北海道最強パワースポットとして名高い北海道神宮は、原生林のある円山公園そばにある豊かな自然に囲まれた神社です。
1869年(明治2年)、北海道開拓・経営を行うために開拓使が設置され、9月1日「北海道鎮座神祭」が斎行されたのが、北海道神宮の創祀とされています。
札幌自体、風水の理論に基づいて設計された街のとの話もあり、そうなると北海道神宮も風水との関係が強いのでしょう。
その為、本殿の向きや鳥居に意味があり、北海道最強パワースポットと呼ばれているのでしょうね。
北海道神宮の鳥居の御利益
鳥居は5つある
北海道神宮境内に入る各参道に鳥居があり、境内図には4つの鳥居があります。
ただ第1鳥居は北海道神宮の境内ではなく、北海道神宮の拝殿から約1km離れた一般道上にあります。
細かいことを言えば、境内社の鳥居が3つあるので、合計8つの鳥居があることになります。
その中で第ニ鳥居と第三鳥居のご利益が特に有名です
北東、鬼門の向きの第ニ鳥居は縁切り
神社の本殿は基本的に南向きですが、北海道神宮の本殿は「鬼門」と呼ばれる北東向きに建てられており、本堂正面に伸びる表参道の第二鳥居は北東向きになります。
通常と異なる方角に向けているのは、明治時代当時の最大脅威「ロシア」に対する防衛とも言われています。
そのような脅威と縁を切ることから、第二鳥居は縁切りの御利益があるとされています。
南西向きの第三鳥居は良縁向上
南東の方角は良縁を呼び込む方角とされ、第三鳥居は南東に向いています。
第三鳥居側は円山公園があり、その向こうが丸山山頂。
山頂から爽やかな風が流れ、素人的にも何となくいい風水に感じますね。
第二鳥居で縁を切って、第三鳥居で良縁のご利益。
なかなか考えられているなぁと感心しますね。
「特に鳥居にそのような云われはない」らしい
検索すると「第二鳥居は縁切り」、「第三鳥居は良縁」とほとんどそのように出てきますが、「特に鳥居にそのような云われはない」との事らしいです。
北海道フォトと言うサイトの筆者「タクロー」さんがウエブサイトにアップされている内容がこちら
くぐる鳥居によってご利益が違うと言われていますが、信憑性のある根拠はとくに無いようです。
神社の方に聞いてみましたが、特にそのような云われもないとの事。
引用元:北海道フォトより
神社の方に直接聞かれているのだから、「特にそのような云われもない」が正しいでしょう。
まぁ、云われはないかもしれませんが、「そう思ってお参りすることに意義があるでいいのでは?」と筆者は考えます。
まとめ・感想
っというわけで、北海道神宮のお参りに行ってきました。
筆者がお参りした時は天気は「雪時々晴れ」でしたが、神社はどの季節どの天気でも絵になるなぁと感じました。
北海道神宮の御祭神・四柱は大国魂神(おおくにたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)、明治天皇(めいじてんのう)。
大国魂神【北海道の国土の神様】
五穀豊穣・商売繁盛・子孫繁栄
大那牟遅神【国土経営・開拓の神様】
縁結び・子授かり・夫婦和合・商売繁盛
少彦名神【国土経営・医薬・酒造の神様】
医薬・病気平癒・酒造繁栄・国土平安・縁結び
明治天皇【近代日本の礎を築かれた天皇】
国家安泰・家内安全・学業成就
四柱(神様を数える時は一人二人ではなく柱(はしら)と数えます)のご利益をみると、鳥居の云われは関係ないでしょうね。
北海道神宮は札幌の観光名所の一つとなっており、この日も多くの外国人観光客が参拝していました。
筆者としては「参道の中央を歩かない」、「鳥居をくぐる時は一礼する」など英語表示のお参りの作法の案内がほしいところです。
今度は冬以外の季節にお参りに行ってみたいですね、自然豊かな北海道神宮は境内に野生のエゾリスが顔を出すらしいので。
おわり
コメント