紀伊半島は西側の和歌山県から東側の三重県まで太平洋に面しており、ダインビングスポットが点在しています。
串本と橋でつながっている紀伊大島は、紀伊半島南端のダイビングスポットです。
紀伊半島のダイビングスポットには離島がなく、橋で繋がっているとは言え、紀伊大島が唯一の離島と言えるでしょう。
今回は2023年8月20日に潜った紀伊大島・須江の海を紹介します。
では、潜ってみよう
冬の北風に強いダインビングエリア
紀伊大島・須江にはダインビングショップ・須江ダイビングセンター前の湾内がダイビングエリアになります。
引用元:須江ダイビングセンター
須江の特徴は、四方を囲まれており、風に強いエリアだと言えます。
北風が強い冬は、他のエリアがクローズしても須江だけはオープンしていると言った具合です。
また10月~3月の半年間のみオープンする内浦ビーチの人気は高く、冬季はボートよりビーチダイビングの方が多いとのことです。
ダイビングログ 2023年8月20日
水温は24℃~27℃と温かく、5mmウエットスーツで十分な温かさでした。
ただし8月14日~15日かけて直撃した台風7号の影響で、水中のにごりが残っており、透明度は7~8mってとこでした。
水温が上がってきたことにより、マクロ系の生物が活発にでてきており、数多くの生物を観察することができました。
ナギザギ
高低差が30m以上ある大きな根には、小生物がたくさん住み着いており、回遊魚も群れています。
クダゴンベ
ペアで仲良く泳いでいたクダゴンベ。
オルトマンワラエビ
ヒトデヤドリエビ
ヒトデを住居とするひとでヤドリエビ。
なかなか襲われることはないでしょうね。
ウデフリツノザヤウミウシ
正式名称は言えなくても、ニックネーム「ピカチュー」でわかるダイバーの方が多いと思う筆者www
2ダイブで3個体観察できました。
イサキ群れ
地蔵岩
傾斜が続く広い砂地と岩場がある穏やかなポイントの地蔵岩。
小さな岩場にもかかわらず、多くの生物が観察できました。
アオリイカ 卵
ガイドさんの話によると、「2匹のアオリイカが、台風7号で陸上から沈んできた木にアオリイカが産卵していた。」とのこと。
アオリイカは観測できませんでしたが、卵はしっかりついておりました。
アオリイカは産卵後お亡くなりになるので、全て産卵しきったあとかもしれません。
オオモンカエルアンコウ
オオモンカエルアンコウは3個体いました。
この住み家で擬態してるので、周囲同じような汚れがついたオオモンカエルアンコウ。
この子はまだキレイだけど、まるわかりwww
一番擬態が上手なオオモンカエルアンコウ
クマノミ幼魚
クマノミの幼魚が多数観測できましたが、このサイズが一番かわいい
クリアクリーナーシュリンプ
ウツボが口を開けるのを待っているクリアクリーナーシュリンプ。
すぐ口を開けて威嚇するうつぼが、なぜか閉じたまま。
クリアクリーナーシュリンプがウツボの口内クリーニングをするのを待っていましたが、今回は不発におわりました。
コケギンポ
穴から除く姿がキュートなコケギンポ
お世話になったダイビングショップ 須江ダイビングセンター
今回お世話になったダイビングショップは須江ダイビングセンターです。
ボートダイビングで出港する港は目の前で、ポイントまでは3~10分程度。
船はショップの目の前の港から出港なので、ダイビング1本ごとにショップへ戻るスタイル。
休憩時間はテラス席でのんびり過ごせます。
以前は廃校した小学校を施設施設として使用していたことで話題になっていましたが、2023年3月から現在の場所に移動しています。
タンクは通常のエアとナイトロックスの両方があります。
まとめ・感想
初めての紀伊大島・須江でのダイビングは非常に満足するのでした。
お世話になったガイドさんが次々とマクロ系生物を紹介してくれたので、透明度がイマイチの海も飽きることなく楽しめましたね。
橋でつながっている為、離島に感じにくいところがありますが、やはりそこは離島。
やっぱりのんびりした空気は流れておりおり、串本がかなりの都会に感じるほどでしたwww
また冬季限定オープンの内浦ビーチがとても気になるので、再訪してみたいダインビングスポットですね。
おわり
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