リゾートバイト 2022年から2年間7施設の評価・感想  

【香川】有名店も、町の一軒も。琴平からはじめるうどんめぐり

この記事には商品プロモーションが含まれている場合があります。

香川県・琴平とその周辺には、古くから地元に愛されてきたうどん店や、全国的に名の知れた有名店が点在しています。

店構えも雰囲気もさまざまながら、どの一軒にも、香川ならではのうどん文化が息づいていました。

今回は、そんな琴平近郊を車でまわりながら、有名店とローカル店それぞれの魅力を味わった食べ歩きの一日。

讃岐うどんの多様さと奥深さに、あらためて惹きこまれました。

今回は、2025年4月から5月にかけて訪れた琴平近郊のうどん店各所を紹介します。

記事の内容は当時の情報のため、現在とは異なる場合があります。

目次

山越うどん

全国的な知名度を誇る讃岐うどんの名店「山越うどん」

筆者がサラリーマン時代に香川へ出張していた頃、同僚から「香川に行くなら絶対寄るべき」と勧められていた一軒で、今回ようやく訪れることができました。

外観

開店直後の朝9時台、曇天ながら行列はなく、すんなり駐車場に入れたのは幸運だったかもしれません。

駐車場

開店直後の朝9時台、曇天ながら行列はなく、すんなり駐車場に入れたのは幸運だったかもしれません。

道路側から店内へ入り、まずは室内の通路を進みながらうどんを注文。

店舗入口

通路を進む導線に沿って、店内奥に設けられたベンチ席で食べられるようになっており、今回はその室内スペースで「かまたまやま」をいただきました。

飲食用ベンチ

飲食スペースはさらに中庭にも広がっていて、うどんを受け取った客が屋外に抜けていく一方通行のつくり。

中庭

庭を囲むように整備された座席では、すでに多くの先客が思い思いに箸を進めていました。

屋外飲食スペース

注文したのは、山越名物の「かまたまやま400円(税込)」こと、釜上げ玉子山かけうどん

メニュー

アツアツのうどんに生卵ととろろ、そしてネギがのった一杯。

かまたまやま400円(税込)

麺の弾力と口当たりの良さ、とろりとした具材の組み合わせ。

相性抜群の組み合わせに、あっという間に食べきってしまいました。

観光シーズンや昼どきには、県外からの客が長い行列をつくることもある人気店。

一度は訪れてほしいうどん店です。

灸まんうどん

こんぴらさん表参道から車でおよそ5分、善通寺方面へ抜ける県道沿いにあるのが「灸まんうどん」

灸まんうどんは、こんぴらさん表参道に店を構える「灸まん本舗 石段や」が運営しているうどん屋。

「灸まん」とは、灸の形を模した饅頭で、こんぴら土産として親しまれています。

外観

筆者が入店したのは16:30。

多くのうどん店が昼営業のみのなか、17:00まで開いている点はとてもありがたく、観光客だけでなく地元の人にも重宝されていそうです。

店内のようす

この日、筆者が注文したのは「ぶっかけうどん(480円税込)」とおでん。

うどん、おでんともにセルフ形式で注文し、全て揃ったあとに清算します。

おでんはこんにゃくと玉子を1本ずつ、どちらも1本120円です。

おでん・たまご、こんにゃく、ぶっかけうどん

おでん用の味噌だれは、甘辛くとろみのあるタイプ。

味噌はこんにゃくや玉子にたっぷりかけてもくどくならない、ほどよい甘さとコクが感じられました。

おでん味噌

ぶっかけうどんは、つやのある中太麺にネギがのったシンプルな一杯。

天かすやおろしショウガは受け渡し後、薬味コーナーで好みに応じて自分で加える仕組みになっています。

うどん480円(税込)
天かす しょうが

麺は冷水でしっかり締められており、歯ごたえ・コシともに十分。

観光地価格を意識してか、うどんもおでんも非常にリーズナブルで、「さっと食べてさっと出る」ような使い勝手のよさも、この店の魅力のひとつです。

手打ちうどん つよ志

こんぴらさん表参道から車で約15分ほど、県道沿いにある「手打ちうどん つよ志」

外観

筆者が訪れたのは朝8:30頃。

手打ちうどん つよ志は朝7:00から営業しており、出勤前や朝の観光途中に立ち寄るのにもってこいの立地です。

ただし、閉店は14:00と早め。

昼以降の訪問を考えている方は注意が必要でしょう。

そして店内に入ると正面に天ぷらやおにぎりのコーナーがあり、まずそちらで好みの品を選びます。

そのあと、レジ前でうどんを注文するセルフ形式になっています。

天ぷら・おにぎりコーナー

うどんメニューは、「小」が1玉、「中」が2玉、「大」は3玉。

そして、価格はかなりリーズナブル。

かけうどん小が330円(税込)というのは、もはや驚くほどの安さです。

メニュー

この日、筆者は「ぶっかけうどん(小・温)400円」に、トッピングで「きつねあげ(130円)」を注文。

レモンと大根おろしが乗ったうどんの上に、大きなきつねあげをのせた状態で受け取りました。

ぶっかけうどん(小・温)400円 きつねあげ(130円)

麺は平打ちの太麺で、しっかりとしたもっちり感。

ほどよい温かさと弾力があり、やわらかすぎずコシも備えた、のどごしの良い仕上がりです。

天かす、ネギ、おろし生姜は薬味コーナーに置かれており、好みに応じて自分でトッピングします。

薬味コーナー

きつねあげの上から、さらに天かす、ネギ、おろし生姜を加えた姿がこちら。

とても530円とは思えないボリューム感です。

もちろん味も申し分なく、出汁は県内の有名店「さか枝うどん」のレシピを参考に、香川県の伝統的な魚醤「いかなご醤油」を加えて調整されたもの。

この「いかなご醤油」は手間と時間のかかる調味料で、今ではあまり見かけなくなった希少な存在です。

店ではこの醤油を自家製で調合しているそうで、ほんのりとした甘みとまろやかさがあり、うどんの味にやさしく寄り添ってくれます。

店内にはテーブル席のほか、座敷も用意されています。

テーブル席
座敷

手打ちうどん つよ志のうどんは、見た目こそシンプルながら、手間のかかった出汁と確かな麺の実力を感じさせる一杯。

地元に根ざした、飾らない良店でした。

山下うどん

こんぴらさん表参道から車でおよそ15分、田園地帯の中にぽつんと建つ「山下うどん」

観音寺市と丸亀市の中間に位置し、地元客はもちろん、県外からのうどん巡礼者にも広く知られた一軒です。

外観

駐車場は広々としており、行楽シーズンでも比較的安心して訪問できます。

駐車場

筆者が訪れたのは2025年5月初旬の11:30頃。

店内はひと息つく間もないほどの盛況ぶりでした。

暖簾をくぐると、注文カウンターがあらわれます。

手前にはおにぎりや天ぷらがずらりと並び、その奥では職人が次々と麺を茹で上げています。

注文カウンター

メニューは壁面に掲示されており、「小」が1玉、「中」が2玉、「大」は3玉。

そして価格は筆者が知る限り一番安いのでは?

かけうどん小310円、ぶっかけうどん小330円など、のきなみ300円台が並びます。

メニュー

今回筆者は、「ぶっかけうどん(小)330円(税込)」と「おでん(厚揚げ)130円(税込)」を注文しました。

ぶっかけうどんとおでん

ぶっかけうどんは、艶のあるやや平たい中太麺に、レモン・天かす・ネギがのった爽やかな一杯。

いりこ出汁がベースのつゆはすっきりとした塩味で、麺のうまみを引き立ててくれます。

ぶっかけうどん

のどごしの良いツルツル感、そして讃岐うどんらしいコシもしっかりとあり、食べごたえがある麺です。

店内のお土産コーナーでは店舗限定商品もあり、観光客にもうれしいラインナップです。

お土産用うどん

山下うどんは「ぶっかけうどんの元祖」とも言われる店。

うどん巡りをするなら、ここの一杯は外せませんね。

麵処綿谷丸亀店

こんぴらさん表参道から車でおよそ30分、丸亀駅から徒歩約10分のところにある「麺処 綿谷 丸亀店」。

綿谷を知ったきっかけは、リゾートバイト先の同僚が「今まで食べたうどんの中で一番うまい。ぜひ行ってほしい」と強く推していたことでした。

外観

訪れたのは平日の朝9時半ごろ。店内はすでににぎわっており、客層は地元の人が中心。

もしかすると観光客らしき1組も見かけました。

注文カウンターは、香川県のうどん店ではおなじみのセルフスタイル。

入ってすぐの注文口でうどんをオーダーし、横に並ぶ棚から天ぷらやおにぎりを取り、最後にうどんを受け取ってレジでまとめて会計する流れです。

注文カウンター

筆者が注文したのは「スペシャルぶっかけ(温)650円(税込)」。

ぶっかけうどんに牛肉・豚肉・温玉・ネギ・ワカメそしてセルフトッピングの天かすを加えて、見た目にも迫力満点に仕上がり。

スペシャルぶっかけ(温)650円(税込)

濃いめのだしが全体にしっかりと行き渡り、コシのあるうどんと具材のバランスもよく、食べごたえのある一杯。

同僚の言葉に納得。

思わずもう一度食べたくなる、そんなスペシャルぶっかけでした。

以下に、これまでご紹介した各店舗の基本情報をまとめました。各項目は公式情報や信頼性の高い情報源に基づいています。


店舗情報まとめ

山越うどん

  • 住所:香川県綾歌郡綾川町羽床上602-2
  • 電話番号:087-878-0420
  • 営業時間:9:00~13:30(麺がなくなり次第終了)
  • 定休日:日曜日 水曜日

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