2024年4月上旬に沖縄旅行に行った筆者。
往復とも出発当日ファーストクラスに空席があった為、ファーストクラスへ当日グレードアップして空の旅を満喫しました。
今回はJAL伊丹沖縄線ファーストクラスの感想レビュー記事となります。
また2024年1月からスタートした新ステータス「JAL Life Statusプログラム」をからめてレビューします。
では、乗ってみよう
意外と安いファーストクラス当日アップグレード
現在のJAL国内線ファーストクラス路線は8路線あり、基本路線は羽田発着。
伊丹発着路は沖縄那覇線のみです。
普通席とファーストクラスの価格差は、羽田ー那覇で11,000円~16,000円。
伊丹ー那覇
羽田ー那覇での普通席とファーストクラスの価格差は、8,000円~20,000円。
ただ伊丹ー那覇と違って羽田ー那覇のファーストクラスのセイバーは常に満席で、フレックスでは空席がありますが、もちろん高価格になります。
羽田ー那覇
当日アップグレードの金額は路線ごとに異なりますが、11,000円と13,200円です。
当日アップグレードは、直前割引のようなものでしょう。
安いと感じますが、空席率が低いのも事実です。
またタイムセールで購入した航空券やパックツアーの航空券はもちろん、JALマイル特典航空券の普通席もファーストクラスへ当日アップグレードすることができます。
ちなみに今回の筆者の事例だとこんな感じです。
「2泊3日飛行機代+宿泊費:60,600円」
・JALダイナミックパッケージ1泊3日(往復航空券+那覇1泊):33,600円
・一棟貸ゲストハウス1泊:5,000円
・往復ファーストクラス当日アップグレード:22,000円
・JALへの支払いにeJalポイント32,400円分を利用した為、
JALダイナミックパッケージ1泊3日(往復航空券+那覇1泊):33,600円→1,200円
実費:28,200円
当日アップグレードは出発時刻の4時間前から手続き可能で、空港のJALカウンターとJAL公式サイトで手続きができます。
ファーストクラスについて
JAL国内線ファーストクラスのレビュー記事やYouTubeでいくらでも中身を知る事ができるので、今さら語るような内容はありませんが、筆者の感想中心に記載します。
ダイアモンド・プレミアムラウンジ
JALラウンジはダイアモンド・プレミアムラウンジとサクララウンジの2種類があり、共有ランウンジはダイアモンド・プレミアムラウンジとサクララウンジのミックスラウンジになります。
筆者はJALの上級会員と呼ばれているJALグローバルクラブ(JGC)会員なので、サクララウンジと共有ラウンジは利用できますが、ステータスは一番下なのでダイアモンド・プレミアムラウンジは利用できません。
ダイアモンド・プレミアムを利用できる人はマイレージ会員(JMB)もしくはJGC会員で、前年度たくさんJAL便に搭乗しトップクラスのステイタスを持っている「JMBダイアモンド会員」「JGCプレミアム会員」そして会員の有無に関係なく「ファーストクラス搭乗者」の3者になります。
細かいことを言うと、同行者の入室についての規定もありますが、ここでは割愛します。
ダイアモンド・プレミアムラウンジとサクララウンジは、空港内の同じ場所(隣接)にありますが、入口は別々です。
伊丹空港はダイアモンド・プレミアムラウンジとサクララウンジそれぞれに専用保安検査場があります。
那覇空港はダイアモンド・プレミアムラウンジ専用保安検査場がありますが、サクララウンジはないので通常通り保安検査場を通ります。
ダイアモンド・プレミアムラウンジとサクララウンジの違いは、ドリンクの種類とフードの有無です。
「Wi-Fi」、「手荷物クローク」、「電話ブース」はサクララウンジにもありますし、あとは「マッサージチェア」がないぐらいでしょう。
他に違いがあるかもしれませんが、筆者はラウンジマニアじゃないので、あとはよく分かっていませんw
ドリンク・フードは大きな違いがあり、サクララウンジにはソフトドリンクとアルコール類少々とおつまみのおかき程度ですが、ダイアモンド・プレミアムラウンジはアルコールの種類がより多く、ノンアルコールビール、おにぎりやパン、みそ汁やスープなどの軽食があります。
ファーストクラスに搭乗する人は食事のサービスがあるので、ラウンジでの飲食は控え目を推奨します。
那覇空港では、地元オリオンビールや泡盛が提供されています。
サクララウンジでは泡盛はありますが、オリオンビールはありません。
いつもそうなのかは分かりませんが、今回は感じた一番の良さは、静かにPC作業ができたことでした。
羽田のサクララウンジは大規模なので、うるさい人や走り回る子供などでカオスな時があり、那覇空港などの観光客が多い空港のサクララウンジも、観光でテンションの高い人が多く、これまたうるさい人や走り回る子供などでカオス状態になり、騒々しい時があります。
筆者の経験値では、「サクララウンジに関しては、地方の小規模クラスの方が人が少なく、静かで落ち着いた傾向がある」と感じています。
機内設備やサービス
筆者は過去にも国内線ファーストクラスには搭乗していますが、やはりゆったりとした広く、身体に負担が少ないシートの快適さを再認識しました。
画面は大サイズですが、筆者は機内ではほとんど寝ている為、利用頻度は少なく、また画面サイズに興味がないのが現状ですwww
ファーストクラスではCAから名前で挨拶されるなど、ソフト的なサービスも充実しています。
筆者が見る限り、上級ステータスらしき常連の人へのサービスはより充実していましたね。
そりゃあ、当然だよね
機内食
ファーストクラスには機内食のサービスがあり、飲物はアルコール、ソフトドリンクともに飲物はおかわり自由。
メニューは路線や発着空港によって変わります。
食器類は使い捨てのパックではなく陶器、ナイフ・スプーン・フォークもプラスチックのようなものではなく、きちんとしたシルバー類となっています。
STG’sが叫ばれる前からの仕様なので、そこはファーストクラスならではと言うところでしょう。
飛行機の中でファーストクラスのみと言うサービスが加わり、美味しい料理がより美味しく感じられ、満足できる食事となりました。
ドリンクメニューは往復ともに同じメニュー。
ドリンクは食後も飲むことができ、アルコールはおつまみ付きです。
過去に筆者が経験したファーストクラス路線では羽田→那覇があります。
ファーストクラスの搭乗は、飛行距離・飛行時間が長いに限ります。
理由としては、機内食を食べる時間が長めだからです。
羽田ー伊丹のフライト時間は50分程度の間に機内食サービスを受けるわけですが、あわただしくなるのは理解できます。
もし天候の関係などでシートベルト着用時間が長くなったら、味わうよりもただ早食いするだけになるでしょう。
せっかくファーストクラスに搭乗するなら、そのようなリスクを回避し、できるだけ搭乗時間が長い路線で快適な時間を得る選択するが筆者の考えです。
JAL新ステータススタート
2024年1月から新ステータス「JAL Life Statusプログラム」がスタートし、JAL上級会員JGC入会への条件が厳しくなりました。
上級会員入会やステータス維持を目的にただ数多く搭乗するだけの「マイル修行僧」と言う人たちがいます。
その搭乗は羽田ー那覇、福岡ー宮崎などを1日何往復、羽田ー那覇ー宮古島ー那覇ー伊丹ー羽田などポンピングなどで、搭乗回数を稼ぐだけの搭乗です。
ただ新ステータス「JAL Life Statusプログラム」スタートで、その様子は変わってきたと思います。
新ステータスでJGC新規会員が増えにくい
2023年までのJGC入会条件は、ステータスがサファイヤになること。
JGCに入会する条件はステータスがサファイヤになり、年会費が必要なクレジットカード・JALカードをつくる必要がありました。
サファイヤの条件は「毎年の1月~12月の12カ月間(暦年)で50,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便25,000FLY ON ポイント)以上の搭乗」もしくは「50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FLY ON ポイント以上の搭乗」。
筆者は2007年にステータスがサファイヤになり、JGCに入会しました。
ステータスが上がればより良い特典がついてきますが、ステータス取得には毎年条件をクリアしなければなりません。
1年でクリアできなければJGCの基本特典だけしか供述できませんが、筆者はそれだけでも十分な恩恵を受けていると感じています。
また2024年5月現在、クレジットカードの年会費は必要であるものの、JGCの特典は半永久的典を利用できます。
2024年からJGC入会条件は年数や費用がかかる
2023年までは、1月1日~12月31日の1年しばりで、登場回数やFLY ON ポイント(FOP)の取得条件をクリアすればOKでしたが、2024年1月から始まった新ステータス「JAL Life Statusプログラム」では1年しばりがなくなりました。。
細かいルールはJAL公式サイトでアナウンスしていますが、そのルールで条件クリアするには、ざっくりこんな感じです。
つまり何年かけても1,500LSPを取得すれば、JGC入会資格を得ることができるということです。
ただし費用がめちゃくちゃかかります。
1,500Life Statusポイント取得達成例
①JAL国内線のみ搭乗:300回搭乗
②JAL国際線のみ搭乗:30万区間マイル
③JALカード利用のショッピングマイル:約6,000万円決済
「国内線150回搭乗+JALカード3,000万決済」等で、LSPをためてJGC入会資格取得もOKです。
筆者の実績を新ステータス「JAL Life Statusプログラム」にあてはめると、JGC入会資格を得るには6年かかる計算になります。
筆者搭乗実績によるJGC入会資格取得年数
・「クリスタル2回」、「サファイヤ4回」の達成しており、6年間の国内線搭乗回数実績は290回、1,450LSP
・6年間JALカード決済分が推定70LSP以上
6年間で得たLSPは1,520LSP
2023年まで搭乗費用約40~100万、期間1年で取得できたJGC入会資格を得るには、コツコツ何年もかけて搭乗しながら、JALカードでの支払いを行うしかありません。
JALカード決済を1年で6,000万できるような金持ちであれば、短期でJGC入会できますけどねwww
庶民には現実的ではないね
自然にLSPがたまったなら良いですが、ここまで費用をかけて新規JGC入会にマイル修行僧としてトライするのは筆者はお勧めできません。
マイル修行僧減少
JGC会員入会やステータス維持で搭乗しまくる「マイル修行僧」たちが激減したと、筆者の肌感覚では感じています。
筆者は「マイル修行僧はどれくらいの費用をかけているか?」を知りたくて、YouTubeなどで検索したことがありますが、全く役に立ちませんでしたw
内容は「空港、ラウンジ、機内、景色、飲食や移動中の手元や足元、目線」など施設や風景を流しながら、何か解説してる動画がほとんどで、費用などのデーダはほぼ出てきません。
その修行僧の動画ですが、2024年に入ってからANA系アップされていますが、JAL系は交通系ユーチューバー以外のJAL修行僧はほとんど見かけません。
複数年かけるか、短期では何千万とJALカード決済を行うかしかJGCに入会できないので、動画で煽っても興味を持つ人は少ないでしょうから。
そのことからJAL修行僧が減少したと推察しています。
ファーストクラスの空席率が高くなった?
2023年まではファーストクラスのサービスと快適さを普通席と比較した場合、価格差以上にお得感がある為 人気が高く、連日ほぼ満席状態です。
特に羽田ー那覇のファーストクラスはマイル修行僧に大人気で、「この便のファーストクラスの半分以上はマイル修行僧ばっかりじゃん?」って感じた便もありました。
ただ2024年から空席率が高くなった気がします。
マイル修行僧が減少したからかもしれません。
実際のところわかりませんが、空席があり当日アップグレードのチャンスが多くなったと筆者は感じています。
マナーの悪いラウンジ利用客は依然として多い
あるYouTubeで元国際線CAのコメントでこう言うの視聴しました。
「ステータスを保持した上、ファーストクラスやビジネスクラスに搭乗する客の中で、日本人サラリーマン、特に年齢が高い人が一番質が悪い。」と。
理由としては、「上級ステータス保持して、偉いと思っており、態度が横柄」や「英語ができないので外国人CAにはサンキューでニコニコ、日本人CAを見つけると日本語でまくしたてる」などなど。
日本人サラリーマン特に大企業だと「会社の看板でできていることを、自分ができている。」と勘違いしている人が多いですね。
そしてセコイwww
ダイアモンド・プレミアムラウンジのおむすびは包装紙に包まれており、ノンアルコールビールは缶で提供されています。
ラウンジ内の飲食物はランジ内のみですが、サラリーマンとおぼしき年配男性が、おむすびとノンアルコールビール2缶カバンに入れていました。
筆者と目があっても、それをやめないから、相当メンタルが強いのでしょうwww
ちなみにカップ麺が食べ放題だったエミレーツ航空エコノミークラスでは、大量のカップ麺をカバンに入れて持ち帰る人が続出で、今はやめたそうです。
そう言う事例もあるから、手癖の悪い持ち帰りはやめてほしいですね。
また、10人ぐらいのカウンター席の座り方がビジネスウーマンらしき女性もひどかった。
端から2番目に座り、荷物を3番目に置く。
一番端は荷物を置いていないけど、座りにくい状況になり、結局この女性は3席分独り占めとなります。
ラウンジってステータスを持った人が利用しているのですが、本当にこう言うマナー違反をする人が多いですよね。
まとめ・感想
今回当日アップグレードでファーストクラスを往復利用したのですが、結論からすると+22,000円アップの価値はありました。
CAのサービスと広々とした快適なシートで、心身ともに心地よくフライトできました。
食事も美味しく、もっと長くフライトしたかったですね。
筆者はLCC利用もしますが、それなりに上級クラスの利用も行い、幅広く空の旅を楽しむスタイルをとっています。
いろんなスタイルを楽しむことができた方が、面白いですからね。
おわり
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