レジャーダイビング発祥の地「伊豆海洋公園(IOP)」。
その歴史は古く、1964年にダイビングセンターが設立されました。
その伊豆海洋公園(IOP)は静岡県伊東市に位置し、東京から約3時間半で行くことができます。
ビーチダイビングのみの伊豆海洋公園(IOP)ですが、4千年前の大室山の噴火で流出した溶岩によってできたダイナミックな地形で、ボートダイビングにひけを取らないダイビングができることが魅力。
その為、セルフダイバーや都市型ショップが多く集まるダイビングポイントとして人気を集めています。
今回はその伊豆海洋公園(IOP)を20年ぶりに潜った記事となります。
では、潜ってみよう
天候・海況
暑さはそこそこ、波もなく、穏やかな海。
この日はセミの鳴き声がまったくなく、残暑と言うより秋の雰囲気の伊豆海洋公園でした。
2024年9月2日(月) | |
天気 | 晴れ |
気温 | 30℃ |
風向き | 東 |
潮 | 小潮 |
満潮 | 08:15/19:14 |
干潮 | 01:37/13:22 |
波高 | 小 |
ダイビングログ
ルート及び水面・水中の雰囲気
伊豆海洋公園のエントリー・エキジット口は一ヶ所。
エントリー後はメインの根である「1の根」と「2の根」をターゲットに砂地やゴロタを移動します。
2の根は片道10分程度かかるので、水深5mぐらいを移動し、2の根付近で潜行することになります。
従って残圧や水深管理はもちろん、流れがある時はかなりきついので、無理は禁物のポイントでもあります。
1本目は砂地にあるアオリイカの産卵床を見に行った後1の根へ行くルート、2本目は2の根へ直行するルートで潜りました。
ポイント名 | 産卵床→1の根 |
エントリー | 09:24 |
エキジット | 10:05 |
潜水時間 | 41分 |
水温 | 25℃ |
最大水深 | 24.0m |
平均水深 | 12,2m |
透明度 | 10m~ |
ポイント名 | 2の根 |
エントリー | 11:19 |
エキジット | 11:59 |
潜水時間 | 40分 |
水温 | 24.6℃ |
最大水深 | 29.0m |
平均水深 | 11.6m |
透明度 | 15m~ |
波は小さ目だったので、エントリー・エキジット口は楽ちんでした。
伊豆海洋公園(IOP)のエントリー、エキジット口には手すりとロープが備え付けで、どんなにベテランダイバーで上手であっても、手すりやロープに手かけながら移動します。
足元がコケやゴロタで滑りやすく、波があった時は危険ですからね。
筆者が潜った20年前頃はエントリーとエキジットが同じだった為、離合は大変で込み合うし、波高の時は大変でしたが、今は別々なので便利になりました。
エントリー後はブイをめがけて少し水面移動し、そこから潜行します。
部位下は2~3m程度。
エントリー、エキジット口がゴロタだと、歩きづらいので波がある時はキツイのですが、メリットもあります。
砂の巻き上げがないので、透明度が良いのです。
エントリー口が砂地だと、みそ汁の中を泳ぐことになることもしばしばありますからねw
ゴロタをすぎると砂地になります。
水深約10mと世界一深いところにある郵便ポスト。
2002年、ギネスに認定されています。
この日は青色の海ではなく、どちらかと言うと白みかかった色あいでしたが、透明度10m以上とまずます。
2の根へは水深5mぐらいを移動。
こちらの方が、透明度は良かったっですね。
2の根の先端あたりで潜行。
ボトムは30m以上ありますが、しっかり底が見えてました。
観測された生物
1本目はエントリー直後の浅場でカメを観測。
人が出入りするビーチエントリー直後のカメって、レアですね。
終焉を迎えてるアオリイカの産卵。
ニシキフウライウオ。
イソギンチャクエビ。
2の根ではキンギョハナダイの群れ。
群れの中をよく見ると、サクラダイやスミレナガハナダイも一緒に乱舞。
イサキの群れ、カンパチなどの回遊魚も2の根付近を回っていました。
エキジット前の浅場ではシマハギ、タスキモンガラなどもいて最後の最後まで楽しめます。
ただチョロチョロ動き回るので、シャッターチャンスがw
お世話になったダイビングショップ
今回お世話になったダイビングショップは「ダイビングショップ・ソル」。
伊豆海洋公園(IOP)中心にガイドされてるダイビングショップで、今回のガイドはもちろんグッド。
リピーターさんも多そうな感じの良いショップでした。
まとめ・感想
っという感じで伊豆海洋公園(IOP)でビーチダイビング2本を楽しんできました。
20年ぶり潜ったわけですが、天候海況ともに良好。
平日ということから人も少なく、休憩スペースから海を眺めながらまったりできました。
アクティブにダイビングを楽しみながら、ゆっくりした時間を過ごす休日は贅沢なものでした。
おわり
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