2022年2月3日、筆者は初めての歌舞伎鑑賞を体験しました。
歌舞伎には興味があったものの、なかなか機会がなかったのですが、東京旅行と2月公演初日が重なったことで、思い切って歌舞伎座に足を運んでみることにしました。
この記事では、歌舞伎座での鑑賞体験や感想、そして歌舞伎鑑賞の魅力や価値について紹介します。
では、鑑賞してみよう
初めての歌舞伎を一人鑑賞した率直な感想
結論は全てがとても素晴らしく、本当に満足して鑑賞することができました。
一人で初めての歌舞伎鑑賞は、歌舞伎座の美しさや歌舞伎役者の迫力ある演技に圧倒され、また座席でお弁当を楽しめるなど、全てが新鮮で楽しい体験でした。
歌舞伎鑑賞には多くの魅力があり、その中でも特に役者たちの高度な技術や、伝統的な日本文化や芸術に触れることができたことは、とても貴重な時間を過ごすことができました。
劇場での鑑賞体験について
初めての歌舞伎鑑賞で感じた緊張や戸惑いについて
初めての歌舞伎鑑賞は、ステージの大きさや演技の迫力、そして役者たちの美しい衣装や表情など、とても新鮮で驚きに満ちたものでした。
また、演目ごとに衣装やセットが変わるのも興味深く、細かな演出にも注目しました。
鑑賞中は、あまりうるさくせず、舞台を真剣に見つめる周囲の人々の静けさも印象的でした。
ステージや演目、役者たちの技術など、鑑賞中に感じた印象
劇場での鑑賞体験について 初めての歌舞伎鑑賞は、ステージの大きさや演技の迫力、そして役者たちの美しい衣装や表情など、とても新鮮で驚きに満ちたものでした。
緞帳はいくつもあり、開演前や休憩時間に、その緞帳が解説付きで変わっていきます。
また、演目ごとに衣装やセットが変わるのも興味深く、細かな演出にも注目しました。
鑑賞中は、あまりうるさくせず、舞台を真剣に見つめる周囲の人々の静けさも印象的でした。
同時解説イヤホンガイドは借りよう
同時解説イヤホンガイド絶対に借りましょう!!
初めての歌舞伎ならなおさらです。
セリフも難しく(正直、何言っているか分からないw)、ストーリ展開も複雑な歌舞伎。
イヤホンからは、舞台の進行に合わせてのストーリー解説の他、「背景となるサイドストーリー」や「登場人物の役柄・服装の意味」、「人物がなぜその動きをしたのか」、「太鼓などの楽器が今何を表現しているのか」などタイミングよく解説してくれます。
解説はささやく感じでタイミングも良く、耳ざわりになること一切なく、鑑賞の邪魔になることはありませんでした。
逆になかったら困ってたよ
また開演前や休憩時間では、あらすじや作品にまつわるエピソードの他、つぎつぎと切り替わる緞帳の説明もありました。
劇場では、登場人物やあらすじを説明したパンフレットでもある筋書きも販売していますが、イヤホンガイドがあった方が断然いいですね!
筆者はレンタルして大正解でした。
筆者は歌舞伎座屋外正面でレンタルしましたが、屋内でもレンタルしていました。
座席、料金、チケット購入方法
座席
座席によって視界が異なることもありますが、一般的には全ての席から見やすく、迫力ある舞台を楽しむことができます。
今回の筆者の座席は2等席1階18列16番。
花道からの入場・退場を、そして隅々まで鑑賞できる舞台正面座席を選びました。
価格
チケットはウエブサイト、電話、窓口から購入でき、筆者は電話で購入しました。(松竹サイト)
筆者は歌舞伎が初見であり、歌舞伎座の座席との距離感や臨場感なども分からないので、電話で「歌舞伎座、歌舞伎鑑賞ともに初めて、花道や舞台の両方を楽しみたい。」ことを伝えたところ、丁寧な説明でいくつかの候補をあげていただき、今回の座席を選びました。
休憩時間中に3階席に行ってみましたが、そこからの景色も悪くなく、次回は3階席でもいいかも。
なぜなら、料金がかなり安いのと、3階席の1番前なら1階席の後方より前になります。
筆者が今回購入した2等席12,000円でしたが、3階席は3,500と5,500円と手ごろな価格です。
ただ2023年4月公演の料金が2月公演より高いので、値上げしたのか、公演よって料金が異なるかもしれません。
購入方法
チケットはウエブサイト、電話、窓口から購入でき、筆者は電話で購入したのですが、支払いは現地で行いました。
電話では購入と言うより、予約と言った方が良いでしょう。
支払いは東京メトロ日比谷線・東銀座駅のチケット売場で行います。
購入は松竹公式ホームページからできます。
休憩時間の過ごし方について
歌舞伎は上演時間が長く、途中で休憩時間があります。
この休憩時間にお弁当を食べたり、お土産を購入などができます。
お弁当はロビーのドリクホルダー付きのベンチがあり、ほとんどの人がそこで食べていました。
歌舞伎座では座席でお弁当を食べることができるので、せっかくだから筆者は開演前に座席で食べました。
ただドリンクホルダーがないので、ロビーのベンチの方が食べやすいですね。
筆者が鑑賞した二月大歌舞伎
筆者が鑑賞した歌舞伎は2023年2月2日~25日公演の二月大歌舞伎は1日三部公演があり、それぞれ異なる演目を公演しています。
- 第一部(11時開演)
三人吉巴三巴白浪 - 第二部(14時30分時開演)
一、女車引
ニ、船弁慶 - 第三部(17時30分開演)
霊験亀山鉾 亀山の敵討
筆者が鑑賞した歌舞伎は第二部。
女車引は「菅原伝授手習鑑」の一幕の「車引」の登場人物を女性に仕立てた歌舞伎。
人気演目の主人公を女性に置き替える趣向は歌舞伎ではあるようです。
船弁慶は「源頼朝の不興をかった源義経が、西国へ都落ちを試みる時の静御前との別れや、弁慶とのやりとり」表現。
女車引と船弁慶二つの演目を鑑賞できたのことは、初心者の筆者としては嬉しいかぎりでした。
歌舞伎座のその他の施設
歌舞伎座の1階にはお土産物屋さんがあります。
お土産屋さんへは公演を鑑賞した人のみ、しかも鑑賞した時間帯の公演時しか入れません。
筆者は第二部を鑑賞したわけですが、お土産屋さんに入場できるのは第二部開演後。
14:30の公演開始前に入ろうとしたら、「今は一部のお客様のみの入場」と説明を受けました。
開演後から入れるそうですが、開演中お土産屋さんには行きませんから、休憩時間と公演終了後になりますね。
入場無料の歌舞伎座屋上庭園
歌舞伎座は歌舞伎座タワーと言うオフィスビルと融合しており、歌舞伎座の4階・5階部分は「屋上庭園」「五右衛門階段」「四階回廊~想い出の歌舞伎座~」がと言う入場無料施設があります。
入場時間は10時30分から19時。
庭園にはベンチもあり、銀座のど真ん中で自然を感じることができます。
しかも無料w
ただ、飲食厳禁なので注意してくださいね。
庭園から4階へは「五右衛門階段」と言う朱色の階段で行けます。
朱色の階段から間近に見える歌舞伎座の大屋根。
そこには1枚だけ「反転した鳳凰の瓦」があり、それを探すのも楽しいお遊びなんですが、筆者は見つけられませんでした。
「4階回廊~思い出の歌舞伎座~」では歌舞伎座や歌舞伎の歴史もわかる展示しています。
東銀座駅と直結、改札出るとショッピングエリア
歌舞伎座は東京メトロ日比谷線・東銀座駅と直結しているので、迷子になることはありません。
歌舞伎座方面の改札を出ると、チケット売場、お土産屋さん、弁当屋さんなどがあるショッピングエリアになります。
筆者はここでお弁当を買い、歌舞伎座に持ち込みました。
タリーズコーヒーでは、「飲む歌舞伎」と名付けられた歌舞伎座限定の豆乳カプチーノがあります。
まとめ・感想
初めて一人で鑑賞した歌舞伎は、素晴らしい芸術体験でした。
緻密な演技や衣装、音楽、そして独特の舞台美術に、魅了されると同時に、日本の文化や歴史を感じることができ、また舞台芸術ならではの距離感や臨場感を味わえ、演出や出演者の熱意や技術に感動。
歌舞伎座での鑑賞だったので、歌舞伎の伝統的な舞台芸術と歌舞伎座と言う建築物の深い関係も知ることができました。
初めて一人で歌舞伎を鑑賞したことで、自分自身の感性に向き合い、心に残る舞台芸術の鑑賞は有意義な時間となりました。
これからも機会があれば、歌舞伎を鑑賞し、日本の伝統文化に触れ続けたいと思いますし、歌舞伎鑑賞を迷っている方には、トライする価値は十分にあるので、お勧めします。
おわり。
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