地元客でにぎわう宮古島「島の食堂」で、骨汁と宮古そばを味わう
宮古島市平良の中心部にある「島の食堂」は、地元客を中心ににぎわい、観光客も訪れる人気の定食屋。
宮古そばや骨汁、チャンプルーなど、昔ながらの沖縄料理がそろっています。
以前は焼肉屋として営業していたようですが、現在は定食やそばを中心に提供する、親しみやすい食堂にリニューアルされています。

今回は、2025年9月下旬に骨汁定食と宮古そばを堪能した「島の食堂」を紹介します。
グルメリポート
骨汁定食 1,210円(税込)
筆者が注文したのは、豪快な見た目に圧倒される「骨汁定食」。

まずは、このビジュアル‼
大きな丼に、豚の骨付き肉がごろごろとたっぷり!
旨みを吸った大根や豆腐が添えられ、ボリュームのある一品に仕上がっています。

骨からは、豚肉と髄から出た濃厚な旨みが凝縮されており、スープは見た目ほど濃すぎず、さっぱりとして飲みやすいのが特徴。
そのスープが、沖縄の豚肉の旨味を余すことなく引き出しています。
そして骨まわりの肉はやわらかく、箸で軽くほぐれるほど。

定食には白ごはんと小鉢、漬物が付いており、食堂らしい落ち着いた構成。
そして骨汁の味を調整するための塩とおろし生姜がセットになっており、まずはそのままの味を楽しみ、途中で塩や生姜を加えて、味の変化を楽しむのがおすすめです。
これ一杯でスタミナ満点、身体の芯から温まる沖縄のソウルフード。
ぜひ、味わってもらいたい一品です。
宮古そば 825円(税込)
店の看板メニューのひとつが「宮古そば」。
澄んだスープに三枚肉とかまぼこが映え、見た目からしてやさしい一杯です。

器は赤茶色の陶器製で、艶のある釉薬がスープの透明感を際立たせています。
鰹出汁の香りがふわりと広がり、見た目にも落ち着きのある仕上がり。
具材は三枚肉とかまぼこ、錦糸卵に刻みネギ。
定番の宮古そばらしい組み合わせで、彩りも美しい一杯です。

麺はやや平打ちのストレート。
もちもちとした食感ながら、後味は軽く、スープとの一体感が心地よい仕上がりです。


三枚肉は、箸を入れるとほろりと崩れるやわらかさ。

ひと通り味わった後は、コーレーグースで恒例の味変。
途中から少しずつ加えると、出汁の甘みと辛みが調和し、最後まで飽きずに食べ進められます。

スープの塩加減は控えめで、飲み干せるほどのやさしさ。
素朴ながらも丁寧に仕上げられた一杯でした。
店舗案内
「島の食堂」は宮古島市平良の市街地にあり、赤い暖簾が目印。
入口横のオレンジ色の看板には「宮古そば」「モリンガそば」「牛汁&骨汁」といった定番メニューが並びます。
以前は焼肉屋として営業していた店舗をリニューアルし、現在の食堂スタイルになったとのこと。

店内は木目調の明るい空間で、テーブル席が中心。
壁一面には手書きのメニュー札や料理写真がずらりと並び、地元客にも親しまれている雰囲気です。

セルフでドリンクや紅しょうが、コーレーグースを取るカウンターも設けられています。

| 住所 | 宮古島市平良西里992−2 |
| アクセス | 宮古島市街地から車で10分 |
| TEL | 0980-74-3006 |
| 営業時間 | 11:30~18:00 |
| 定休日 | 火曜日 |
| 駐車場 | 有り |
| 座席構成 | テーブル席 |
| 支払方法 | 現金、カード |
| ホームページ、SNSその他 | 食べログ |
メニュー
「島の食堂」の魅力は、その豊富なメニューのラインナップにあります。
壁一面に貼られた短冊メニューやホワイトボードには、定番の沖縄料理から定食、麺類、カレー、丼ものまで、多岐にわたる品々が並んでいます。



まとめ・感想
宮古島の「島の食堂」で、沖縄を代表する二つのソウルフード、骨汁定食と宮古そばを堪能しました。
結論から言うと、どちらのメニューも満足度が非常に高いものでした。
骨汁定食はボリュームがありながらも脂っこさが控えめで、食べ進めやすい。
筆者の好きな沖縄料理の内の一つが骨汁で、沖縄本島在住時代はよく骨汁を食べていたものでした。
今まで宮古島の食堂では見かけなかったので、この骨汁には大満足しました。
そして宮古そばはシンプルながらも丁寧に仕上げられており、出汁の香りが心地よく広がりました。
ホッと一息つきたい時にぴったりの、心に染みる優しい味でした。
観光の合間のランチにも、地元の食堂を探している人にもおすすめできる一軒です。
おわり

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