伊良部島で長年愛され続ける地元食ジャンボカツカレー
伊良部島の老舗食堂「民宿まるよし」では、宿泊客以外も利用できるランチ営業で、今も名物のジャンボカツカレーを提供中。
皿からあふれるほどのボリュームで知られるデカ盛りメニューは、観光客にも人気があります。

伊良部大橋が開通する前も、筆者は宮古島を訪れるたびに通っていましたが、2010年を最後に足が止まっていました。
そして今回、15年ぶりに再訪して再びジャンボカツカレーに挑戦。
長年“伊良部島のデカ盛り名物”として知られる一皿を、あらためて紹介します。
グルメリポート ジャンボカツカレー 1,200円(税込)
テーブルに届いた瞬間、思わず笑ってしまうほどの迫力。
直径30センチを超える皿に、ルーもカツもあふれんばかりに盛りつけられています。

横から見ると、カツが二段重ねになっているのが分かります。
そしてルーがこぼれ落ちそうなほどのボリュームです。

カレールーはスパイス控えめの家庭的な味わい。
筆者はスパイスの効いたインドカレーも好みですが、このまるよしのカレーには“家で食べているような安心感”があります。

厚めのカツは衣がざっくりと香ばしく、肉はどちらかといえばあっさり。
このボリュームでも重たすぎず、カレーとの相性がちょうどいい。
後半も飽きずに食べ進められました。

食べること20分。
無事完食しました。

15年前に食べたときの価格は、たしか800円か850円ほど。
値上げラッシュのいま、1,200円でこのボリュームを維持しているのは驚きです。
地元の方いわく、「島の人が気軽に食べられるように、できるだけ値段を上げていない」とのこと。
だからこそ、観光客が無理して注文して残すのは失礼にあたります。
完食こそが、この一皿への最大の礼儀。
そう思いながら、最後までしっかりいただきました。
店舗情報
今回ジャンボカツカレーをいただいた「まるよし」の本業は、もちろん民宿。
建物は1階が食事処、2階が宿泊施設になっているようです。
(筆者は宿泊したことがないので、あくまで外観からの印象です)

食事処は座敷とテーブル席の両方があり、広々とした造り。
昼どきには地元の常連客や観光客でにぎわいます。

| 住所 | 沖縄県宮古島市伊良部国仲86-12 |
| アクセス | 宮古空港から伊良部大橋を渡り約25分(伊良部郵便局そば) |
| TEL | 0980-78-5567 |
| 営業時間 | 11:00-14:00(Lo13:30) |
| 定休日 | 日・月 |
| 駐車場 | 有り |
| 座席構成 | カウンター席・テーブル席 |
| 支払方法 | 現金 |
| ホームページ、SNSその他 | 公式サイト 食べログ Instagram |
メニュー
店頭の看板には、手書きで「ジャンボカツカレー(1,200円)」の文字。
まるよしの定番メニューとして、今も健在です。

ほかにもエビフライ定食(1,200円)やフーチャンプルー定食(950円)、チーズチキン定食(950円)、とりから丼(950円)など、定食類が充実。
そば・カレーの欄には、ソーキそば(950円)やカツカレー(サラダ付・950円)が並びます。
どのメニューもボリュームたっぷりで、観光客だけでなく地元客の日常の一食として親しまれている印象です。
まとめ・感想
15年ぶりに訪れた民宿まるよしは、あの頃と変わらない空気をまとっていました。
ジャンボカツカレーは、見た目の派手さに反して穏やかな味。
家庭的でやさしく、食べ進めるほどにほっとします。
厚めのカツは衣がざっくり。
肉はあっさりとしていて、ボリュームのわりに重たくありません。
観光客には名物として、地元の人には日常の味として親しまれてきた一皿。
伊良部島を訪れるなら、ぜひ一度立ち寄ってみてほしいお店です。
おわり

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