広島市内中心地にに鎮座する白神神社は、広島平和記念公園から徒歩約10分のところにあり、広島の歴史を静かに物語っています。
爆心地から490mのところにある白神神社は、もちろん被爆しています。
被爆して焼け残った根元から新芽が生え、成長したクスノキです。
被爆しても生き、なお成長を続ける姿に何か勇気を感じます。
6本の川(1967完工した治水工事前は7本)で囲まれた、デルタ地帯(三角州)の広島は、江戸時代の干拓事業で土地を広げています。
毛利家時代の白神神社は海岸線に近いのがわかります。
Googleマップを照らし合わせて、白神神社の位置を推測しました。
浅野家時代に干拓事業土地を広げ、近代でも埋め立てが進み、白神神社は完全に内陸に鎮座している事がわかります。
白神神社の岩礁案内。
こちらがその岩礁のようです。
広島一帯は遠浅で、潮がひいた時には白神神社の岩礁も見えていたかもしれませんね。
広島市の歴史を見続けている白神神社ですが、1本の桜が参拝者だけでなく、待ちゆく人の目を引いています。
白神神社では、ほぼ全員の参拝者に神主さんが幣でお祓いしてくれます。
御祭神
菊理媛神(くくりひめのかみ)
縁結びや家内安全、開運招福、五穀豊穣などのご神徳がある神様です。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
伊弉諾尊と伊弉冉尊は国生みのご夫婦の神様で、縁結びの神様です。
本殿右側に境内社の常盤稲荷神社が鎮座されています。
平和記念公園そして繁華街からも近いので、被爆してもなお広島を見守り続ける白神神社へ、立ち寄ってお参りするのもいいですよ。
おわり
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