「ぱいばら食堂」で、地元の宮古そばを静かに味わう
宮古島市下地川満の集落にある「ぱいばら食堂」は、地元の人に親しまれる食堂。
観光地からは離れた静かな通り沿いにあり、白い外壁とのぼり旗が目印になっています。

店内は素朴で落ち着いた雰囲気。
余計な飾りのない空間に、地元の昼どころらしい穏やかさがありました。
今回は、2025年10月下旬に宮古そばを堪能した「ぱいばら食堂」を紹介します。
グルメリポート 宮古そば 600円(税込)
今回、筆者が注文したのは宮古そば600円(税込)。
具材は豚肉とかまぼこ、刻みねぎのみ。

豚肉は三枚肉ではなく、脂の少ない赤身の部位。
味付けは控えめで、スープの塩気とともに素朴な旨みを引き立てていました。

麺はやや細めで、つるりとした舌ざわり。
ほどよくやわらかく茹で上げられており、スープとの一体感が自然に感じられます。

ひと通り味わった後は、コーレーグースで恒例の味変。
一気にピリッとした辛味と泡盛の芳醇な香りが加わり、パンチの効いた大人の味へと変化!
最後まで飽きることなく、熱々の一杯を堪能できます。

スープは豚と鶏を合わせた出汁を使っているとのこと。
塩味を抑えたあっさり仕立てで、動物系の旨みがじんわりと広がり、飲み口は軽やかです。

特別な一杯というわけではありませんが、価格を考えれば納得の内容。
地元の食堂らしい素朴な宮古そばでした。
店舗情報
宮古島の中心地から少し離れた場所にひっそりと佇む「ぱいばら食堂」。
店先にはのぼり旗が立ち、通り沿いからもすぐに見つけられます。
入口脇には数台分の駐車スペースがあり、車での来店もしやすい立地。
周囲は民家と畑が混じる静かな集落で、昼どきでも落ち着いた雰囲気が漂っていました。

お冷ややコーレクースはセルフで、カウンターに置いてあります。

店内は明るく、テーブル席が中心。
壁に貼られたメニュー札やテレビの音が、島の食堂らしい日常を感じさせます。

| 住所 | 宮古島市下地川満558-24 |
| アクセス | 宮古島市街地から車で20分 |
| TEL | 0980(76)3390 |
| 営業時間 | 11:00~ 女将さん曰く「15:00ぐらいと早目に閉店するかわり基本的に休み無し」 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | 有り |
| 座席構成 | テーブル席 |
| 支払方法 | 現金 |
| ホームページ、SNSその他 | 公式サイト 食べログ |
メニュー
壁一面に貼られた黒札には、そば類を中心に定食や炒め物まで幅広く並びます。
そばをはじめにポーク玉子やゴーヤー炒め、タコライスなどの沖縄家庭的なメニューがそろっています。

筆者が一番気になったメニューは宮古そば(具無し)500円(税込)。
具無し麺類と言えば「素うどん(かけうどん)」や筆者が子どもの頃あった「具無しやきそば」なら経験していますが、沖縄そばでの具無しは初めてみました。
まとめ・感想
「ぱいばら食堂」の宮古そばは、派手さはないものの、丁寧に仕上げられた一杯でした。
豚と鶏を合わせた出汁は軽やかで、脂っこさがなく、最後まで飲み干せるやさしい味わいです。
具材に使われていたのは三枚肉ではなく、脂の少ない赤身の豚肉。
柔らかく煮込まれていて、あっさりしたスープとの相性も悪くありません。
飾り気のない店構えや、静かな集落の空気も含めて、島の“ふだん”がそのまま残る食堂だと感じました。
おわり

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