日本の風物詩の一つ干支にあやかる地域や商品のPR。
うさぎ年の2023年は鳥取県が猛アピールしています。
鳥取県平井知事の呼びかけでオンライン会議「鳥取県内各地に伝わる白うさぎの神話や伝説を活用するPR戦略会議「ウサミット」」開催され、「鳥取県をうさぎの聖地にする」と共同宣言しました。
全国的に有名な「因幡の白うあさぎ」は「日本最古ラブストーリー」とも言われていますね。
今回はうさぎ年の前年2022年1月に訪れた「白兎神社」を紹介します。
では行ってみよう
白兎神社 皇室とも縁があるかも
白兎神社は「道の駅 神話の里 白うさぎ」と隣接しており駐車場は共用で、筆者が訪れた時は観光バスでのツアー客の方もいらっしゃいました。
白兎神社の御祭神は白兎神を主神とし、保食神(しうけもちのかみ)を合祀しています。
参道にあたる階段から手水舎など、うさぎがいたるところにいます。
参道にあたる階段を上りきると、社殿がすぐに表れるシンプルな神社。
拝殿は出雲大社同様、妻入りの切妻造、注連柱は出雲型の左綯え。
白兎神社は小さな神社ですが、興味深い一説もあります。
本殿をささえる土台石に聞くの紋章が刻まれている菊座石が6ヶ。
焼失した社殿が再興されたのが、1596~1615年頃。
例えば城の石垣には「刻印」「刻紋」と呼ばれる印が刻まれており、江戸城の場合は石垣を築いた諸大名が自分の運んだ石に刻み、藩同士の石の所有を巡るトラブル防止の意図があったと考えられています。
年代的にも合うし、「もしかしたら、皇室ご用達の「土木屋さん」が関わったかも?」なんて思ったりします。
日本最古のラブストーリー「因幡の白うさぎ」ざっくり説明
結論から言いますと、「うそをつくな」、「人には優しく」の2点を物語っています。
キャスト
- 大穴牟遅神(オオナムチ):後の大国主
- 八神姫(ヤガミヒメ):因幡一の美女
- 八十神(ヤソガミ):オオナムチをいじめるの異母兄弟
- 白うさぎ(ウサギ):因幡の白うさぎ
- サメ
ストーリー
- 白うさぎは海を渡る為にサメをだまして並べて、その背中利用して渡ろうとした。
- サメはだまされたと気づき、白うさぎの皮をはぎ取った。
- ヤソガミ達は因幡一の美女・ヤガミヒメを妻にするため、因幡へ出発。
- オオナムチはヤソガミの雑用係としてヤソガミの大量の荷物を持たされ、大きな袋を持って因幡に出発。
- 皮をはぎ取られて苦しんでいる白うさぎの前をヤソガミ達が通り、「海水に浸かって、風に当たれば治る」と伝えられ言う通りにすると、症状はさらに悪化。
- 苦しんでいる白うさぎの前をオオナムチが通り、事情を知る。
- 白うさぎ「真水で身体を洗い、ガマの穂を撒いて、そこに寝転がれば治るから」とオオナムチじから教えられ実行すると、肌は治る。
- 白うさぎは感謝して何度もお礼を言いながら「ヤガミヒメは心の優しいあなたと結婚するでしょう。」と伝える。
- 白うさぎは自らが伝令の神となって、ヤソガミ達より前到着し、この事実をヤガミヒメに伝える。
- 何も知らないヤソガミ達はフラれ、オオナムチとヤガミヒメは結婚。
このことから「因幡の白うさぎ」は日本最古のラブストーリーと言われています。
道の駅 神話の里 白うさぎ
道の駅は日本海の海岸線国道9号線沿いに位置します。
「因幡の白うさぎ」の舞台とされている海岸で、一説によると、オオナムチがヤガミヒメにプロポーズした場所と言われています。
日本最古のラブストーリーの発祥地として、また2010年には恋人の聖地に認定され、人気の海岸となっています。
道の駅にはアイドル?の駅長がいます。
2022年で13歳でしたので、2023年現在14歳になっているでしょう。
道の駅では特産物の販売の他、鳥取では人気店の「すなば珈琲」もあります。
筆者がこの時に知ったのが日本酒「瑞泉」。
「瑞泉」と言えば沖縄の泡盛だったので、同名銘柄の日本酒には驚きましたw
それで瑞泉の日本酒・泡盛の飲み比べをしてみました。
まとめ・感想
こんな感じで「白兎神社」と「道の駅 神話の里 白うさぎ」に訪れました。
筆者が訪れたの翌日が大雪で鳥取砂丘が雪原になるほど寒い日でした。
なので、じっくりお参りができなかったのですが、「因幡の白兎が身体を洗ったとされる御身洗池」や「白うさぎが、蒲(がま)の穂にくるまって傷を癒した蒲の生息地」などがあり、神話の雰囲気を感じられる神社です。
今年はうさぎ年なので、暖かくなってからドライブがてら訪れるのにお勧めのスポットです。
プロポーズするのにいいかも
おまけ
うさぎ年なので、広島竹原市・大久野島(通称うさぎ島)も爆発的な人気がでる年になるでしょう。
おわり
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