香川県・四国霊場第75番札所・善通寺の近くにある和食処「魚七(うおしち)」は、地元の人が通う落ち着いた一軒です。
外観は控えめながら、店内には落ち着いた木目のカウンター席と、足を伸ばせる掘りごたつの小上がりが用意されています。
棚には全国各地の銘酒がずらりと並び、静かな空気が流れていました。



住所 | 香川県善通寺市上吉田町2丁目5−26 |
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営業時間 | 11:00〜14:00 17:00〜21:00 |
定休日 | 月曜日 |
支払方法 | 現金、カード、電子マネー |
TEL | 0877-62-0006 |
アクセス | JR善通寺駅から徒歩約10分 |
駐車場 | あり |
座席構成 | カウンター席、座敷、宴会場 |
ホームページ、SNSその他 | 公式サイト 食べログ |
今回は、2025年5月初旬に訪れた「魚七」でのランチのようすを紹介します。
メニュー
卓上には、印刷されたメニューを綴じたバインダーが置かれていて、定食から一品料理まで、和食を中心に多彩な料理がそろっています。
昼は御膳を、夜は単品を組み合わせての食事や晩酌も楽しめそうな構成です。
御前は刺身・焼魚・天ぷらなどの主菜別に分かれており、それぞれ1,000円台後半が中心の価格帯。
他に丼物もあります。


この日、入口の黒板には「おまかせ昼膳 1,600円(税別)」と掲示されていましたが、税込では1,760円となります。

この日のおすすめの魚は「鰆」になっていました。
西日本では、鰆が産卵のために瀬戸内海へやってくる5~6月にかけてが旬になります。
おまかせ昼膳 1,760円(税込)
この日いただいたのは、店頭の黒板に掲示されていた「おまかせ昼膳」。
お盆の上には、刺身・焼魚・天ぷらといった主菜が一揃いになっており、小鉢や漬物、汁物、さらに甘味までがセットになった、品数豊富な定食です。

焼魚は脂ののった鰆(さわら)の香草パン粉焼き。
表面にほんのりと焼き目がつき、香ばしい香草の香りが口に広がります。


刺身はハマチが1切れ、厚めに切られていて、ほどよい脂が感じられました。

天ぷらは、えび・なす・かぼちゃ・ししとうの4種。衣は軽く、素材の味を引き立てる仕上がりでした。

ひじきには大豆やこんにゃく、にんじんなどが加えられており、素材の風味が生きた優しい味つけ。

茶碗蒸しはだしの香りがやさしく、口当たりもなめらかでした。

ご飯は炊きたてで粒立ちもよく、味噌汁はやさしい味わい。
デザートには、抹茶プリンが添えられていました。

料理全体がていねいに仕上げられていて、ランチとは思えない満足感があります。
店内
店内には、木の質感を生かした温かみのあるカウンターと、小上がりの掘りごたつ席が整えられています。
席の間隔も広くとられており、落ち着いて食事ができる雰囲気です。


カウンターには、全国の日本酒や焼酎の一升瓶がずらりと並んでおり、地酒に力を入れていることがうかがえます。


また、カウンター席の足元にはカバン置きも設けられており、荷物が多い時でも安心です。

まとめ・感想
弘法大師生誕の地・善通寺から近くにある和食処「魚七」でいただいたおまかせ昼膳は、主菜三品に加えて小鉢・汁物・甘味までそろった、丁寧で充実した一膳でした。
香草パン粉焼きにされた鰆は旬の脂がのって香ばしく、天ぷらは軽やかな揚がり。
ひじき煮や抹茶プリンといった脇役も手を抜かず、全体に細やかな気配りが感じられました。
昼のひとときを落ち着いて過ごしたい方にとって、嬉しい一軒だと感じます。
なお、今回注文した「おまかせ昼膳」は当日の黒板に掲示された限定メニューでしたので、気になる方は事前に店頭で確認するのがおすすめです。
おわり
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