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宮古島ダイビング【女王の部屋・魔王の宮殿・本ドロップ】洞窟とドロップオフ、光の世界へ 2025.06.22

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沖縄・宮古島の海は、洞窟やアーチ、切り立ったドロップオフといった地形が魅力のダイビングスポットが点在しています。
独特の地形と光の演出は、何度潜っても飽きることがありません。

一ノ瀬ホールでまったりしている筆者

筆者自身、これまで宮古島で280本以上潜ってきました。
過去には、探検隊気分のダイブやクルーズ形式での記録も記事にしてきましたが、今回もその続きとしてログをまとめます。

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今回は2025年6月22日に潜った当日の海況やログ、水中の雰囲気を記録として紹介します。

記事の内容は当時の情報のため、現在とは異なる場合があります。

目次

天候・海況

この日の宮古島は朝から快晴。
雲ひとつない空に強い日差しが差し込み、海面はキラキラと反射していました。

出港前の港はとても静かで、風も波もほとんどなし。
遠くには伊良部大橋がくっきりと見えていて、視界も良好。

伊良部大橋を遠くに望む静かな海面
出港直後の1枚。

穏やかな出港。
この日は、海が筆者たちダイバーに味方してくれました。

2025年6月22日(日)
天気
気温30℃
風向き
中潮
満潮04:03/17:42
干潮11:04/23:00
波高1m
天候・海況

ダイビングログ

女王の部屋

女王の部屋の最大水深は35m前後。
水深20m~25m位のところにある穴から入っていきます。

いよいよ洞窟内へ
先導ガイドに続いて突入
入口方向を振り返ると、明るい光が輪郭を描いている

穴をくぐると、大きな空間が待っています。
水底にはきれいな白い砂、淡いブルーの光。

砂地には女王のモデル・ホシゾラワラエビやニチリンダテハゼ、ヤマブキハゼなどが生息しています。

今回は生物探しをせず、砂を巻き上げないように、奥へ進んでいきました。

砂地を進んで女王の部屋を目指す

砂地を抜けて待っているのは、女王の部屋

入った瞬間、青のグラデーションが静かに広がっていました。
青に包まれるこの感じ。何度見てもいい。
この雰囲気、好きですね。

3ヶ所の開口部から光が差し込み、まるでステンドグラスのような眺めに癒されます。

三つの開口部から光が注ぐ女王の部屋
見上げるとステンドグラスのようだ

光の「コントラストを堪能したあとは、浮上ポイントへゆっくり移動。
この一本だけで、宮古島の地形ダイビングの魅力が凝縮されているようでした。

ポイント名女王の部屋
エントリー/エキジット09:48→10:20
潜水時間32分
水温28.0℃
最大水深37.0m
平均水深16.0m
透明度20m
2025.06.22(日) 1本 ダイビングデータ
女王の部屋

魔王の宮殿

2本目は、宮古島の代名詞的スポット「魔王の宮殿」
最大水深は25m前後。
水深15m付近にある入口から入ります

水深15m付近入口
ガイドを先頭に穴に入っていきます

洞窟に入って、光が差し込む明るい部屋。
ここは最初の部屋「エントランスホール」

エントランスホール

エントランスで息を整えて、メインホールへ向かいます。

暗闇を進んで、目の前に現れる光の柱。
ここが「魔王の宮殿」

どこまでも静かで、どこまでも荘厳。
上を見上げると、大きな縦穴から光が差し込み、水中に神々しさすら感じる瞬間です。

魔王の宮殿

宮殿からさらに奥へ進み、第三の空間「魔王の寝室」へ向かいます。

進むほどに暗さが増し、ヘッドライトだけが頼り。
先導ガイドのライトが壁をなぞるたび、岩肌が陰影を浮かび上がらせます。

魔王の寝室へ移動中の筆者たちダイバー

たどり着いた空間は、光をあまり通さない薄暗い、名前の通り寝室。
通常は寝室のように薄暗いのですが、夏には上から光が差し込み、幻想的な明るさに包まれることもあります。

魔王の寝室

水深20mオーバーのところからの帰り二通り。
入口の穴へ戻るコースと、魔王の宮殿の縦穴を浮上するコースがあります。

魔王の宮殿 縦穴

しばらく滞在した後、今回は入口の穴へ戻るコースで、ゆっくりと宮殿をあとに。
宮古の地形ダイブが持つ“劇場性”を感じるのが魔王の宮殿の醍醐味と言えるでしょう。

ポイント名魔王の宮殿
エントリー/エキジット11:14→11:50
潜水時間36分
水温28.8℃
最大水深23.4m
平均水深14.6m
透明度20m
2025.06.22(日) 2本目 ダイビングデータ
魔王の宮殿

本ドロップ

3本目は、ダイナミックな地形が特徴の「本ドロップ」。

このポイント、実はダイビングショップによって呼び名が異なるのが面白いところ。
筆者が一番馴染みあるのは「カスミのドロップオフ」ですが、「ドロップ1番」とも呼ばれているようです。

この本ドロップ、GT(ジャイアントトレバリー)=ロウニンアジが高確率で見られることで知られています。
ただ、今回は筆者の正面には現れず……ちょっと残念。

GT(ジャイアントトレバリー)ことロウニンアジ

2017年5月に潜ったときは、まとわりつくように遊んでくれたんですけどね。

2017年5月 本ドロップのロウニンアジ
2017年5月 本ドロップのロウニンアジ

帰り際には、カメと遭遇。
筆者が本ドロップでカメを見たのは初めてかもしれません。

筆者の前を横切るカメ

ドロップオフのスケールと奥行きをたっぷり堪能できた、印象的な3本目でした。

ポイント名本ドロップ
エントリー/エキジット13:07→13:42
潜水時間35分
水温29.0℃
最大水深18.8m
平均水深10.2m
透明度20m
2025.06.22(日) 3本 ダイビングデータ
本ドロップ

まとめ・感想

この日は、天候・海況ともにこれ以上ないほどの好条件でした。
水面は凪ぎ、風も弱く、移動中も水中もストレスゼロ。

1本目の「女王の部屋」は、静寂の中に差し込む光が印象的。
青のグラデーションに包まれる空間は、何度訪れても飽きません。

2本目の「魔王の宮殿」は、まさに宮古地形ダイブの代名詞。
巨大な縦穴から差し込む光、荘厳な静けさ、奥の「寝室」までじっくり回るコースで、“劇場型”とも言える構成を堪能できました。

3本目は「本ドロップ」。
ロウニンアジには出会えなかったものの、カメとの遭遇は嬉しいサプライズ。
ダイナミックなドロップオフと透明度の高い海を、ラストダイブにふさわしい形で締めくくれました。

宮古島で1日3本、しっかり潜るのは久しぶり。
やっぱり宮古の地形ダイビングは楽しいですね

おわり

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