日本三景の一つ天橋立を訪れた日は2021年9月30日。
冬は風と寒さでキツいと思いますが、それ以外の季節はのんびり歩いてみるのもいいでしょう。
天橋立は片道2.6kmですが、往復歩いてみました。
展望から望む景色を楽しむなら早目に
天橋立の景色と言えばこの景色でしょう。
写真側手前が天橋立駅側、奥が股のぞきの笠松公園側。
上から望む景色の場所へは基本的にロープウェイなどを利用するので、有料となります。
天橋立駅側には天橋立ビューランドと言う施設があり、天橋立ビューランドへはリフトもしくはモノレールで往復します。
どちらを利用してもOKで、料金は往復850円。
天橋立ビューランドへは車でアクセスできますが、駐車料金がかかります。
ビューランドの営業時間は17:00(冬季16:30)までなので、早めに行った方がよいでしょう。
傘松公園もケーブルカーもしくはリフトで上ります。
料金は往復680円。
下りの最終便が17:00ですが、傘松公園へは徒歩ルートもあるようで、最終便を逃がしたら歩いて帰ることもできるのでしょう。
傘松公園は標高130メートルの成相山中腹にあるので、それほど厳しいものではないのかな?と推察しています。
徒歩ルートについては公式サイトに記載されていません。
この日、天橋立に到着したのが14時頃。
天橋立を往復徒歩で歩いた為、展望からの景色を楽しむ時間が少なく、上るのは次回に取っておくことにしました。
その時は徒歩での傘松公園に挑戦しようかな
ただ2021年9月現在、徒歩ルートが生きているかどうかは不明ですけどね。
確認するの忘れたのはミスったな
今回の教訓として、「展望から望む景色を楽しむならお早めに」ですね。
御朱印帳を忘れずに
天橋立の両端に神社仏閣があり、御朱印もいただけます。
智恩寺~知恵を授けてくれる文殊様で有名
智恩寺は丹後の切戸文殊と呼ばれ、日本三大文殊の一つで、他の二つは大和の安倍文殊(奈良県桜井市・安部文殊院)、出羽の亀岡文殊(山形県高畠町・大聖寺)です。
文殊とは知恵(智慧)を司る文殊菩薩(もんじゅぼさつ)のことで、多くの受験生が祈願きているそうです。
本堂
多宝塔(重要文化財)
手水鉢として使用の鉄湯舟(重要文化財)
扇子おみくじ
私はひきませんでしたが、扇子おみくじにはかわいさを感じました。
籠(この)神社~元伊勢 丹後の一宮
籠神社は天照大神と豊受大神が伊勢神宮へ お遷りになる前、4年間吉佐宮(よさのみや)という宮号でお祀りしていた神社。
元伊勢神社は全国にいくつかあるそうですが、 公式サイトによると天照大神と豊受大神 の両方がお祀りされたのは、籠神社だけのようです。
重要文化財の狛犬
向かって右側の狛犬の口が空いており、左側の狛犬の口は閉じています。
沖縄のシーサーも同じように右は空いており、左が閉じています。
シーサーの場合、右側はオスで不運や不幸など悪いものを食べて守るためにに口が開いており、左側はメスで幸せをくわえて離さないと言うことで口が閉じています。
一方狛犬は元々性別がなかったようですが、江戸時代から性別を区別された狛犬が造られます。
ただどちらがオス、メスっていうのは様々な説があって、決まってないようですね。
意味としては、口が開いているのが「あ(阿)」、口を閉じているのが「うん(吽)」と呼び、あうん(阿吽)には、「物事や人生、宇宙の始まりと終わり」とあり、狛犬とシーサーは外観は似た雰囲気があっても、意味が違うようですね。
境内は撮影禁止なので、撮影はこの門までとなります。
天橋立を歩いてみる
天橋立の松並木は2.6km。
ゆっくり歩いて、約45分ぐらいでしょう。
松林がずっと続くので、真夏でも日陰で意外と歩きやすいかもしれません。
ただ飲料水の持参は必要でしょう。
地面から少し盛り上がっていたのかもしれません。
見つけた人は松林だから「マツタケ」と思って期待して掘り起こしたら、「違うじゃねぇかよ。」って感じで残されたんじゃないのかなw
天橋立はクロマツなので、アカマツじゃないとマツタケは生えませんw
与謝野寛、与謝野晶子夫婦は天橋立と縁が深いので、天橋立に関する歌が多数あり、道中に歌碑があります。
「でも、これはどうなん?」ってのもあります。
松尾芭蕉が天橋立読んだ句がないのが残念だからって、句を選んで句碑を建立って、正直笑えます。
その句の情景や意味と天橋立は何も関係ないんでしょう。
なんも言えねぇw
クラブか専門学校っぽい人たちがスキンダイビングのトレーニングしていたり、釣りをする人がいました。
天橋立海水浴場だからいいのよね
天橋立ホテル 展望大浴場の温泉でサッパリ
天橋立ホテルの日帰り入浴は税込1000円(バスタオル、タオル込み)です。
大浴場には天橋立を望む露天風呂、中庭には源泉かけ流しの足湯もあります。
ホテルにはめずらしく、大浴場のフロアには小さいながらも休憩所があります。
温泉に入った後、少し横になって観光で疲れた身体を癒すこともできそうです。
駐車場
天橋立駅側
天橋立の街中には駐車場もいたるところにあります。
料金は1日もしくは夕方16や17時までいくらと言うパターンになっています。
金額は400円~700円で中心は500~600円、天橋立に近いほど高くなります。
今回、天橋立まで400mの標識より2~30m遠くなる終日300円のコインパーキングを利用しました。
このパーキングより100mぐらい天橋立側にある、ガソリンスタンドエネオスが一番割安かもしれません。
PM6:00まで燃料満タン(10L以上)駐車無料となっています。
カッコ書きで10L以上となっているので、10Lで駐車無料でOKと解釈できますが、ここは確認が必要でしょう。
まぁ無料と言っても、駐車料金を加味した金額と考えた方が無難でしょうね。
この時のお店価格が169円/Lでした。
仮に他では150円/Lだとしても、10Lで値差190円なので、駐車場代190円と考えれば安いものでしょう。
あくまでも10LでOKであればですけどね。
傘松公園側
傘松公園側には、10台ちょっと駐車できる無料駐車場がありました。
場所は傘松公園側の天橋立入口手前です。
この駐車場へ通じる道は、そのまま天橋立に行く道であり、民家の前を通るので、初見では行きづらいでしょう。
また、台数も10台ちょっとなので、満車になっている確率も高いと思います。
籠神社の駐車場が一味違っていました。
料金は終日700円ですが、一度料金を支払えば、17時まで入出庫を何回行っても良いのです。
このことは、駐車場の守衛さんに直接聞いて確認しました。
出入りする必要があるかどうかは分かりませんが、便利なのは間違いないでしょう。
感想とおまけ
感想
天橋立を往復歩いて観光する場合は、午前中には到着しないと時間が足りないですね。
レンタサイクルもありますが、歩きの方がいろんな発見があるので、距離にもよりますが私は断然歩き派です。
往復はしんどいと言う方は、往路は徒歩、復路は観光船がいいでしょう。
駐車場に関しては、コロナ禍で値下げしたのか、元々からそうなのかが分かってないので、何とも言えませんが観光地としては比較的安いと感じました。
観光もいいけど、機会があれば、シュノーケリングや釣りで行ってみたいですね。
おまけ
今、兵庫県の城崎温泉でリゾバ中。
天橋立へは城崎温泉から日帰りで行ってきました。
城崎温泉~天橋立は直行すれば片道55km、約1時間20分で行けます。
今回、往きは海岸線を遠回りしたわけですが、このような場所がありました。
静御前って義経の奥さんの⁈
じゃあご挨拶に行こう
看板の案内に従って行きますが、「ホントにこれでいいの?」って感じで民家の前を通ります。
「まさか民家の庭じゃないだろうか」と心配しながら進むと、なんか碑石のようなものが見えました。
静御前の碑石でした。
静御前は現在の京都市付近が出身地だと勝手に思い込んでいましたが、日本海側だったんですね。
おわり
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