南湖だんご3種が付く南湖うどんセット(1,100円)をいただく
日本最古の公園として知られる、福島県白河市の南湖公園。
その園内に店を構える荻原屋は、南湖だんごをはじめ、うどんや甘味などを提供する老舗茶屋です。
店内からは南湖公園の湖畔を望むことができ、食事と甘味の両方を扱う茶屋として利用されています。

今回は、2026年1月下旬に南湖だんご3種が付く南湖うどんセット1,100円(税込)をいただいた「荻原屋」を紹介します。
グルメリポート 南湖うどんセット 1,100円(税込)
この日は「今季最強・最長寒波」と報じられていた2026年1月下旬。
南湖神社参拝を終え、冷え切った身体のまま、荻原屋の暖簾をくぐりました。
席に着くと、まずは一杯のお茶が運ばれてきます。

この一杯で、まず身体がほっと緩みます。
湯呑をよく見ると、描かれているのは白河藩主・松平家の家紋、菱梅鉢。

細かな部分にまで歴史を感じさせる演出で、身体だけでなく気持ちも落ち着きます。
この日、筆者が注文したのが「南湖うどんセット」1,100円(税込)。
主役のうどんに、名物の南湖だんご、箸休めのお漬物が付いた構成で、見た目にも賑やかなお膳です。

運ばれてきたうどんからは、食欲をそそる熱々の湯気が立ち上っています。
凍えるような外気の中にいた身体には、この視覚情報だけでご馳走です。

うどんの具材は、小皿に別盛りの天かす・ほうれん草・玉子焼き・花かまぼこ。
花かまぼこの模様も白川藩主松平家家紋の菱梅鉢。
南湖公園を築いた白河藩主・松平定信公への敬意を感じる、老舗茶屋ならではのこだわりですね。

出汁は比較的透明感があり、濃口醤油ベースながら重たさは感じません。

筆者は西日本の人間なので、透き通った出汁のうどんには馴染みがあります。
一方で、サラリーマン時代に住んでいた埼玉や東京では、東日本の濃い出汁が合わず、正直ほとんどうどんを食べてきませんでした。
それでも、この南湖うどんはすんなり受け入れられた。
正直、自分でも少し意外でした。
理由のひとつが、この麺です。

細いちぢれ麺で、見た目も食感も、どこかラーメンに近い印象。
店主に伺うと、ラーメンの製麺所に依頼しているとのことでした。
なるほど、と腑に落ちます。
「細くて柔らかく、食べやすいので女性に人気があります」との話も納得。
濃口醤油ベースの出汁でも重く感じなかったのは、この麺との組み合わせだったのかもしれません。
具材にほうれん草が使われているのも、いわゆる“うどんらしさ”から少し外れた構成で、この一杯にはよく合っていました。
そして、存在感があったのが玉子焼き。

箸で持ち上げると、思っていた以上の厚み。
脇役のはずが、しっかり記憶に残ります。
うどんを食べ終える頃、二杯目のお茶が運ばれてきました。

甘味をいただく準備として、これ以上ないタイミング。
セットに付く南湖だんごは、あん・みたらし・ごまの3種。
一口サイズの団子が並び、見た目にも可愛らしい一皿です。
どれも非常に柔らかく、甘さの方向性がそれぞれ違うため、食べ進めても飽きません。

うどんの余韻を残したまま、自然に甘味へ移れる流れ。
1,100円(税込)で、食事と甘味の両方をきちんと楽しめる。
南湖公園の茶屋らしい、納得感のある南湖うどんセットでした。
店舗案内
日本最古の公園、南湖公園の湖畔には、歴史ある茶屋やモダンなカフェが数軒点在しています。

その中の一軒が、荻原屋。
南湖公園の散策路沿いにあり、歩いていると自然と目に入る立地です。
暖簾に書かれているのは、「南湖だんご」ではなく、昔の表記である「南湖だんボ」。
現在の表記と違う点に、老舗らしさが感じられます。

店内はテーブル席が中心。
大きな窓に面した6人掛けのテーブル席は、1枚板で造られており、和モダンな雰囲気があります。

テーブル席のほかに座敷も用意されています。
こちらも1枚板のテーブルが使われており、落ち着いた空間です。

屋外にはテラス席があり、テラス席はペット同伴も可能。
天気の良い日は、南湖公園の空気を感じながら利用できそうですね。
| 項目 | 内容 |
| 住所 | 福島県白河市五郎窪40 |
| アクセス | JR白河駅から車で約10分、または東北自動車道「白河IC」より約15分 |
| TEL | 0248-23-3679 |
| 営業時間 | 10:00〜15:00(お団子が無くなり次第終了) |
| 定休日 | 金曜日 |
| 駐車場 | あり(南湖公園の共用駐車場を利用可能) |
| 座席構成 | テーブル席、座敷、テラス席あり |
| 支払方法 | 現金 |
| ホームページ、SNSその他 | X Instagram 食べログ |
メニュー
荻原屋のメニューは、名物の南湖だんごとうどんが中心です。
甘味で一息つきたい場面から、昼食としてしっかり食事をとりたい時間帯までを想定した構成。
食事メニューは、うどん単品のほか、団子が付くセットも用意されており、南湖公園の散策途中に立ち寄る昼食として利用しやすい内容です。

看板メニューである南湖だんごは、単品(500円)での注文が可能です。
コーヒーや紅茶、甘酒などと組み合わせたセットも用意されており、甘味利用のみでも立ち寄りやすい構成になっています。

さらに、訪問時には季節限定メニューとしておしるこもラインナップされていました。
もしお腹がそれほど空いていなければ、筆者はこちらを注文していたに違いありません。

また、南湖だんごはテイクアウトも可能で、お土産として買っていかれる方も多いようです。

全体的にリーズナブルな価格設定で、観光地の名店ながらまさに「憩いの場の甘味処」として利用しやすいと感じました。
まとめ・感想
っという感じで、白河市・南湖公園の荻原屋で南湖うどんセット1,100円(税込)をいただきました。
荻原屋は、2025年(令和7年)に創業100周年を迎えた老舗の茶屋です。
店主の話では、2025年はNHK大河ドラマ「べらぼう」の影響もあり、松平定信ゆかりの地である白河市に注目が集まった年だったとのことです。
その流れで南湖公園や南湖神社を訪れる人が増え、女性客も例年より多かったという話が印象に残りました。
筆者が訪れた日も寒波の最中でしたが、園内には人の動きがあり、南湖公園という場所の力強さを感じます。
荻原屋は、100年という時間を重ねながら、時代の変化を静かに受け止めてきた老舗。
南湖公園の散策で少し疲れた足休めに、歴史ある荻原屋で温かい一杯。
心もお腹もポカポカに温まる、冬の南湖公園らしい昼食でしたね。

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