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宮城県名取市|熊野三山を巡る参拝記|名取に残る熊野信仰とその景観

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名取熊野三山を巡拝|本宮・新宮・那智、三社それぞれの立地と見どころ

和歌山県に鎮座し、世界遺産としても知られる 紀伊熊野三山。

筆者はこれまでにその三山を参拝し、熊野信仰の土地性や巡拝の流れを実際に見てきました。

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実は宮城県名取市にも、本宮・新宮・那智の三山がそれぞれ勘定された熊野社があります。

それが熊野本宮社、熊野神社(新宮社)、熊野那智神社の三山。

三山全てがそれぞれ勘定されているのは、全国で名取市だけ。

加えて仙台湾を熊野灘、名取川を熊野川、高舘丘陵を熊野連山に見立て、方角や距離感を意識した位置関係で勧請されています。

名取市の熊野三山位置
和歌山県の熊野三山位置

本記事では、三社それぞれの境内の雰囲気や、高舘山から望む太平洋の眺望などの見どころを紹介します。

記事の内容は2025年12月初旬の参拝当時の情報ですので、現在とは異なる場合があります。

目次

熊野本宮社

名取川の近く、そして名取熊野三山の最も北に鎮座する 熊野本宮社。

この位置関係は、和歌山の熊野本宮大社が熊野川のそばに、かつ熊野三山の最北に鎮座している構図と重なります。

熊野本宮社 拝殿

参道から境内を望むと、周囲は木々に囲まれ、自然と気持ちが引き締まります。

観光地というより、信仰の場としての空気感が色濃く残る神社ですね。

参道から見る鳥居

鳥居をくぐり、一歩境内に足を踏み入れると、外の世界とは切り離されたような静けさ。

凛とした空気が境内全体を包んでいました。

参拝前には手水舎で身を清めます。

ただ、この日は柄杓が置かれていませんでした。

コロナ禍以降、柄杓を廃止したり、水の代わりにアルコール消毒液を設置する神社を、筆者は他でも見かけています。

手水舎

手水舎から小さな橋を渡ると、正面に樹々に囲まれた本殿が見えてきます。

自然と社殿が一体となった佇まいが印象的でした。

自然に囲まれた拝殿

御祭神は家津御子神(けつみこのかみ)、熊野牟須美大神(くまのむすびのおおかみ/伊弉冉尊〈イザナミノミコト〉の別名)、熊野速玉之男大神(くまのはやたまのおおかみ/伊弉諾尊〈イザナギノミコト〉の別名)の3柱。

熊野信仰の中核をなす神々が祀られています。

熊野本宮社 本殿

和歌山の熊野本宮大社は、洪水によって現在地へ遷座したことで知られています。

名取の熊野本宮社も洪水ではありませんが、遷座の歴史を持つ神社。

当初、熊野本宮社は名取郡長岡三色吉に小祠が建てられ、その後1120年(保安元年)に、現在地から南西約500mの「小館(おだて)」と呼ばれる高台へ遷座されました。

名取川や社前を流れる小川も、和歌山の熊野本宮大社にならった見立てとされており、この一帯が霊地として大切に扱われてきたことがうかがえます。

御朱印は社務所で拝受でき、初穂料は300円。

熊野本宮社 御朱印

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