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寒波到来のハチ高原&ハチ北スキー場!実際に滑って分かった魅力と気になる点

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2025年2月中旬、ハチ高原スキー場&ハチ北スキー場に寒波が到来。

2月17日から気温が一気に下がり、20日・21日は寒波が一時的に弱まったものの、22日から再び強まる予報が出ていました。

リゾートバイトの特典で無料リフト券はあるものの、乗れるのはハチ高原スキー場の一部リフトのみ。

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1日券やシーズン券などリフト券を購入すると、ハチ高原スキー場だけでなく隣接するハチ北スキー場も利用することができます。

せっかくならハチ北スキー場も含めて両スキー場を滑りたいと以前から思っていたので、今回はリフト券を購入して滑ることにしました。

2月21日はスキーとスノーボードの両方を楽しみ、寒波で雪質も上々。

実際に滑ってみて感じたことや、ハチ高原&ハチ北スキー場の魅力、気になった点を紹介していきます。

記事の内容は当時の情報ですので、現在とは異なる場合があります。

目次

ハチ高原&ハチ北スキー場の基本情報(リフト連絡・料金・駐車場など)

ハチ高原とハチ北のリフト連絡について

ハチ高原スキー場とハチ北スキー場は、鉢伏山の山頂を経由することで行き来が可能 です。

鉢伏山山頂はハチ北スキー場側になるので、ハチ高原スキー場から「鉢伏頂上トリプルリフト」に乗り、鉢伏山の山頂へ向かいます。

引用元:RAD観光ウエブサイトより
グーグルマップより

ハチ高原 → ハチ北

「鉢伏頂上トリプルリフト」 に乗り、鉢伏山の山頂へ。

鉢伏頂上トリプルリフト

山頂からは、ハチ北名物の超上級コース「北壁」、「樹氷コース」、「スカイロード」の3ルートあります。

引用元:ハチ北スキー場公式サイトより

ただ2月3日前後に雪崩と多数の大規模クラックが発生し、現在北壁と樹氷コースは滑走禁止となっています。

北壁はホントに壁で、筆者はここを滑る気がしないですねw

引用元:鉢音ちゃんねる

ハチ北 → ハチ高原(戻り方)

鉢伏山山頂から鉢伏頂上トリプルリフトに乗って下って帰ります。

ハイランドビュー(上級者コース)が滑走可能な場合 は、滑ってハチ高原へ戻ることもできます。

引用元:ハチ高原スキー場公式サイトより

リフト料金及び駐車場

公式サイトの料金表から抜粋した価格です。

ハチ高原・ハチ北のどちらで購入しても、両スキー場を利用できるので価格は同じですが、駐車料金が異なります。

スクロールできます
ハチ高原スキー場ハチ北スキー場
1日券大人 平日5,000円5,000円
大人 休日5,500円5,500円
シニア 60歳以上4,700円4,700円
小人3,500円3,500円
午後券大人のみ4,500円4,500円
回数券5回まで700円/回700円/回
駐車場ゲレンデ前(平日)1,800円1,500円
ゲレンデ前(土日祝)1,800円1,800円
丹戸・大久保・山麓(全日)1,000円~
旅館街(平日)1,500円
旅館街(土,日,祝)1,800円
リフト・駐車場料金表

実際に滑ってみた!寒波到来のハチ高原&ハチ北スキー場

20日から寒波が一時休息し、21日は晴れではないものの、吹雪の心配はなし。

2025.02.21ハチ高原スキー場

ハチ高原は前日まで圧雪作業が進み、適度な硬さのバーンに新雪が積もったことで、滑りやすいコンディションでした。

一方、ハチ北は標高が高いこともあり、よりサラサラのパウダースノーが楽しめる状態。

滑りごたえのあるゲレンデを満喫できました。

ハチ高原を滑走

ハチ高原の中央ゲレンデトリプルコースは、幅が広々としていて滑りやすいゲレンデ。

ハチ高原スキー場 中央ゲレンデトリプルコース

いつもは中央ゲレンデを横目に見ながら、高丸ペアリフトまで歩いている筆者w

実際に滑ってみると、幅広なゲレンデは安心感があって滑りやすいです。

この日はハチ北に移動を考え午前中はスキーで滑り、午後はボードで滑ったのですが、夕方になっても雪質は良く、パウダーでした。

15:20頃の中央ゲレンデ雪質

ハチ北を滑走

ハチ高原からハチ北へ移動すると、鉢伏山山頂に到着します。

鉢伏山頂には温度計があり、表示は‐4℃。

鉢伏山山頂 温度計

地元の方曰く、実際の気温はもっと低い可能性が高いようです。

「麓でマイナスなのに標高1200m超の山頂で‐4℃よりもっとひくいでしょう」とのこと。

ホウボウ

確かにそうだよね

2月27日、快晴のハチ・ハチ北を滑った時の温度計がこの写真。

ホウボウ

確かに壊れてるわw

鉢伏山山頂 温度計

ハチ北はトップトゥボトムで約4,000mのロングランが魅力の一つ

画像の黒線、山頂→スカイロード→中央ゲレンデ→野間ゲレンデのルートを滑走します。

北壁や樹氷コースからもトップトゥボトムできるのでしょうが、かなりハードでしょう。

ハチ北 トップトゥボトム コース取り

スカイロードは狭くも広くもなく、ほど良い幅で、森林の要素もあり気持ち良く滑れます。

ハチ北 スカイロード

画像は、中央ゲレンデに合流し振り返ってスカイロードを見たところ。

スピードが足りないと止まりやすいポイントが、この合流点『マロニエ広場』です。

中央ゲレンデからスカイロードを見る

2月27日に滑った時、スカイロードから『マロニエ広場』を見下ろした画像です。

この辺りは斜度がしっかりあるんですが、『マロニエ広場』直前で斜度が極端になくなり、その後は水平から気持ち上がる感じ。

このことをインプットしてないと、途中で減速して、痛い目にあうんですよねw

次の画像は野間ゲレンデ終点から見たところ。

幅広い滑りやすいゲレンデで、トップトゥボトムの仕上げにぴったりのゲレンデでした。

ハチ北 野間ゲレンデ

動画で見るとこんな感じですね。参考までに。

引用元:鉢音ちゃんねる

筆者もトップトゥボトムをしましたが、スキーで所要時間は約10分。

けっこう足に来ましたねw

ハチ北には人工降雪機が中央ゲレンデに装備されています。

人工降雪機

人工降雪機は中央ゲレンデに配備されており、関西でいち早くそして長くオープン(4月初旬頃まで)しているのが、ハチ北の強みでしょう。

中央ゲレンデ

両スキー場を滑走してみて

ハチ高原&ハチ北スキー場の魅力

ハチ高原とハチ北の両方を滑走すると、それぞれの特徴がよく分かりました。

ハチ高原は初級~中級者向け、ハチ北は初級~上級者まで楽しめるスキー場

ハチ高原はゲレンデの幅が広く、初心者でも安心して滑れる点が魅力。

広々としたコースは圧迫感がなく、のびのびと滑ることができます。

一方ハチ北は関西圏では珍しいトップトゥボトム約4,000mのロングコースが楽しめるのが特徴。

滑りごたえのあるダイナミックなコースを求める人にはピッタリのスキー場です。

また、ハチ北は鉢伏山の北側に位置するため、雪質がハチ高原よりも良いと感じました。

両スキー場はリフトと連絡コースで行き来できるため、状況に応じて滑りたいエリアを選べるのもメリット。

それぞれのスキー場に異なる魅力があるため、好みやレベルに応じて使い分けると、より充実したスキー体験ができると感じました。

また、筆者の体感では、ハチ高原&ハチ北スキー場はインバウンドのスキー客が比較的少なく、落ち着いて滑れる印象があります。

昨シーズン過ごした新潟の越後湯沢も多いとまでは感じませんでしたが、それ以上に海外からの来場者が少ないように思います。

沖縄でゲストハウスを運営していた経験もあり、インバウンドの良さは理解していますが、訪れる人のバランスが取れていることも大切だと感じます。

北海道のニセコや大阪の黒門市場のように、海外観光客向けの雰囲気が強くなると、地元の人にとっては少し距離を感じることもあるかもしれません。

その点、ハチ高原&ハチ北スキー場は国内客が中心で、ゆったりとスキーを楽しめる環境が整っているのが魅力的。

今後も、このバランスを保ちながら、訪れる人にとって快適なスキー場であってほしいですね。

気になる点

とにかく駐車場料金が高い‼

特にハチ高原は平日でも 1,800円

この水準は、他のスキー場ではあまり見かけません。

リフト代 5,000円 と合わせると、日帰りで 6,800円

筆者が昨シーズン(2023-24)過ごした越後湯沢周辺のスキー場では、平日の駐車場料金は無料 のところがほとんど。

リフト代は 5,000円~7,000円

当時6,000円を超えたスキー場は、

  • 新幹線駅直結 のスキー場
  • 国道沿いの大型ゲレンデ
  • 複数のスキー場をまたぐ共通券

などでしたが、2024-25シーズンは値上げ傾向なので、今年は 500円程度高く見積もる のが妥当でしょう。

そう考えると、ハチ高原&ハチ北のリフト代5,000円は決して高すぎるわけではありません。

しかし、駐車場1,800円 を加味してトータル金額を考えると、やはり割高に感じます。

高速リフトがあった?

もしかしたら高速リフト扱いのものがあるのかもしれませんが、 実際に乗ってみた限りでは、高速リフトと感じるものはありませんでした。

フードカバー付きリフトがない

悪天候時の快適性を考えると、 せめて1基ぐらいはフードカバー付きリフトがほしい ところ。

昨年滑った 石打丸山スキー場では、フードカバーだけでなく ヒートシート 付きのリフトまでありました。

石打丸山スキー場サンライズエクスプレス ゴンドラキャビン内部から
石打丸山スキー場サンライズエクスプレス チェアタイプ シートヒーター

そこまでの設備は求めませんが、フードカバーがあるだけでも 風雪の影響が軽減され、快適さが大きく変わる はずです。

1基ぐらいは悪天候時対応でフードカバー付きリフトがほしいものです。

コスト面では割高に感じる

ちなみに、石打丸山スキー場のリフト料金と駐車場は以下のとおり。

  • リフト1日券
    • 2023-24シーズン:6,500円
    • 2024-25シーズン:7,000円(ナイター含むと7,800円)
  • 駐車場
    • 平日・ナイター:無料
    • 土日祝:1,000円

さらに、雪質は新潟のほうが良質 なので、平日に限ればハチ高原&ハチ北はトータルコストが割高 に感じます。

まとめ・感想

ハチ高原&ハチ北スキー場は、それぞれに異なる魅力があり、連絡コースを使って行き来できる点も魅力的でした。

ハチ高原は広々としたゲレンデで初心者でも滑りやすく、のびのびとした滑走が楽しめるスキー場。

ハチ北は関西では貴重なロングコースがあり、滑りごたえのあるダイナミックなコースが魅力。雪質も良好でした。

実際に両スキー場を滑ってみて、それぞれの個性を感じながら思いきり楽しむことができました。

特にハチ北のロングコースを一気に滑り降りたときの爽快感は格別! ハチ高原の広々としたゲレンデものびのびと滑れて気持ちよかったです。

一方で、駐車場料金の高さは気になる点。

特に平日でも1,800円という設定は、他のスキー場と比べても割高に感じます。

筆者自身、リゾートバイトで滞在していなければ別のスキー場を選んでいたかもしれませんが、実際に滑ってみると、それぞれの魅力を再発見できました。

関西圏でトップトゥボトムのロングランを楽しみたいなら、ハチ北は間違いなくおすすめ。

反対に、広いゲレンデでのんびり滑りたいなら、ハチ高原が向いているでしょう。

「関西でスキーを楽しみたい!」という方には、選択肢の一つとしてアリだと思います。

おわり

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