「磨き2割3分」・兵庫県加東市の特定地域産に指定された特Aの山田錦を77%削り磨き上げた酒米で作られる日本酒獺祭。
1770年から続く老舗酒蔵は山口県岩国市の山奥にある小さな酒蔵・旭酒造は八方ふさがりの業界で常識とされた慣習をことごとく覆し、世界市場にが羽ばたいていきました。
例えば、「日本のロマネコンティ」と称され、パリの三ツ星料理店のワインリストで掲載されているそうです。
2014年4月23日から25日までバラク・オバマ大統領が来日された時、安倍晋三首相がプレゼントしたのが獺祭でした。
「新劇場版エヴァンゲリオン」シリーズの中でも、獺祭が葛城ミサトの愛飲する銘柄の一つとして獺祭が登場してきます。
試飲
見学集合場所である獺祭の直営店で試飲を行います。
試飲は蔵見学終了後、有料で300円です。
試飲は4種類。
右から磨き「2割3分」、「3割9分」、「4割5分」、濁り酒。
お店の方から試飲は右からとの説明。
たしかに磨きが多い程さっぱりした口触りなので、「2割3分」からの試飲になるでしょう。
300円かかる試飲ですが、量も多く、トータルでは1ショットぐらいの量はありました。
試飲ができない人には酒粕入りのアイスがお勧めです。
かなり酒粕の味がしました。
蔵見学
蔵見学は有料200円、1日2回の予約制です。
1回目:11時(2019/06/01以降は10時)
2回目:14時
獺祭・本社12階建ての蔵です。
2016年か2017年に建替えされたそうです。
こちらが以前同じ場所に立っていた蔵です。
蔵見学は白衣、帽子装着し、靴も見学者用に履き替えます。
そして、エアクリーニングを行い、蔵の中へ入ります。
蔵見学は実際に作業をしている現場の中に入り行います。
こちらの皆さんは会釈だけでなく「おはようございます。」や「ありがとうございます。」など挨拶もしてくれます。
蔵見学と言うより気持ちいい職場見学をしている気分になりました。
こちらが「磨き2割3分」にまで精米された酒米。
めちゃくちゃ真っ白で、粉と言いませんが、かなりの細かさです。
発酵。
タンクは本社蔵に300、別の蔵に70~80あります。
獺祭のタンクは温度管理を容易にする為、小さめのタンクを使用しています。
「磨き2割3分」発酵2日目。
中央の線は温度計です。
「磨き2割3分」発酵10日目。
「磨き2割3分」発酵2週間目。
獺祭の蔵見学は遠目から見るのでなく、実際の現場回りなので、とても勉強になりお勧めです。
日本酒の販売量はピークの1975年から3分の1に落ち込み、3000以上あった酒蔵が半減しました。
しかし今や世界中で愛飲されることが多くなった日本酒はこれからもっと発展すると思いますね。
おわり。
旭酒造株式會社
〒742-0422
山口県岩国市周東町獺越2167-4
TEL(0827)86-0120
漫画でも獺祭の歴史がわかります。
ランチにお勧めの「山賊」
午前中の蔵見学が終わると、ちょうどランチタイムになります。
お勧めは山口県岩国市で有名な「山賊」です。
でっかいおにぎりの山賊むすびとと鶏のふとももを焼いた山賊焼き。
面白くてワクワクする店舗です。
土日など休みの日はめちゃくちゃ混んでいるので、お店で食べるなら平日です。
私のお勧めの食べ方は、「山賊弁当1200円を買って、外で食べる」です。
食べる場所は日本三大奇橋の一つ錦帯橋
川岸でのんびりピクニック気分でお弁当を食べると美味しさが増しますね。
平日だと観光客も少ないので、いいですよ。
獺祭から山賊までは車で20分、山賊から錦帯橋も車で20分です。
おわり
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