那覇のディープな魅力!大衆食堂「ミルク」の安くて旨いとうふチャンプルーを味わう
那覇市牧志の「ミルク」は、昭和の面影が色濃く残る昔ながらの大衆食堂。
場所は国際通りから少し外れた路地にあり、観光客よりも地元客の姿が目立つ落ち着いた雰囲気が漂っています。
筆者が初めて訪れたのは2019年5月。
当時はゲストハウスを運営しており、ヘルパーさんと一緒にみそ汁(500円)を食べた思い出があります。

今回は、2025年11月初旬にとうふチャンプルー(650円)を堪能した「ミルク」を紹介します。
グルメリポート とうふチャンプルー 650円(税込)
今回、筆者が注文したのはとうふチャンプルー650円(税込)。
目の前に運ばれてきたとうふチャンプルーは、島豆腐を主役にした素朴な一皿です。

メインのとうふチャンプルーは、炒められた食材の香りが食欲をそそります。
キャベツ、にら、もやしがバランスよく混ざり、卵が全体をやわらかくまとめています。
味付けは、塩とだしで整えられた家庭的で優しい味わい。
油っこさはほとんどなく、具材一つ一つの味が感じられる素朴ながらも飽きのこない味です。

大きめに切られた島豆腐は、炒めても形が崩れず、口に入れるとしっとり。

付け合わせの汁物は沖縄そば。
卓上装備として、置いてある紅しょうがとコーレーグースを加えて、沖縄そばを楽しみます。


ミニ沖縄そばは、メインのとうふチャンプルーの邪魔をしない、食が進むセット構成で、この一食で沖縄の定番メニューをまるごと満喫できるのが最高。
定食としての満足度は650円(税込)とは思えない内容でした。
店舗情報
大衆食堂「ミルク」は、観光客で賑わう国際通りから少し入った場所、ディープな飲み屋街・桜坂にも近い立地にあります。
外観は、赤と黒の年季の入ったテント看板に「大衆食堂 ミルク」の文字が大きく掲げられており、その佇まいから昭和の食堂の歴史を感じさせます

店内は、カウンター席とテーブル席が中心で、内装のほとんどが木目調。

壁にはメニューの短冊が所狭しと並び、サイン色紙や額、そして「千客萬来」の額が飾られています。

観光地から近いながらも、地元の常連客が中心で、観光客が入りづらい「ガチの沖縄食堂」を探している人には特におすすめしたい一軒です。
| 住所 | 沖縄県那覇市松尾2丁目10-20 |
| アクセス | 国際通り・むつみ橋交差点(OPA前)より徒歩5分 |
| TEL | 098-863-0231 |
| 営業時間 | 10:00~19:30 |
| 定休日 | 日曜日 |
| 駐車場 | 無し |
| 座席構成 | テーブル席 |
| 支払方法 | 現金 |
| ホームページ、SNSその他 | 食べログ |
メニュー
沖縄そばやチャンプルーといった定番の沖縄料理から、定食、丼物まで幅広く提供されているのが特徴です


メニューの価格帯は、今回実食した「とうふチャンプルー」や「沖縄そば」の500円〜650円のゾーンが最も安く、定食類でも「ハンバーグ定食 800円」や「焼肉定食 900円」など、1,000円前後に収まるものが中心で、全般的に非常にリーズナブルです。
まとめ・感想
筆者が久しぶりに訪れた「ミルク」は、2019年にヘルパーさんと一緒に立ち寄った時と同じ、どこかほっとする空気が流れていました。
今回い頂いたとうふチャンプルーは、油控えめで、野菜も豆腐も食べやすい“日常の味”という印象。
島豆腐のしっとり感や、卵が全体をまとめるやさしい味付けに、しっかりとご飯が進む味わいです。
小鉢の沖縄そばも軽く、食後まで重くならないのが嬉しいところです。
国際通り近くという立地ながら、観光向けではなく、あくまでも地元の生活に根ざした一軒。
「安くて、旨くて、気取らない」。そんな食堂がまだ残っていることに、筆者としては少し安心さえ覚える訪問でした。
おわり

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