和歌山県那智勝浦は、「世界遺産・熊野古道」を、多くの外国人が歩いて目指してきます。
それは、数百キロにも及ぶ「道」の世界遺産として登録されているのは、熊野古道を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」と「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道」の2つしかありません。
2014年「熊野古道」が位置する和歌山県田辺市とサンティアゴ・デ・コンポステーラ市と「観光交流協定」を締結し「二つの道の巡礼者」と名付けられ、2015年2月スタンプラリーの「共通巡礼手帳」を開始したことから、よりインバウンドに人気がでてきました。
しかし、那智勝浦は世界遺産に登録されるずっと以前から、温泉とマグロで関西では人気の観光地であり、筆者も1990年代後半に、社員旅行で那智勝浦を訪れています。
「生まぐろの町」とうたっているだけあって、飲食店はマグロマグロのマグロだらけですwww
ちなみに那智勝浦のまぐろはふるさと納税の返礼品でもあります。
今回紹介するお店は、2023年6月下旬、筆者が「まぐろのカマ煮」を食べたお店「志びる、」です。
では、食べてみよう
朝8時から営業でマグロが食べらる
「まぐろの町」の那智勝浦ですが、朝からまぐろ絡みの食事ができる飲食店は少なく、街中のお店ほぼ全店と言ってもよいぐらい、11:00オープン以降のお店ばかり。
11:00オープンは早い方で、11:30や12:00もあり、筆者の肌感ではありますが、朝食にマグロはハードルが高く感じます。
そんな中数は少ないですが、8:00オープンのお店があり「志びる、」もその中の一つで、勝浦漁港前のにぎわい市場内にあるマグロ店です。
にぎわい市場は飲食店や物販を行っている場所で、数店の飲食店があります。
数量限定 鮪カマ煮 500円(税込)
ラインナップは、ボリューム満点の鮪カマ煮、特製まぐのろなめろう、しらすおろし、まぐろの身がたくさん入ったみそ汁、白飯。
このサイズは観光地なのに、かなりの安値ではないでしょうか。
身もしっかりついていますし、これは完全にお値打ち価格と言って間違いないでしょう。
お店の方に聞くとカマ煮は前日から煮つけるそうです。
味がしっかりしみ込んだカマ煮と白飯はもちろん相性は抜群、白飯のすすむことすすむことwww
あっと言う間に完食してしまいました。
特製まぐろのなめろう。
千葉県のなめろうとは、ちょっと違うかな。
江戸時代の和歌山県、当時の紀州は漁労技術が優れた地域で、イワシを求め、漁民や商人が房総半島に移住し、望郷の念から、白浜、勝浦など同じ地名をつけたといわれています。
また食文化では、紀州の醤油製造技術が伝わり、千葉県も醤油の産地になったとされます。
なめろうは和歌山県でなく千葉県の食文化と筆者は理解しているので、「逆輸入か」と思いながら、食べましたwww
こちらの特製まぐろのなめろうは店頭販売もしています。
しらすおろし、これは最後に食べる方がベターでしょう。
カマ煮の味で口の中をさっぱりするのに、今日のラインナップではしらすおろし以外ありませんからね。
今回は醤油を薄目にして、口の中をスッキリさせます。
鮪カマ煮をセレクトした理由
今回、鮪のカマ煮を選んだ理由は、にぎわい市場出入口でかま焼きを見た瞬間、焼いている匂いにやられましたwww
この匂いが、マジで食欲をそそったよ
焼きではなく煮になりますが、「5食限定」のキャッチフレーズで決めましたwww
注文方法は各店共通の券売機
にぎわい市場の飲食店では、共通の券売機があり、そこで食券を発券購入します。
ただ筆者はこの券売機が全店共通と認識しておらず、志びる、で直接支払いました。
そうりゃあそうですよね、刺身やなめろうなど店頭販売しているから、お店で支払いができますよね。
食券は現金のみですが、店頭ではキャッシュレスも可能ですからポイントもたまります。
わいは、現金のみの券売機は嫌いなんだよね
ご飯とみそ汁はセルフサービス
ご飯、みそ汁、水はセルフサービス。
みそ汁の具材がマグロなんですが、セルフということで、つい欲張ってマグロの身を相当入れたみそ汁になってしまいましたwww
好きに選んだマグロにプラス300円で、このご飯とみそ汁をつけて食べることもできます。
失敗したのは、かま焼きもこのシステムが使えるかは、確認忘れたことです。
飲食スペース
飲食スペースは建物内にありますが、屋外のウッドデッキスペースがお勧めです。
筆者がテーブルについた目線の景色はこんな感じです。
有料駐車場のみ 2,000円以上の利用で1時間無料
にぎわい市場には駐車場がないので、対面の有料駐車場の利用となります。
にぎわい市場や那智勝浦町内で2,000円以上利用すれば、無料になります。
車でソロ活だと、2,000円分食べない可能性もあるから、飲食だけだとコスパが悪くなるのがデメリットですね。
まとめ・感想
っという感じで、にぎわい市場内の志びる、で朝ごはんで鮪のカマ煮を食べてきました。
味、ボリュームとも満足する内容が、500円と言う驚き価格。
素泊まりの時には、ぜひともトライしてもらいたいお店です。
ただ数量限定なので、8時に行かれることをお勧めします。
ちなみに、那智勝浦のまぐろはふるさと納税の返礼品でもあります。
おわり
おまけ
マグロで有名な漁港は日本全国各地にありますが、温泉地とマグロがセットになった漁港って意外と少ないと思いませんか?
そもそも漁港と温泉地がセットになっているところが、少ないですからね。
そして世界遺産が加わり、夢のような3点セットの観光地ですwww
ちなみに和歌山県のマグロの漁獲量ですが、農林水産省「令和2年(2020年)漁業・養殖業生産統計」によると、1位静岡県(28,224t)、2位宮城県、3位高知県となっており、和歌山県は19位(924t)です。
勝浦漁港は漁獲量日本一とアナウンスしていますが、漁港別のデータがわからないので、筆者としては「ちょっとあやしい」と踏んでいますwww
漁獲量が日本一でなくても、味は変わりませんし、日本有数のマグロの漁獲量が多い漁港には間違いないです。
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