クジラやイルカは日本では食糧として食べる文化が地域のよってはあり、今でも食料として流通しています。
筆者が8年在住していた沖縄本島北部の名護は、かつてピトゥ(イルカ)漁で賑わった街で、今でもピトゥ料理が食べられる飲食店があります。
そして和歌山県の紀南エリアでもクジラやイルカ料理を提供する店があり、「道の駅たいじレストラン」で食べることができます。
営業時間:平日11:00~13:30オーダーストラップ
土日祝11:00~14:30オーダーストラップ
定休日:不定休
駐車場:約50台
今回は2023年8下旬、イルカ料理をお目当てに訪れた「道の駅たいじ レストラン」を紹介します。
では、食べてみよう
実食
筆者はイルカ肉を食べるのは、今回が初めて。
イルカとクジラは同じ種類のクジラ目で、4m以上をクジラ、4m未満をイルカと区別しているだけなので、味や食感は同じだろうと推測しました。
いるかすき焼き定食 1,000円(税込)
筆者が注文した「いるかすき焼き定食1,000円(税込)は、すき焼き、生卵、白飯、みそ汁、ポテトサラダ、ひじき、漬け物2種といったラインナップ。
まずはイルカ肉をそのまま食べてみました。
初めてのイルカ肉の感想は、「美味い」。
クジラと一緒で、脂肪分が少なくあっさりなので、ジューシーさや柔らかさはなく、少しコリコリ・パサパサとした食感の肉でした。
筆者の感覚では牡丹鍋(猪)に似ていました。
すき焼きなので、次は卵をつけて食べてみました。
脂がついた肉もありますが、基本的にあっさりした肉なので、脂の乗った肉と卵が絡みあったような複雑味わいはなく、いたってシンプルでした。
野菜と一緒にごちゃまぜで食べると、野菜にしみ込んだ出汁の味がきいて、すき焼き感がでてきました。
脂肪分が少なくあっさりしたイルカ肉は、食べやすく満足のいく、すき焼きでした。
さしみ 800円(税込)
赤身の肉に脂身が少々のイルカの刺身。
とくに臭いは感じません。
まずは薬味を使用せず、醤油のみを少しつけて、食べてみました。
イルカはクジラと同じ種類なので同じ食感、味わいかと思いきや、赤身部分はクジラより濃厚。
脂身が一緒にあるので、口の中で脂身の甘さと赤身の肉が混ざった美味しい刺身でした。
次に生姜をつけて食べてみました。
脂身の甘みにアクセントがつき、さっぱり感が加わり、より美味しく感じました。
イルカの刺身は、例えて言うなら「馬刺しの赤身とたてがみを一切れにした」ような感じで、臭みはなく、肉そのものの味に脂身の甘味が加わった、美味しい肉でした。
メニュー
メニューはまぐろ、しらす、くじら、いるかの海鮮がメインで麺類やカレーなどなど。
価格は1,000円(税込)以下がほとんどで、かなりリーズナブルな価格帯です。
支払方法
現金で券売機
店内の様子
カウンター席とテーブル席
まとめ・感想
っという感じで、イルカ料理を食べてみました。
すき焼きはイルカと言われなければ、何の肉なのかは正直分からないほど、普通の肉でした。
さしみの方は普段食べる機会が少ない肉とわかる特徴的な外観ですが、味の方は全く問題なく美味しい刺身でした。
今回イルカは初めて食べたのですが、これまで食べた哺乳類の肉(牛、豚、馬、羊、山羊、熊、猪、鹿、クジラ)の中で言えば、猪、馬、クジラの要素を感じました。
すき焼きでは猪、刺身ではクジラと馬刺しに食感と味が似ている感覚があり、筆者にとっては食べやすく美味しい肉で、満足しました。
おわり
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