アオリイカの産卵やハンマーヘッドシャークの出現などで、6月の串本の海は活気に満ちています。
しかし、この時期に一番の懸念事項は天候です。
沖縄・奄美地方は6月23日に梅雨明けし、本州も梅雨空の日々を迎える予定となっています。
天気予報と天気図を確認しながら「雨は大丈夫」と思った今回、18:30にショップに予約の電話を入れて、翌日ダイビングに出かけました。
熱く活気のあった2023年6月27日串本の海をご紹介します。
では、潜ってみよう
双島沖2の根
この日の外洋ポイント双島沖2の根は、透明度抜群の串本ブルー。
アオリイカの産卵
エントリー後、アオリイカの産卵を目指しました。
目的地に到着すると、約20m下にはアオリイカが10匹以上確認できました。
この日は透明度が良かったので、アオリイカの確認が簡単にできました。
アオリイカの位置までゆっくり潜行します。
筆者の後方から、2匹のアオリイカが産卵場を目指して泳いでいきます。
この時のダイビングのコツはエアをあてないように、深い呼吸でゆっくり息を吐きます。
筆者には見向きもせず、ただひたすら泳ぐアオリイカのペア。
メスは産卵の為、産卵床に管のようなものを差し込んでいきます。
産卵を終えた2匹が産卵床から離れると、他の2ペアが「次は自分たちの番」だと言わんばかりに、やってきました。
メスが産卵中、オスが守るように後ろから見守っているように見えます。
約10m離れた場所の産卵床はすでに、満床
アオリイカの寿命は1年と言われており、産卵後親イカはその後、親は寿命を迎えます。
そう考えると、アオリイカの産卵がより神秘的に感じてきますね。
また卵からふ化したアオリイカは1cm程度で、1年で30~60cmまで成長します。
成長速度がめっちゃ早い
アヤトリカクレエビ
宿主によって、ボディの色が異なるアヤトリカクレエビ。
ペアでいたのですが、筆者の写真は残念ながらシングル。
相方は裏側に隠れてしまいました。
ハナイロウミウシ
鮮やかな色合いで、可愛らしいハナイロウミウシ。
マンリョウウミウシ
ハナイロウミウシの後では、絵面的には少し可哀そうな気がするマンリョウウミウシwww
カタカナで書くことが多い海洋生物の名前。
マンリョウには万両、満了、満量といろんな漢字があるけど、雰囲気的に「万両」でしょうか?
だとすれば縁起がいい名前かもwww
万両 金持ちになりそうな名前だな
グラスワールド
内海の浅場ポイントとなるグラスワールド。
浅場とは言え、群れからマクロが楽しめるポイントです。
カコカキダイ
阪神タイガースカラーでおなじみの、カコカキダイの群れのお出迎えで、2本目のダイビングが始まりました。
約40分後戻った時も、同じ場所で群れていました。
ミスジコケギンポ
穴から外を見る姿がキュートなミスジコケギンポ。
全身見るとキュートさがなくなるけどwww
ハチジョウタツ
1cmもない超マクロなハチジョウタツ。
この子は他のゲストさんが見つけた個体ですが、老眼の筆者には、いると分かっていても見つけるのが大変www
しかも擬態しているので、発見難易度はさらにアップしますね。
シマキンチャクフグ(幼魚)
ソフトコーラルの間をチョコチョコ動き回るシマキンチャクフグの幼魚。
熱帯魚店で販売されているシマキンチャクフグは、海水水槽飼育で人気の熱帯魚の一つです。
アオウミガメ
群れ、マクロで終わりでないのが、さすが串本。
船のアンカー付近に戻ると、アオウミガメが出現。
最後の最後で大物出現とは、ナイスな演出です。
お世話になったダイビングショップ 南紀シーマンズクラブ
筆者がお世話になったダイビングショップは、前回に引き続き、串本では老舗の「南紀シーマンズクラブ」。
ショップは海に面しており、裏側はデッキチェアがあり、休憩時にはのんびり日光浴ができます。
自社船は3船あるようで、その日乗船するボートがショップから徒歩3分程度のところに、係留されています。
バスタオル1枚貸出、貴重品Box、お茶やコーヒー、みそ汁など、無料サービスが充実しており、筆者にとっては居心地がいいショップでした。
ゲスト用冷蔵庫もあるので、お弁当の持ち込みも安心できるところも嬉しいですね。
レンジもあるからチンできるよ
まとめ・感想
筆者が潜った2023年6月27日午前中は曇りでしたが、海況は良好で良いダイビングができました。
ただ雨は降らず、午後からは晴れ間がでて、ほどよく暖かい日差しで、さらに良いダイビングができました。
7月4日~6日は大潮の為、サンゴ産卵が期待大。
串本の海はめっちゃ熱い日々が続きそうです。
ただ陸上の天気が雨予報なんだよね。
おわり
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