多くのダイビンスポットがある静岡県伊豆半島。
エリアとしては西伊豆、東伊豆、南伊豆に分かれ、筆者は西伊豆の横綱・大瀬崎(おせざき)(東の横綱は伊豆海洋公園)をホームグランドとし、16ヶ所のダイビングスポットで潜っています。
筆者が気に入っている西伊豆の良さの一つは、富士山が見えると言うところです。
特に冬の冠雪した富士山を見ながらのダイビングは、エントリー前から清々しい気持ちになります。
その西伊豆のダイビングスポットの中で、もっとも時間がゆっくりでのんびりできるダイビングポイントが井田(いた)です。
井田には民宿はありますが、食堂どころか売店もない小さな集落。
その井田はビーチエントリーのみでありながらも魅力的な海で、マクロから群れそして井田ブルーと呼ばれる透明度の高さから、初心者だけでなくベテランダイバーも十分に楽しめるスポットとして人気です。
今回はその井田で潜った記事となります。
では、潜ってみよう
静岡県の海水浴場は水がきれい
環境省のデータを元に、ダイヤモンド編集部が独自に「水がきれいな海水浴場が多い都道府県ランキング」を作成した資料によると、「静岡県は水がきれいな海水浴場が多く、その中でダイビングスポットである井田と大瀬崎の水はきれい」であることが示されています。
ダイビングスポットの魅力は「水のきれいさ」だけではありませんが、西伊豆のダイビングスポット井田と大瀬崎が人気なのも頷けます。
井田ビーチ
井田ビーチは桟橋を見て、左側がダイビングポイント、右側が海水浴場になっています。
海水浴はロープで囲まれたエリアの中を楽しむことができ、ライフセーバーも常駐されています。
ダイビングエリアはゴロタのビーチで、桟橋ふもとからエントリーします。
ダイビングログ
台風7号の進路が千葉方面になったことから、海況は凪状態で良好なコンディションでのダイビングとなりました。
2024年8月15日(木) | |
天気 | 晴れ |
気温 | 34℃ |
風向き | 東北東 |
潮 | 中潮 |
満潮 | 07:29/20:38 |
干潮 | 15:40 |
波高 | 凪 |
ポイント名 | 井田ビーチ |
エントリー | 9:55 |
エキジット | 10:38 |
潜水時間 | 43分 |
水温 | 27.2℃ |
最大水深 | 25.8m |
平均水深 | 14.4m |
透明度 | 8m~ |
コース取りは「徐々に水深を下げながらゆっくり西へ進み、Uターン」。
今回のルールとして、ガイドやバディとはぐれた場合「その場で1分間待機後、南側の浅場のゴロタへまっすぐ戻り、安全停止を行い浮上」。
「決してUターンでなく、南側へ」そうすれば岸側のどこかに着きます。
エントリー直後の水中は、大きなゴロタが続きます。
10mも進まないうちに、ソラスズメダイの群れが迎えてくれます。
ゴロタの中には、ソラスズメダイの卵が確認できました。
水中は沖に向かって傾斜がついており、水深20m越えからゴロタがなくなり、砂地になっていきます。
砂地にはチンアナゴなどの人気ものが観測されているようですが、今回は砂地を攻めていないので、筆者は未確認です。
アオリイカの漁礁。
アオリイカの卵がありましたが、現在はほとんどがハッチアウト後の卵となっています。
卵でお腹が膨らんでいるニシキフウライウオがいるとのことでしたが、今回は観測できませんでした。
ガラスハゼ。
日本には9種類のガラスハゼがいるらしいが、筆者はまったく区別がつきませんw
お世話になったダイビングショップ
今回お世話になったダイビングショップは「井田ダイビングセンター」。
現在、井田には3件のダイビングショップがありますが、筆者の記憶が正しければ井田で最初のダイビングショップです。
14~5年前は施設利用のみでしたが、今回はガイドをお願いしました。
スタッフの対応は良く、ショップツアー、セルフダイバーそして初心者からベテランと幅広いダイバーが集まっていました。
まとめ・感想
っという感じで、西伊豆・井田で潜ってきました。
筆者は器材トラブルが発生した為、1本しか潜れませんでしたが、十分に満足することができました。
他のショップも含め平日にもかかわらず多くのダイバーが集まっていましたし、海水浴客も多かったのですが、売店や出店などが無い上、井田のまったりした雰囲気のおかげ、時間がゆっくり流れていた感覚がありました。
喧騒が全くなく、きれいな水と評されている井田でのダイビングで有意義な時間を過ごすことができました。
おわり
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