宮古島【菊栄食堂】昔ながらの宮古そばを昭和レトロな老舗で味わう
宮古島市平良の中心部にある【菊栄食堂】は、1948年(昭和23年)創業の老舗食堂。
店内には有名人のサインや昔ながらの家具が並び、まるで時が止まったような昭和レトロの空気が漂います。
老舗食堂さけあって、宮古そばは具材を麺の下に隠す昔ながらのスタイル。
澄んだスープと素朴な味わいが、地元の常連客にも観光客にも愛されています。
今回は、2025年7月下旬に宮古そば(700円)を堪能した「菊栄食堂」を紹介します。
グルメリポート 宮古そば 700円(税込)
注文したのは、昔ながらの盛り付けが特徴の宮古そば。
ただ、メニューには「そば」としか書かれていませんが(笑)
注文からほどなくして運ばれてきた宮古そば。
そばだけど、器がラーメン風ってとこにウケた筆者(笑)

後日再訪したら、違う模様ですがやはりラーメン風。
沖縄そばには、やちむん(沖縄の陶器)を利用することが多いのですが、ラーメン風は珍しいですね。
このラーメン風の器に、透明感のあるスープと平打ちの麺がたっぷり入っています。

スープはあっさりしながらもコクのある味わい。
一口すすると、出汁の香りがふわりと鼻に抜けます。

沖縄本島のそばとは一線を画す、宮古島独特のスタイルをもつ「宮古そば」。
箸で麺を持ち上げると、じっくりと煮込まれた三枚肉と、沖縄ではお馴染みの魚の練り物「かまぼこ」が登場。

麺はモチモチの平打ち麺で、しっかりとしたコシとつるみのある食感。
つるりとしたのど越しも心地よく、麺がスープによく絡み、 箸がどんどん進みます。

麺の下に隠れていた三枚肉は、しっかりと味が染み込んでいてとろとろの食感。
口の中でホロホロとほどける柔らかさです。

かまぼこの素朴な味わいは、そばの良いアクセント。
このかまぼこが、そばのいい味をだしてるんですよね。

ひと通りそのままの味を堪能した後、コーレクースを数的加えての味変。

コーレクースを加えることでそばを食べてる感が増していきます。
そして麺・スープ・具材の一体感が心地よく、最後の一口まで飽きずに完食。
食べ進めても飽きがこない、素朴で奥深い一杯でした。
店舗案内
【菊栄食堂】は、宮古島市平良港前に位置する創業1948年(昭和23年)の老舗食堂。
年季の入った渋い外観から、歴史を感じる佇まい。
店名の看板も、どこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。

店内もまた、昭和の時代にタイムスリップしたようなレトロな空間が広がります。
こちらのダイヤル式のピンク電話。
今も現役で、お客さんからの連絡もこのピンク電話にかかってきていました。

店内にはカウンター席とテーブル席があり、壁には有名人のサイン色紙がずらり。


住所 | 沖縄県宮古島市平良字西里13-6 |
アクセス | 平良港前 |
TEL | 0980-72-0663 |
営業時間 | 9:00~14:00(売切れ次第終了) |
定休日 | 日曜日 |
駐車場 | 無し |
座席構成 | カウンター席、テーブル席、座席 |
支払方法 | 現金のみ |
ホームページ/SNS | ホットペッパーグルメ 食べログ |
メニュー
菊栄食堂のメニューは、壁に貼られた手書きの札にシンプルに記されており、全てのメニューが700円という統一価格。
そば、みそ汁、カレー、トーフ、ゴーヤ、チャンポン、卵焼きと、どれもが昔ながらの食堂らしいラインナップです。

まとめ・感想
っという感じで、菊栄食堂で宮古そばを堪能しました。
菊栄食堂の宮古そばは、麺の下に具材を隠す昔ながらの盛り付けと、あっさり澄んだ出汁が特徴。
あっさりとしたスープと、モチモチの平打ち麺は、何度でも食べたくなる飽きのこない味わいです。
全品700円という明朗会計は、観光途中の軽い昼食にも、がっつり食べたい朝ごはんにも嬉しい価格設定。
昭和レトロな店内は居心地がよく、初めて訪れても不思議と落ち着ける空気感があります。
宮古島でローカルな雰囲気と味を楽しみたい方に、ぜひ立ち寄ってほしい一軒です。
おわり
コメント