香港最古の道教寺院 文武廟(まんもんみゅう)
1840年代に建立され、学問の神様とされる文昌帝と三国志の武将・関羽将軍が武の神として祀られています。
この事は香港に行く前は全く知らなかったのですが、三国志の中で関羽将軍が最も好きな武将なので、知った瞬間行こうと即決。
前日、マカオの世界文化遺産・三街會舘に行っていたわけですが、実はここも関羽将軍を祀られた寺院だったことを後から知りました(笑)
この建物が全体が文武廟だと思ったんですが、入口が3ヶ所あって、どうも別々の寺院(と言っていいのかわかりませんが・・・)が一体となった複合施設みたいな感じです。
全体像が良く分かるレゴブロック。
左から文武廟(まんもんみゅう)、列聖宮(リットシンクン)、公所(クンソール)。
門は2つあって文武廟と列聖宮の前にあるんですが、実物を前にすると建物全体の中央に位置する門をくぐってそのまま列聖宮に入ってしまいました。
当初は建物全体が文武廟で、中央の入口が列聖宮と言う拝所と思っていたわけで、3つの寺院に分かれていうとはつゆ知らず、当初は列聖宮を文武廟と信じて観覧していました。
寺院の人に「関羽はどこにいる?」と聞いて、「一番左にいる。」と言われ、その時に文武廟と列聖宮は別物と言う事に気づきました。
文武廟
派手に見えるけど、なぜか落ち着くのが寺院の不思議なところですね。
宋の時代の名判官・包公と言う人らしいです。
渦巻線香がなんとも言えない雰囲気をかもし出しています。
一番奥の左側に武神・関聖帝君(関羽将軍)、右側に学問の神様・文昌帝君が祭られています。
関羽愛用の青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)
他に関羽将軍の息子・関平や部下の周槍の像もあります。
地獄の裁判官とされている十王殿。
十王殿は冥界にあって生前の罪を裁判する十人の王のことらしいです。
ここで懺悔をすれば天国に行けたかもしれませんが、写真を撮って帰っただけです。
残念(涙)
列聖宮(リットシンクン)
文武廟と違って、多くのランタンが吊るされていました。
渦巻線香も吊るされていました。
文武廟と違うのが、灰の受け皿みたいなのがあります。
文武廟はかなり小さい円形の皿が先行の中にありましたから、灰受けの皿にはみえませんが、こちらは完全に受け皿に見えます。
この違いに何か意味があるのかもしれません。
最初はこの像を見て、関羽将軍と思っていました(笑)。
財神。
もちろん、拝みました。
公所(クンソール)
この中は撮影禁止です。
入口付近はお土産物屋さんと占いがありました。
奥はお墓だったようです。
場所は地下鉄上環駅から徒歩15分もあれば、行ける文武廟。
三国志が好きな方であれば、関羽将軍が祀られている香港で最も古い道教寺院文武廟に足を運んではいかがでしょうか?
おわり
文武廟
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