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串本【双島沖2の根・グラスワールド】狙いはアオリイカの産卵23.6.27

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アオリイカの産卵やハンマーヘッドシャークの出現などで、6月の串本の海は活気に満ちています。

しかし、この時期に一番の懸念事項は天候です。

沖縄・奄美地方は6月23日に梅雨明けし、本州も梅雨空の日々を迎える予定となっています。

天気予報と天気図を確認しながら「雨は大丈夫」と思った今回、18:30にショップに予約の電話を入れて、翌日ダイビングに出かけました。

熱く活気のあった2023年6月27日串本の海をご紹介します。

ホウボウ

では、潜ってみよう

記事の内容は当時の情報ですので、現在とは異なる場合があります。

目次

双島沖2の根

この日の外洋ポイント双島沖2の根は、透明度抜群の串本ブルー。

水温23.9℃ 最大水深29.2m 平均水深16.0m 
海況 凪、流れ無し 潜水時間50分

アオリイカの産卵

エントリー後、アオリイカの産卵を目指しました。

目的地に到着すると、約20m下にはアオリイカが10匹以上確認できました。

この日は透明度が良かったので、アオリイカの確認が簡単にできました。

アオリイカの位置までゆっくり潜行します。

筆者の後方から、2匹のアオリイカが産卵場を目指して泳いでいきます。

この時のダイビングのコツはエアをあてないように、深い呼吸でゆっくり息を吐きます。

筆者には見向きもせず、ただひたすら泳ぐアオリイカのペア。

メスは産卵の為、産卵床に管のようなものを差し込んでいきます。

産卵を終えた2匹が産卵床から離れると、他の2ペアが「次は自分たちの番」だと言わんばかりに、やってきました。

メスが産卵中、オスが守るように後ろから見守っているように見えます。

約10m離れた場所の産卵床はすでに、満床

アオリイカの寿命は1年と言われており、産卵後親イカはその後、親は寿命を迎えます。

そう考えると、アオリイカの産卵がより神秘的に感じてきますね。

また卵からふ化したアオリイカは1cm程度で、1年で30~60cmまで成長します。

ホウボウ

成長速度がめっちゃ早い

アヤトリカクレエビ

宿主によって、ボディの色が異なるアヤトリカクレエビ。

ペアでいたのですが、筆者の写真は残念ながらシングル。

相方は裏側に隠れてしまいました。

ハナイロウミウシ

鮮やかな色合いで、可愛らしいハナイロウミウシ。

マンリョウウミウシ

ハナイロウミウシの後では、絵面的には少し可哀そうな気がするマンリョウウミウシwww

カタカナで書くことが多い海洋生物の名前。

マンリョウには万両、満了、満量といろんな漢字があるけど、雰囲気的に「万両」でしょうか?

だとすれば縁起がいい名前かもwww

ホウボウ

万両 金持ちになりそうな名前だな

グラスワールド

内海の浅場ポイントとなるグラスワールド。

浅場とは言え、群れからマクロが楽しめるポイントです。

水温24.6℃ 最大水深18.8m 平均水深14.4m
海況 凪、流れ無し 潜水時間56分

カコカキダイ

阪神タイガースカラーでおなじみの、カコカキダイの群れのお出迎えで、2本目のダイビングが始まりました。

約40分後戻った時も、同じ場所で群れていました。

ミスジコケギンポ

穴から外を見る姿がキュートなミスジコケギンポ。

ホウボウ

全身見るとキュートさがなくなるけどwww

ハチジョウタツ

1cmもない超マクロなハチジョウタツ。

この子は他のゲストさんが見つけた個体ですが、老眼の筆者には、いると分かっていても見つけるのが大変www

しかも擬態しているので、発見難易度はさらにアップしますね。

シマキンチャクフグ(幼魚)

ソフトコーラルの間をチョコチョコ動き回るシマキンチャクフグの幼魚。

熱帯魚店で販売されているシマキンチャクフグは、海水水槽飼育で人気の熱帯魚の一つです。

アオウミガメ

群れ、マクロで終わりでないのが、さすが串本。

船のアンカー付近に戻ると、アオウミガメが出現。

最後の最後で大物出現とは、ナイスな演出です。

お世話になったダイビングショップ 南紀シーマンズクラブ

筆者がお世話になったダイビングショップは、前回に引き続き、串本では老舗の「南紀シーマンズクラブ」。

ショップは海に面しており、裏側はデッキチェアがあり、休憩時にはのんびり日光浴ができます。

自社船は3船あるようで、その日乗船するボートがショップから徒歩3分程度のところに、係留されています。

バスタオル1枚貸出、貴重品Box、お茶やコーヒー、みそ汁など、無料サービスが充実しており、筆者にとっては居心地がいいショップでした。

ゲスト用冷蔵庫もあるので、お弁当の持ち込みも安心できるところも嬉しいですね。

ホウボウ

レンジもあるからチンできるよ

まとめ・感想

筆者が潜った2023年6月27日午前中は曇りでしたが、海況は良好で良いダイビングができました。

ただ雨は降らず、午後からは晴れ間がでて、ほどよく暖かい日差しで、さらに良いダイビングができました。

7月4日~6日は大潮の為、サンゴ産卵が期待大。

串本の海はめっちゃ熱い日々が続きそうです。

ホウボウ

ただ陸上の天気が雨予報なんだよね。

おわり

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