リゾートバイトは、若者に人気のアルバイトの1つですが、年齢が上がるにつれて厳しさや難しさが増すと言われています。
しかし「年齢は数字だけじゃない!」リゾートバイトを実践中の54歳のおっさんが、若いスタッフとの年齢差や厳しい業務にどう立ち向かい、楽しんでる体験談を紹介します。
筆者のリゾートバイト歴は契約期間トータルで約2年、現在は同じ派遣会社で3ヶ所目で連続10ヶ月目(6か月、2ヶ月、2ヶ月)に入りました。
ちなみに筆者が利用している派遣会社は、リゾートバイトダイブです。
結論:リゾートバイトは筆者にあっており、好きでやっている
筆者はリゾートバイトを好きでやっており、性に合っていると感じています。
ただ不満や不安はたくさんあり、ネガティブな感情をたくさん持っていますw
それを含めて、好きでリゾートバイトをやっているのが結論です。
前提条件:宿泊業界はブラックと認識で働く(筆者感想)
あくまでも筆者の感想ですが、宿泊業界はブラック率は高いと感じながら、それを前提で筆者はリゾートバイトしています。
ググるとブラックな理由はこんな感じでしょう。
- 長時間労働:宿泊業界では、夜間や週末などの深夜勤務や休日出勤が多いため、長時間労働が発生しやすい環境にある。
- 低賃金:宿泊業界は、一般的に非正規雇用が多く、低賃金で働く人が多いとされている。
また、宿泊業界は季節労働が多く、繁忙期以外は需要が減るため、安定的な収入を得ることが難しいという問題もある。 - 過酷な労働環境:宿泊業界では、清掃や客室整備、荷物運搬など、身体的に過酷な労働が求められることがある。
ただ正社員とリゾートバイトでは感覚が若干違います。
上記をリゾートバイトに目線を変えると、筆者の感覚はこうなります。
長時間労働→労働時間に対して拘束時間が長い
正社員や地元採用のパート・アルバイトの方は基本的に通しシフトで、つまり早番、遅番に分かれる事が多いのですが、リゾートバイトのメンバーは中抜けシフトで働くことがメインとなります。
従って朝4時間前後働き、休憩2~4時間、夜4時間前後働くといった具合に、忙しい時間帯にシフトが組まれます。
この休憩時間が中抜けになるわけですが、数時間後には仕事が待ってるわけですから、遊びに行くのはちょっと厳しいのが現実。
観光に行く強者もいますが、筆者は体力的に厳しいので昼寝にあてていますw
この中抜け時間を拘束時間ととらえると、長く感じるので、中抜けシフトが嫌いな方には厳しいでしょう。
中抜けシフトが多いと言うだけで、通しシフトを組む宿泊施設もありますし、フロント業務は通しシフトなので、そこは施設の募集要項を確認すればよいでしょう。
低賃金→可処分所得はそれなりにある
リゾートバイトの場合、住み込みバイトになります。
寮費無料、光熱費無料、食費無料この全てが無料だった場合、月の給料は安いかもしれませんが、可処分所得はそれなりにあるので、筆者は短期バイトとしては良いと感じています。
なので寮費、光熱費、食費についての条件は募集要項できちんと確認する必要があります。
筆者として、清掃や客室整備、荷物運搬など、身体的に過酷な労働は大きな問題ではありません。
それよりも一番の問題点は正社員が非常に少なく、多くの現場では非正規雇用で成り立っていることが問題です。
非正規雇用は地元のパート・アルバイトのレギュラーメンバーとリゾートバイトがおり、宿泊施設の働き手は圧倒的にこのメンバーがメインとなります。
いろいろ理由はありますが、端的に言えばそうしないと経営が成り立たないからです。
そして3年間のコロナ禍で派遣切りだけでなく、地元のパート・アルバイトを徹底的に減らしたので、今さら忙しいからと戻ってと声掛けしても、ブラックなところに戻る人は少ないのが現実。
なので慢性的な人手不足が、より一層の人手不足に陥っている宿泊業界。
ただ人手不足は経営者の都合のいい言い方であって、「給料が低いから、優秀な人材が来ないだけ」と筆者は考えてますけどね。
その結果、職種にもよりますが、宿泊客が少ない時は、リゾートバイト一人に任すって場合があります。
何かあった時の責任者になりうる社員が全く不在、時にはバイトが責任者的な立場になっています。
昔あった「名ばかり店長」みたいな感じなんですよね。
宿泊施設ではこの体制は普通なんですが、筆者はいつも不満と不安を感じます。
モンスタークレーマーが多い今の世の中、何の権限もないバイトに責任者的な立場においたり、バイト一人に現場を任すのは、経営者としてリスク管理としてどうなのか?と言う疑問を持つ筆者は、責任を負わせるなら、正当な賃金を支払った人材を配置することが、企業としては当然だと考えています。
ただ宿泊施設としては人件費のコストアップとなり、宿泊料金に価格転嫁はできない為、結果としてバイトに任せる。
こう言うところがブラックであり、またサービスの為の価格として宿泊料金に転嫁できない、そのコストアップを許容できないのが、日本の仕組みであり、宿泊業界がブラックになる要因と筆者は考えます。
宿泊業界だけでなく、どの業界でも同じことが言えますが、どんな人でも長年同じ現場で働けば、要領よくスピーディに仕事ができるようになります。
そして幹部、特に後から入った幹部は「○○さんが現場にいないと困る」といったマインドになり、そのベテランを重宝します。
なぜなら、幹部は「現場は○○さんに丸投げで任せば楽だし、その現場に詳しくない」からです。
そこで、その○○さんが曲者だったら、やっかいなんですよねw
口が悪く、人の好き嫌いだけでなくパワハラがあると大変。
そのベテランは他へ行くと、今のように自分が仕切って、楽に働けないことが分かってるから辞めません。
辞めたら困るって言うのは人数減で回らなくなることがメインで、ベテランがいなくなって困る職種は少ないはずです。
またそのベテランが原因で新しい人が辞めても、「また派遣を呼べばいい」的な考えがあり、幹部は気にせずベテランに任せた方が楽だから、多少の事は目をつぶっています。
この流れが、宿泊業界の現場で人材が育たない原因の一つであり、宿泊業界がブラックな理由の一つであると筆者は考えます。
54歳のおっさんがリゾートバイトに挑戦した理由
54歳おっさんが宿泊業界がブラックだと認識しながらも、リゾートバイトに挑戦祖続ける理由は「違う道を歩いてみよう」と思ったからです。
筆者は20年間のサラリーマン生活の後、沖縄でゲストハウスを開業するも、8年後コロナ禍で廃業。
現在は再開に向け、資金稼ぎと場所探しなどの情報収集をかねて、リゾートバイトをしています。
会社退職時、それなりに仕事ができるようにはなりましたが、それは単純に会社での肩書含め、自分自身の能力以外の要素が大きく作用していただけで、はっきり言えば「口だけで仕事が回る」状態になりつつありました。
リゾートバイトでは行くとこ行くところ、新人です。
54歳のおっさんだけどねw
リゾートバイトをしていなければ、30歳以上年下に仕事を教えてもらい、怒られ、あきられるなど、正直サラリーマンでは経験できなかったでしょうw
そのおかげで、人としての成長があり、多様な考え方を知ることもできました。
収入は低レベルではありますが、現代は人生100年時代です。
日本地図を作成した伊能忠敬は、江戸時代50歳代から年下の方に弟子入りし、測量の勉強を学びました。
人生、年齢を問わず、誰でもチャレンジできるということでしょう。
筆者にとってはリゾートバイトがそれだったと言うところです。
厳しい業務に直面する中、年齢差を感じる
リゾートバイトは、フロント業務や客室清掃など、体力やスキルを要する業務が多くあります。
筆者も当然ながら、厳しい業務に直面することがあり、若いスタッフとの年齢差を感じることもあります。
自分よりも20歳以上も若いスタッフが多い中、自分がどう立ち回っていいか迷いました。
なぜなら同じ立場だし、先にいる人は全員先輩になるからね
若いスタッフとはコミュニケーションの壁が生じることがあり、職場での居心地が悪くなることもあります。
しかし、年齢が上でも遜色ない働きを見せることで、周りのスタッフからの信頼も得られ、気持ちの面でもプラスになりました。
ただ毎回、筆者はそこに至るまでは、時間がかかりますけどね。
おっさんは物覚えが遅いからねw
しかし若いスタッフと交流することで、新しいことを学ぶこともでき、年齢差や厳しさはあるものの、自分自身の成長にもつながりました。
年齢に関係なく、挑戦することで新しい発見や成長があるかもしれません。
年齢に負けないために心がけたこと
筆者が年齢に負けないために心がけたことは、ある程度の「開き直り」です。
どの業界も人を雇う際には、「初心者なら若者」か「ある程度年齢がいってるなら即戦力」といった希望があるものですが、都合のいい採用はできないため、平凡な54歳の筆者でも採用されています。
リゾートバイトの業務内容は知識よりも労働力や暗記力を必要とするものが多く、若者との差が出ることもあるかもしれません。
そのため、「やっぱりおっさんはあかんわ」という空気を感じることもあるかもしれません。
筆者の場合は人並みになるまでに時間がかかったため、「使えないヤツ」と見られる期間が長く続いたものです。
悔しいけど、現実はしっかりと理解してるよ
ただ、そういった空気をまともに受けすぎると、メンタル的にもつらいことがあるかもしれません。
なので「できるやつを雇えや、でもこの時給では優秀な人材は来ないだろう」、「しょせんバイトだし、いつでもやめたるわ」とここまで極端に考えるとやりすぎですが、一所懸命に仕事しながらも、多少はそれぐらいの気持ちや、ふてぶてしさを持つことも必要です。
なぜなら、宿泊業界は基本的にはブラックだからですw
もともとブラックな上にコロナ禍の3年で派遣切りを含め、人材を切りまくった宿泊業界。
今さら忙しいからと言っても、ブラックなところに戻る人は少なく、人手不足も顕著。
ブラックな業界では、「開きなおり」と「多少ブラックな気持ちとふてぶてしさを持つ」ことで、筆者は働くことができています。
リゾートバイトの楽しみ方は車必須でソロ活
リゾートバイトの魅力・楽しみ方の一つが、新しい人との出会い。
仲良くなって、飲み会や観光など一緒に行くなど、楽しいことがいろんなブログや派遣会社の体験談に載っています。
確かにその通りですが、54歳の筆者にはそう言うことはほとんどありませんwww
50代おっさんのリゾートバイトの楽しみ方の結論は、ソロ活を楽しむことです。
旅好きの筆者は、
リゾートバイト先は車がないと不便な観光地が多いので、車の持込みは必須です。
車がないとソロ活は厳しいよ
筆者は休日はドライブ、観光、グルメを楽しむことで、オンオフの切り替えができ、充実したリゾバライフを過ごしています。
採用時の勤務期間2~3ヶ月がベター
募集要項に勤務期間があり、採用率を高くする為には、長期契約可と申告した方が良いわけですが、筆者は2~3ヶ月がベターだと考えます。
派遣会社からいろいろと情報提供してもらえますが、実際の勤務先の雰囲気、特に人間関係が分からないので、リスク管理として、筆者が我慢できる期間が2~3ヶ月程度だからです。
本当に嫌だったら、期間満了前に辞めても良いわけですが、勤務場所を気に入り、先方から契約延長の話がでれば、その時検討すればいいのです。
最初から長期にはせずに、短期の方が何かとストレスが少ないと筆者は考えます。
まとめ・感想
50代でリゾートバイトに挑戦し、仕事面では年齢差による厳しさやパワハラも経験しましたが、それでもやり遂げる姿勢を貫き、現地の人々からの信頼を勝ち得ることができました。
現在、以前勤務地から「今の場所が終了したら、来てほしい。」「社員になってほしい。」とのオファーが来たと、派遣会社から連絡がありました。
54歳でもニーズがあるのは嬉しいね
また仕事とプライベートの切り替えを上手に行い、現地の観光やアクティビティを楽しみつつ、自分自身を成長させることに繋がっています。
リゾートバイトは、短期間でありながらも自分自身の可能性を広げ、自分自身にとって新しい環境で働くことができる楽しさを実感しています。
リゾートバイトは、年齢に関係なく、新しいことに挑戦したい人にとって、人生において大きな収穫がある素晴らしい体験だと思います。
なので、50代でリゾートバイトと言う不安定な状況の筆者ですが、それほど迷いはありません。
故アントニオ猪木氏が、プロレスから引退する時に朗読された詩です。
おわり
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