筆者が8年住んでいた沖縄で飲む酒と言えば【オリオンビール】と島酒こと【泡盛】。
本土でもオリオンビールはスーパーやコンビニ、泡盛は酒屋さんで販売しているのを見かけますね。
実は本土でのオリオンビールの販売には決まりごとがあり、今回はその決まりごとをトリビアとして紹介します。
本土で販売されているオリオンビールトリビア
ラベルにはAsahiと記載
本土でのオリオンビールの販売はアサヒビールが行います。
以前はオリオンビールとアサヒビールは資本関係がありましたが、現在はありません。
ただ製造や販売など協力体制は今現在も継続されています。
なので資本関係は無いと言っても、そこはビジネス。
ラベルにはAsahiと記載されています。
製造元はオリオンビール名護工場
本土で販売されているオリオンビール
アサヒビールは販売のみ行い、OEMのように製造は行っておりません。
従って、オリオンビールの中身は全て沖縄県名護市の工場で製造しています。
沖縄県で販売されているアサヒスーパードライ
沖縄県で販売されているアサヒスーパードライは販売だけでなく製造もオリオンビールが行っています。
SUPER DRY 平成15年5月から、沖縄県内のアサヒスーパードライ缶350ml、缶500ml、樽10リットル、樽20リットルは、アサヒビールのライセンスによりオリオンビール株式会社が製造販売しております。
引用元:オリオンビール株式会社ウェブサイトより
2022年07月01日 追記
製造者・製造所がオリオンビールと記載されている沖縄のアサヒスーパードライ
沖縄から本土への卸は年2回
2022年3月現在、沖縄から本土への卸は年2回となっています。
アサヒビールが販売しているとは言え、直接エンドユーザーに販売しているわけではありません。
もしかしたら、アサヒビールの直営店があって、そこで販売しているかもしれませんが、そこは省きますね。
アサヒビールはスーパーや酒屋などに卸し、そこから私たちエンドユーザーが購入するわけですが、ある酒屋さんの話によると、アサヒビールがスーパーや酒屋に卸す回数が年2回です。
時期はおおまかに5月~6月前後と11~12月前後で、売切れたら次回の卸時期までは入荷待ちとなります。
本土でのオリオンビールとの出会いはレアだね。
本土ではビンの販売無し
本土ではオリオンビールのビンの販売はありません。
調べたけど、理由は不明
ビンのオリオンビールを飲みたい方は、沖縄旅行を検討しましょう‼
通販もあるけどね
缶ビールも本土では全種類販売されていない
こちらも理由は不明ですが、缶ビールも本土では全種類販売されていません。
例えば麦職人は本土では飲めません。
オリオンビールの親会社は投資会社
2019年、野村HD子会社の野村キャピタル・パートナーズ(NCAP)と米投資ファンド、カーライル・グループが設立した買収目的会社「オーシャン・ホールディングス」がTOBを実施し、その後少数株主の株も買い取るとしていました。
2002年、オリオンビールと包括的業務提携したアサヒビール(株)は、オリオンビールの株を10%保有する筆頭株主でしたが、TOBに応じ、買収目的会社「オーシャン・ホールディングス」に10%程度出資。
そして今もアサヒビール(株)は、沖縄県外でのオリオン商品の販売等の連携を継続しています。
まとめ・感想
オリオンビールは純度100%の沖縄のビール会社ではないことは、筆者としては少し寂しい気もしますが、沖縄でビールと言えばやはり「オリオン」。
ビール離れが激しい昨今ですが、最初の一杯は「生」が一番でしょう。
本土ではオリオンでの乾杯はレアなので、もしできる機会があればオリオンでの乾杯も面白いと思いますよ。
おまけ
ファミリーマートでは沖縄県定番の「ポークたまごを使ったおむすび」を販売しています。
オリオンビールと並べるととそこは沖縄w
ちなみにSPAMは商品名であって、沖縄では「ポーク」と言います。
沖縄土産の定番にSPAMがありますが、地元ではSPAMよりチューリップの方が食べられています。
ポークの原産国はアメリカやデンマークがほとんどで、それが沖縄土産の定番になっているのが面白いところです。
おわり
2022年06月23日 追記
2022年4月からオンエアのNHK朝ドラ「ちむどんどん」ラベル。
おそらく内地では購入できないだろね
コメント
コメント一覧 (2件)
Orionビールの現状とアサヒビールの関係性が分かり役に立ちました。
ありがとうございます。
私は川口の戸塚安行駅前でケンズタコスと言うOKINAWA食材を使った飲食店を3月より経営しております。
もちろん、Orion生ビールも取り扱っております。
こんにちは。
お役に立てて何よりです。
機会があれば、お店に伺いますね。