冒険カフェとは冒険者・山下健一さんが所有するヨット「オリハルコン」でセーリングとエスプレッソを楽しむ瀬戸内海に浮かぶカフェ。
オリハルコンは山下さん一家4人が広島県廿日市市をからアラスカを目指して2000年6月に出港したヨットです。
3年2ヶ月の航海で太平洋横断を成し遂げたヨットが席で、空と海が 店内、山下さんの冒険話が聞くことできる他にはないオンリーワンのカフェですね。
至福の時と味 セーリングでのエスプレッソ
空の下・海の上で飲むエスプレッソは美味い
どのロケーションでの飲んでも美味しいエスプレッソ。
オリハルコンは12v電源のためマシンは設置できない為、バリスタ世界2位の門脇さんのアドバイスで、十年間ハンドプレッソで入れ続けています。
至福の時間を過ごす
港を出港する時はエンジンをかけて出港。
この時のメニューはサンセットセーリングなので、出港時刻は16:00~16:30。
エンジン音とエキゾーストノートの心地良いサウンドが気分を盛り上げてくれます。
不思議なもので、車、電車、飛行機など日常の通勤や仕事で聞くエンジン音が、旅に出発する時に聞くと心地良いサウンドに変わるんですよね。
沖に出たら、セールを張ります。
ただ張れるかどうかは、風の強さや風向きしだい。
このセールを張る作業が、かっこいいんだよね!
世界遺産宮島の西側が正面になる海域をのんびりセーリングします。
宮島のとなりには可部島と言う無人島があります。
海況が良好で、時間があれば、カヤックで可部島に上陸することもできます。
そしてサンセットタイムが始まります。
波にゆられながら、ただサンセットを眺めるだけ。
なのになんて贅沢な時間なんでしょう!!
サンセットタイムが終わると、大竹岩国コンビナートの工場夜景を見ながら、帰港。
冒険カフェ紹介
冒険カフェメニューは海・川・森
冒険カフェはオリハルコンでの海メニューですが、他に川メニューとこれから始まる森メニューがあります。
山下さんはロッククライマーでもあり、海だけでなく山も含めた冒険者で、ロッククライミングはスポーツクライミングではなく、「落ちたら死んじゃうヤバいヤツ」の方ですよ(笑)
詳しくは山下さんのHPやブログを参照で。
ところで、山下さんとの出会いは知人に誘われた沢登りでした。
2012年8月の暑い日でしたので、涼しい沢登りはうってつけの遊びでしたね。
山下健一さんのプロフィール
- 1982年、18歳で当時ギネス世界一の絶壁、ヨセミテ・ハーフドーム北西壁単独日本人初登攀
- 1988年 12年間、県立自然公園三倉岳休憩所管理人(3年間電気電話無給料なしの暮らし)
- 2000年6月 家族4人で3年2ヶ月小型ヨットによる太平洋横断航海
オリハルコンは家族4人で太平洋横断してアラスカまで航海したヨットで、家族構成は山下さん、奥さん、9歳の娘さん、5歳の息子さんです。
家族を連れて命がけである太平洋横断もさることながら、2000年当時の小学校が3年以上の旅をバックアップしていた事に驚きました。
寄港地に教科書やテストなどが送られ、奥様が勉強を教えていたそうで、2人のお子さんは留年などなく、通常の学年で進学卒業されました。
日本の小学校もやるじゃないか!!
という感じの冒険カフェを広島にいる時にはいつも楽しんでいます。
私もそれなりに自然と触れ合って育ち、趣味として、仕事としてダイビングもやっていますが、山下さんの話を聞くと自然に触れるのレベルが違いすぎて、笑ってしまいます。
そして自然の楽しさと怖さがハンパない事がよくわかり、そこに憧れてその領域を少し覗いてみたい気持ちが湧き出てきますが、それは危険なのでやめときます(笑)
普段は社会の掟で生活しなければなりませんが、たまには自然の掟のに少しでも触れるはいいものですよ。
そして美味いエスプレッソを飲みながら。
おわり
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