非圧雪パウダースノーを滑走イメージは、中高生時代見ていたTV番組「SKI NOW」。
この雪煙をまき散らしながらの滑走に魅せられていましたね。
ゲレンデ食堂
筆者がランチをしたゲレンデ食堂は、田代第1高速リフト乗車口そばの「レストラン アリエスカ」。
空間が広い店内は、ゆったりできて疲れを癒してくれます。
メニューの写真を撮り忘れたましたが、メニューはカレー、丼などがっつり系が主流。
カレーは金沢のゴーゴーカレー監修で、推しメニュー。
筆者が注文したのはカツカレー1,800円(税込)。
金沢のカレーのように黒くはないですが、金沢カレーの特徴の一つであるキャベツの千切りが盛られています。
スキー場特有のショボい薄カツでなく、しっかりした肉厚カツで衣もサクサク。
筆者の肌感として、価格、味、ボリュームがマッチしたゲレ食でした。
田代ステーション リフト券売場 駐車場など
田代ステーション スキーセンターはリフト券売場、レンタルショップ、田代ロープウェイ乗車口となっています。
リフト料金には田代ロープウェイ、みつまたステーションのみつまたロープウェイの乗車料金も含みます。
支払方法は現金、クレジットカード、電子マネー各種が利用できます。
スキーセンター奥右側が田代ロープウェイの改札口。
15分毎にロープウェイが出発します。
駐車場は800台分あり、平日無料、土日祝1,000円(大型車¥2,000)です。
まとめ・感想
っという感じで、かぐらスキー場田代ステーションを起点に田代エリアとかぐらエリアを滑走しました。
午後の早い時間帯までは吹雪いていましたが、14時過ぎから快晴になり、田代湖を望む絶景に癒され、また2日前からの降雪でパウダースノーという事もあって、どのコースも滑りやすく、大変有意義な1日となりました。
今シーズン最後の滑走として、かぐらスキー場田代エリアを選択したことは、大正解。
越後湯沢の各スキー場の景色は、ほとんどが湯沢町や南魚沼市の街並みを望む景色ですが、田代エリアの田代湖を望む景色は、他には無い自然を感じる景色で心地良さ抜群です。
今シーズンは11ヶ所のスキー場に行き、どのスキー場も満足しましたが、筆者にとっては、かぐらスキー場田代エリアが一番のお気に入りになりました。
あとリフト券がもう少し安くなってもらえれば、嬉しいんですけどね。
おわり
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