宮古島【福屋】定食とそばが揃う、地元の食堂
筆者の宮古島滞在は、通算4か月半。
昔から食事はほぼ外食で、宮古島でもその生活スタイルは変わりません。
8年間ゲストハウスを営んでいた沖縄本島では、外食には困らない環境でした。
ところが宮古島は、本島よりも外食しづらい環境でした。
夜営業している飲食店は観光客向けが主流で、日常使いにちょうどいい街食堂が意外と少ないのです。
多くの街食堂は夕方16〜17時に閉店し、吉野家や大戸屋といったチェーン店を除けば、仕事帰りに食事できる場所は限られます。
さらに夜も営業している飲食店は観光客向けが多く、価格もやや高め。
日常使いを考えると、1,000円以下で食べられる食堂が現実的なラインです。
そんな中でお世話になったのが、地元の街食堂「福屋」。
18時以降に安価に食事ができる為、筆者にとって、島暮らしの定番食堂となりました。
今回は、2025年6月〜10月の滞在中に通った「福屋」を紹介します。
メニュー
壁一面に並ぶ木札メニューは、そば類から定食、丼ものまで種類豊富。
価格帯を見ると、1,000円未満の料理が半分ほどを占めます。
夕食にこの価格で食事ができるのは、外食派としては本当に助かりましたね。
宮古島では夜営業の食堂が限られるため、こうした手頃な価格帯の店は貴重でした。

了解しました。
7品すべて確認済みです。
では、あなたの方針どおり各料理を約200字ずつで構成したグルメリポートを提示します。
筆者トーンは控えめ、主観3割・客観7割で統一しています。
グルメリポート
みそ汁 700円(税込)
沖縄の定番汁物のひとつ、みそ汁定食(700円)。

丼のような大ぶりの器に、具だくさんのみそ汁がたっぷりと注がれています。
豆腐、白菜、卵、野菜が入り、軽いチャンプルーのような食べ応え。

やや濃いめのみそ味がごはんによく合い、これ一杯でしっかり満足できる一品でした。
野菜炒め 700円(税込)
キャベツ、にんじん、玉ねぎ、島豆腐、ポークを炒めた一皿。
調味はあっさりめで、素材の香ばしさが立ちます。
小そばとごはんが付いてこの価格はありがたい限り。

油っこさがなく、夜でも軽く食べられるのがうれしい。
家庭的で飽きのこない味付けが印象的でした。
チャンポン 700円(税込)
沖縄では、丼ごはんの上に野菜と卵をのせた“ごはんチャンポン”。
具材はキャベツ、玉ねぎ、ニラ、ポーク、卵とシンプルです。

甘めの出汁がごはんに染み、やさしい味わい。

ふんわり卵の下にごはんが隠れ、ボリュームも十分でした。
そば 700円(税込)
メニューにそばとしか書いていない場合は、通常は宮古そば。

ただトッピングの豚肉は三枚肉ではなくソーキに近い部位のもよう。
厚みがあり、脂身もほどよく食べごたえがあります。

ダシはカツオと豚のうま味が混ざり合い、最後まで飲み干せるほどやさしい。
具材の大きさ、味といい満足する一杯でした。
トウフチャンプル 700円(税込)
厚めに切られた島豆腐がごろごろと入り、野菜とポークを一緒に炒めた定番料理。

いったい何丁の豆腐を使ったのかと思うほどのボリューム。

これで700円は驚きのコスパ。
家庭の食卓に近い、日常感のある一皿でした。
チャーハン 700円(税込)
スパムや卵、ネギが入った王道のチャーハン。

油の加減がほどよく、具材のうま味を吸った米が香ばしく仕上がっています。

炒め油に少しラードの香りがあり、どこか懐かしい味わいでした。
オムライス 700円(税込)
薄く焼いた卵でケチャップライスを包み、上からケチャップをひと筆。
見た目は昔ながらの食堂スタイルです。

ライスにはベーコンや玉ねぎが入り、甘みと酸味のバランスがちょうどいい。
味噌汁と福神漬け付きで満足度も高く、懐かしさを感じる一皿でした。
店舗情報
建物は年季の入った鉄筋づくりで、入口横には自販機と「営業中」の立て札。
看板は色あせていますが、それもまた地元の食堂らしい味わいです。

店内は木の壁と畳敷きの小上がり席が中心で、テーブル席も数卓あり。

すべてセルフサービス方式で、食後はカウンターへ片付けるスタイルです。

| 住所 | 沖縄県宮古島市平良久貝1060−3 |
| アクセス | 市内中心部から車で約10分 |
| TEL | 0980-73-3986 |
| 営業時間 | 11:00~14:00 17:00~21:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | 有り |
| 座席構成 | テーブル席・座敷 |
| 支払方法 | 現金 |
| ホームページ、SNSその他 | 食べログ |
まとめ・感想
観光客向けの店が多い宮古島で、福屋は地元の暮らしに根ざした貴重な一軒です。
700円前後の定食は、昼食・夕食ともに利用しやすく、大助かり。
料理はどれも奇をてらわず、食べるほどにじんわりとおいしさが広がります。
みそ汁やチャンプルーなど、島の定番料理を気取らず味わえるのも魅力です。
筆者にとっても、長い滞在中に何度も通った“帰りたくなる食堂”。
観光の合間ではなく、暮らしの中で食べたい一軒として記しておきたいと思います。
おわり

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