2023年6月から20本以上潜っている串本の海。
地形を覚え、見慣れた風景に安心感を覚える一方で、経験を重ねるたび、この海の持つ奥深さに新たな驚きを感じています。
まだエントリーしたことのないポイントも数多く残る中、この日は初めて期待に胸を膨らませながら『吉右衛門』を潜りました。
2024年12月13日(金)に初めて潜った『吉右衛門』と、馴染み深い『備前』でのダイビング体験をお届けします。
では、潜ってみよう
天候・海況
この日の天気予報は午前中小雨から午後強雨、出港前の空模様も曇り空。
結果としては、午前中は降らず13時過ぎたあたりから雨になりました。
筆者は午前中に2本潜ったので、雨は無くしかも無風。
翌日から西高東低の冬型の気圧配置で北風が強くなる予想から、ショップスッタフも翌日のオープンの可否やポイントについて悩んでいました。
翌日14日の天気は快晴でしたが、やはり北風が強い日でした。
ダイビングは何とかできたようですが、串本で打ち上げ予定だった初の民間ロケット「カイロス2」の打ち上げは2日連続強風で延期となるぐらいでしたからね。
曇り空でも無風で穏やかな海に潜れる方がやっぱいいですね。
2024年12月13日(水) | |
天気 | 曇→雨 |
気温 | 9℃~11℃ |
風向き | 東北東→北 |
潮 | 若潮 |
満潮 | 04:30/15:36 |
干潮 | 10:00/22:30 |
波高 | 凪 |
ダイビングログ
今回はダイビングポイントは、外洋と内海の境界あたりの「吉右衛門」と内海エリア「備前」の2ヶ所。
吉右衛門、備前ともに透明度は15mオーバーと良好。
はじめて潜ったポイント「吉右衛門」はサンゴが元気。
オオトゲトサカの見事な群生。
これだけサンゴやオオトゲトサカが元気に生息しているので、あまり人が入ってないポイントかもしれませんね。
気温が9~11℃だったので、水温は20℃でもエントリーした瞬間「あったか~」www
ただ20~30分超えると、やっぱ身体が冷えて寒くなってきますね。
ポイント名 | 吉右衛門 |
エントリー/エキジット | 08:14→09:05 |
潜水時間 | 51分 |
水温 | 20.3℃ |
最大水深 | 22.4m |
平均水深 | 11.0m |
透明度 | 15mオーバー |
ポイント名 | 備前 |
エントリー/エキジット | 10:07→11:57 |
潜水時間 | 50分 |
水温 | 20.2℃ |
最大水深 | 19.6m |
平均水深 | 14.0m |
透明度 | 15mオーバー |
観察された生物
キレイな人の目につくようなタイプと砂地や岩に擬態化しているタイプがあるカサゴ。
どちらも毒があるけど、もし毒を食らう場面になったらキレイな方を選ぶかな。
「綺麗なバラには棘がある」ではないけど、見た目の弱い筆者www
っという事で華やかなカサゴ3種に目が行きましたw
ネッタイミノカサゴ幼魚
ハナミノカサゴ
ミノカサゴ
どれもきれいなヒレを広げゆっくりと優雅に泳ぐので、写真は撮りやすく綺麗なコたち。
これでヒレのに毒さえなければ、人気者になるんだろうけど、残念www
ダルマオニオコゼ
そしてこちらも毒を持っているダルマオニオコゼ。
よく見ると鼻筋が通った顔つきなんだねw
イソバナカクレエビ
老眼に厳しいサイズを探し出すのもダイビングの楽しみの一つ。
2mmサイズで透き通った色あいは特に厳しいけど、見つけた時の喜びはなかなかのもんです。
タテジマキンチャクダイ幼魚
タテジマキンチャクダイ、略してタテキン。
幼魚と成魚では模様が全く違う魚の場合、断然幼魚の方が人気者。
ちなみにタテジマキンチャクダイの英名はエンペラーっとすごい名前がついていますw
まとめ・感想
っという感じで、串本の「吉右衛門」と「備前」を潜ってきました。
水温より気温が低くなってきて、冬の海に完全になりましたね。
そのおかげで水中は澄んで透明度もアップしてきました。
ウエットスーツしか持ってないない人は、ドライスーツのレンタルで一度は冬の海を潜ってみてはどうでしょう。
冬の平日はホントにお勧めで、人は少なくガイドとマンツーマンになることもしばしばあり、のんびりまったりと潜れ、これほど贅沢なものはありません。
現在筆者はドライスーツを持っていないのでレンタルしましたが、筆者がお世話になっている南紀シーマンズクラブでは3,000円/日(税込)と安目ですし、ドライスーツキャンペーンで1回無料レンタルもあるので、トライするにはお勧めです。
おわり
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