筆者の肌感覚では、冬の海鮮の味覚と言えば、断トツのトップはカニ、2番手グループは牡蠣、ふぐ、僅差の3番手グループにあんこう、ブリではないでしょうか。
他にものどぐろやキンメダイなどありますが、流通量の違いから全国どこでも気軽にお目にかかれないのが現実的ですね。
山口県下関市では高度な技術をもって適切に処理、加工された「みがきふぐ」は【下関ふく】としてブランド化されていたり、12月から筆者がリゾバしている山口県萩市は「真ふぐ」の特産地です。
今回は下関でお手軽にふぐ料理を頂けるお店「和や(なごや」、ふるさと納税の返礼品「大分県佐伯市トラフグ」を紹介します。
さぁ、食べにいこう
山口県下関市【和や(なごや)駅前店】 お手軽な価格帯のフグ料理
お店はもつ鍋やアンコウ鍋、焼き鳥、クジラなど多彩な料理がある居酒屋的なところがありますが、ふぐ料理がコースとしてあります。
筆者のは宿泊プランとして破格な価格でしたが、元々が破格な価格でふぐ料理がいただけるお店です。
筆者が頂いたふぐ料理全メニュー
ふぐ刺しの特徴は薄造りなんですが、和やのは厚めに感じますね。
アルコール類は別メニュー
ホテルの宿泊プランにもかかわらず、十分な量そして味も満足。
ふぐそのものはたんぱくで味気ないと感じる人もいるかもしれませんが、薄造りにした弾力にとんだ身肉数枚を一度にガツンと頂くところに筆者は醍醐味を感じます。
ただ和やのふぐ刺しは厚めだと思います。
ふくはあっさりしている為、少し口が寂しくなるので、お酒は辛口がお勧めですね。
今回の食事プランは、筆者は通常メニューのふくミニコース(4,500円)の内容は知りませんが、それぐらいの内容はあるでしょう。
ちなみに筆者は全国旅行支援を活用し、1泊2食6,840円(税込)と言う二度とお目にかかれない価格で、ふぐを満喫しました。
大分県佐伯市【ふるさと納税返礼品】ふぐと地酒
2019年度ふぐの漁獲高は全国1位は実は北海道、筆者はカニ、サーモンやほっけの印象が強すぎてふぐの漁獲高が日本一ってイメージは全くありませんw
2位以下は石川県、宮崎県、山口県、新潟県、福岡県と続き、大分は漁獲高としてはトップ10に入っていませんが、ふぐの産地としてなかなかなもんで、大分県の南部、臼杵市や佐伯市がふぐの産地となっています。
宮崎県が漁獲高3位なので、宮崎県との県境である大分県南部がふぐの産地と言うのはうなずけますね。
ちなみにglobe・KEIKOの実家は臼杵市でふぐ料亭の山田屋を経営しています。
写真は佐伯市【ふるさと納税返礼品】であるトラフグ刺しと地酒です。
付属のカボス醤油や梅肉でふぐ刺しをいただきます。
プリプリの食感と上品な味わいがあり、淡泊でも味わい深いところがふぐの特徴でしょう。
地魚には地酒が筆者のモットー。
なので地酒も大分佐伯市のもので、ふぐ刺しを頂きます。
創業明治18年の伝統酒蔵を再興し令和元年に誕生した「純米酒花笑み」は、穏やかな風味が特徴的で、綺麗な味わいの辛口純米酒です。
引用元:さとふる
ラベルには「カスミソウ」が描かれており、花言葉は無邪気・清らかな心です。
清らかな味わいの中にも少しやんちゃな味わいも併せ持っています
一年以上、熟成させた穏やかで落ち着きのある純米酒です
引用元:さとふる
辛口ながら、コク・旨味を併せ持つ食中酒向けで、佐伯産の魚介類にも良く合うお酒です。
まとめ・感想
カニよりふぐの方がコスパがいい
こんな感じでお店とふるさと納税の返礼品でふぐを堪能しました。
冬の味覚・高級魚のふぐですが、筆者はお勧めしますね。
カニは年々値上がりが激しく、2022~23シーズンも昨シーズンより高くなっています。
2022年は円高による燃料費高騰もありますが、ロシアのウクライナ侵攻もかなり寄与しており、タラバガニの94%、ズワイガニ(松葉ガニ、越前ガニのこと)も50%がロシアからの輸入と言われています。
それに比べフグは今のところそれほど値上がりはしていないので、2月に旬を迎える真ふぐはお勧めの冬の味覚と言えるでしょう。
とらふぐは養殖ものの流通が多いですが、筆者の記憶では真ふぐは天然ものしか流通していません。
その為、日常見かけるふぐ料理は「とらふぐ」と言う文字をよく見かけますよね。
ちなみに「とらふぐはふぐの王様」、「真ふぐはふぐの女王」と呼ばれています。
ふるさと納税の返礼品がお得
筆者はふるさと納税の返礼品でとらふぐ刺しを頂きました。
今回は大分県佐伯市に寄付しましましたが、山口県、熊本県などいろんな地域でふぐを返礼品として扱っていおり、楽天やアマゾンの通販よりも、ふるさと納税の方が多く扱っている印象があります。
なので筆者はふぐ刺を求めるなら「ふるさと納税の返礼品」の方をお勧めします。
まくまでも筆者の肌感覚ですけどね。
最後に、下関では「ふぐをふく」大阪では「ふぐ刺をてっさ」、「ふぐちりをてっちり」と異なる表現だけど、筆者は「ふぐ」、「ふぐ刺」、「ふぐちり」って言うけどw
理由はありますよ。
どこ行っても通じる言葉の方がいいじゃん
「ふく」と呼ぶ理由
ふぐは不具・不遇といった縁起が悪い言葉なので、縁起をかついでふく(福)にしたのではないかと言われています。
「てっさ」「てっちり」と呼ぶ理由
ふぐ食が禁止されてい江戸時代、大阪ではふぐのことを「てっぽう・鉄炮」と呼び、「テッポウ」を隠語としてふぐを流通させていました。
「毒にあたると死ぬフグ」と、「弾にあたると死ぬ鉄砲」をかけた洒落から「てっさ」、「てっちり」と呼ばれています。
おわり
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