2023年3月、国際通り周辺で500円未満の沖縄そばを提供していた3店舗(ソーキそば専門店 田舎 公設市場南店・ソーキそば専門店 牧志そば・のはら)を当サイトで紹介しました。
いずれも筆者が実際に訪問・実食したうえで掲載したもので、味と価格の両面で満足できる内容でした。

それから2年。
当時も物価上昇や原材料が高騰していましたが、その流れは今なお続き、飲食店の価格設定も大きく変化しています。
2025年7月、当時紹介した3店舗をすべて再訪し、現在の価格やメニュー、味の印象をあらためて確認してきました。
以下は、2023年当時と2025年現在の価格比較です(すべて税込・2025年7月時点):
- ソーキそば専門店 田舎 公設市場南店
ソーキそば:480円 → 600円 - ソーキそば専門店 牧志そば
ソーキそば:390円 → 700円 - のはら
沖縄そば:450円 → 600円
今回は、2025年7月に再訪したこの3店舗の現在のようすを紹介します。
ソーキそば専門店 田舎 公設市場南店
価格が480円から600円に上がった以外、外観はまったく変わっていないソーキそば専門店 田舎 公設市場南店。
看板上に座っているゴリラも健在ですw


古いメニューの上に新しい価格表が貼られていました。
提供されているそばは、ソーキ・沖縄・てびちの3種類。
2022年から毎年のように値上げが話題になる中で、「大」はすべて800円に収まっています。
これは今でも安いと言えるでしょう。

筆者が今回注文したのは、ソーキそば(並)600円(税込)。
写真のアングルが違うため、前回(480円)のものより小さく見えますが、大きなソーキが2枚乗っているのは健在。
麺の量も変わらず、ボリュームはそのままです。
味も申し分なし。
120円の値上げで600円になったとはいえ、この価格は数年前の一般的な水準。
2025年7月現在、国際通り近くでこの価格帯は激安と言えるでしょう。
2025年7月:ソーキそば 600円(税込)

ソーキそば 600円(税込)
2023年3月:ソーキそば 480円(税込)

ソーキそば 480円(税込)
ソーキそば専門店 牧志そば
2023年3月当時とほとんど変わらない看板。
以前と異なるのは、390円の価格が消され、営業時間が短くなっています。


気になる価格ですが、どのメニューもおおむね300円(税込)の値上がり。
それでも700円~800円の価格帯がメインと、このご時世で安い価格帯をキープしています。
2025年7月:メニュー看板

2023年3月 メニュー看板

筆者が今回注文したのは、ソーキそば700円(税込)。
こちらも写真のアングルが違うため、前回(390円)のものより小さく見えますが、麺の量も変わらず、ボリュームはそのまま。
逆にソーキが増えて2枚になっていました。
もちろん味も申し分なし。
390円から700円への値上げはインパクトがあるものの、やはりこの価格は数年前の一般的な水準。
こちらも2025年7月現在、国際通り近くでこの価格帯は激安と言えるでしょう。
2025年7月:ソーキそば 700円(税込)

ソーキそば 700円(税込)
2023年3月:ソーキそば 390円(税込)

ソーキそば 390円(税込)
のはら
観光客の往来が絶えない国際通り沿いにありながら、しれっとワンコインそばを出していた「のはら」。
今回の再訪でも、外観や雰囲気はほとんど変わっておらず、どこかホッとする空気をまとっていました。


店外の看板を見ると、限定の沖縄そば&タコライスは2023年3月800円(税込)でしたが、2025年7月は950円(税込)。
価格はあがっていますが、150円ほどの上昇にとどまっており、比較的ゆるやかな値上げに見えます。

店外の看板(限定そば&タコライス 950円)

店外の看板(限定そば&タコライス 800円)
店内に入りメニューを確認すると、沖縄そばは600円(税込)。
2023年3月の450円から150円アップしていますが、国際通り沿いという立地を考えると、まだまだ十分お値打ちです。

今回筆者が注文したのは、限定タコライス&沖縄そばセット900円(税込)。
沖縄そば600円、タコライス600円計1,200円が300も安くなるお得なセット。
ランチタイムならこのセットもあるでしょうが、筆者が訪れたのは夜。
夜でもこのセットが頼めるのは嬉しいですね。
限定タコライス&沖縄そばセット900円(税込)

限定タコライス&沖縄そばセット900円(税込)
セットだからと言って、沖縄そばが小さくなったり、具材が減ってるなど全くなく、ボリューム満点。
タコライスは初見ですが、決して小ぶりではなく、しっかり一人前の量でした。
2023年3月:沖縄そば 450円(税込)

沖縄そば 450円(税込)
まとめ・感想
2023年当時、いずれも500円未満で沖縄そばを提供していた3店舗は、2025年7月現在すべて値上げされていました。
それでも、「高くなった」というよりは「今でも安い」と感じる内容ばかりです。
田舎のソーキそばは、120円の値上げで600円になったとはいえ、ボリュームも味も変わらず、満足感のある一杯でした。
牧志そばのソーキそばは、390円から700円と大きく上がったものの、しっかりとした出汁と具材の満足感は変わらず、価格に見合った内容を保っていました。
のはらについては、国際通り沿いという立地で600円の沖縄そばを出しているだけでも驚きですが、セットメニューも以前と変わらず提供されており、価格面での魅力を感じました。
物価の上昇が続く中、500円未満という区切りはすでに過去のものとなりましたが、「その価格で納得できるかどうか」は、今も確かに店ごとに違いがあります。
今回紹介した3店舗は、いずれも再訪する価値のある“いまの価格で納得できる店”だと感じました。
おわり
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