温泉好きの筆者は日帰り温泉をしばしば楽しんでいます。
兵庫県北部但馬エリアの温泉と言えば城崎温泉。
外湯巡りがウリの城崎温泉は、旅館泊だと外湯巡りの湯券がセットになっているので、外湯巡りを楽しめるのですが、おひとり様日帰り温泉としては正直お勧めはしていません。
理由はこれにつきます。
城崎温泉の外湯には鴻の湯以外には駐車場がなく、コインパーキングに入れる必要があります。
「最初の1時間が無料、その後1時間100円」の比較的安い公営駐車場や民間駐車場が城崎温泉内に数か所ありますが、城崎温泉の外湯の入浴料は6温泉が700円、1温泉が800円、外湯1日フリーパス券が1300円。
駐車場代を含むと結構な金額になるので、おひとり様では悩ましいところではないでしょう。
筆者の感覚はこうです。
コインパーキングに入れてまで、おひとり様で日帰り温泉は無いな!!
しかし但馬エリアには城崎温泉以外にも多くの日帰り温泉施設がありますので、筆者が実際に利用した温泉を紹介します。
しかも城崎温泉外湯より安いwww
情報は2021年12月現在になります。
日帰り温泉施設
小代温泉「おじろん」 炭酸水素塩泉
入湯料500円で大浴場の他、露天風呂、寝ころび湯、打たせ湯、サウナが楽しめる温泉施設。
本格手打ちそばが食べられる軽食コーナー「手打ちそば 藤村」もあります。
そばアレルギーだから関係ないけどwww
2022年4月1日から入湯料が値上がりします。
おじろんはオジロスキー場のすぐそばにあるので、スキー帰りに疲れをとるのにいいでしょう。
営業時間:11:00~21:00(20:30受付終了)
休業日:毎週月曜日(祝日の場合は営業)
村岡温泉 単純温泉
村岡温泉は、大阪・京都の相互タクシー株式会社創業者・多田清氏がすぐ近くの長楽寺に但馬大仏を建立中「このあたりだけ雪どけが早い」との地元住民の話を聞いて、ボーリングしたところ温泉が出て、開湯されました。
豊富な湯量なので総大理石の浴槽へかけ流ししており、単純温泉だけどかなり肌がスベスベするいい泉質。
入湯料は500円ですが、シャンプーやボディソープはありませんので、持参する必要があります。
営業時間:10:00~21:00
休業日:年中無休
七釜温泉「ゆ~らく館」硫酸塩泉
浜坂温泉郷の一つ七釜温泉は浜坂で最初に発見された温泉で、自然いっぱいの山沿いの小さな集落にあります。
七釜の地名の由来となった大釜の露天風呂も天然かけ流しで贅沢な気分が味わえます。
大浴場は桧と石があり、筆者が入浴した男風呂は桧でした。
もしかしたら毎日男女入替制をしているのかもしれません。
入湯料:500円
泉質はナトリウム・カルシウム‐硫酸塩高温泉の泉温は50.4℃で、「こたついらずの温泉」と言われています。
営業時間:9:00~22:00(21:15受付終了)
湯村温泉「薬師湯」炭酸水素塩泉
夢千代日記の舞台となった湯村温泉はのんびりできる温泉街です。
源泉かけ流しの天然温泉の泉質はナトリウム 炭酸水素塩 塩化物・硫酸塩泉の高温泉。
温泉たまごを作れるコーナーもあり、約40分でトロトロたまごができるそうです。
入湯料:400円
営業時間:7:00~22:30(22:00受付終了)
休業日:毎月15日(木曜・土日祝の場合は翌平日)
浜坂温泉 松の湯 塩化物泉
浜坂町に二つある町営温泉施設の一つ「松の湯」。
銭湯のような雰囲気の温泉ですが、素泊まりですが、宿泊もできます。
キッチンがあり自炊が可能で、34名まで宿泊できるので、合宿などに良さそうです。
シャンプーやボディソープはありませんが石鹸はあり、入湯料は安く地元の方は銭湯感覚で通えってるのでしょう。
筆者が入湯した際も、地元の方しかいませんでした。
入湯料:300円(町内200円)
営業時間:①通常営業 午後2時~午後8時
②夏季営業 午前9時~午後9時(7月第3火曜~8月31日)
※受付時間は閉館の30分前まで
休業日:毎週月曜日 (夏季は無休)
年末年始(12月29日~1月3日)
かすみ矢田川温泉 塩化物・硫酸塩泉
かすみ矢田川温泉は山々の景色を望むことができる露天風呂が解放感があって気持ちいい温泉です。
筆者が入湯した時の天気は雪。
雪景色を見ながらの温泉は、風情があっていい雰囲気でした。
自然の景観が満喫できる温泉は、心身ともにリラックスできてくつろげますよ。
入湯料:630円
営業時間:10:00~20:00(最終受付19:15)
休業日:毎週水曜日(祝日の場合は翌日)
宿泊施設や道の駅の日帰り温泉
ホテルシルク温泉「やまびこ」 炭酸水素塩泉
地下1100mの古代花崗岩から湧き出る天然温泉は高成分で「シルク温泉」と言う名の通り、お湯はトロリ感があり、肌がツルツルスベスベします。
その泉質はアルカリ性単純温泉で、正直ボディソープは不要でもいいぐらいで、「美人の湯」と呼ばれています。
解放感のある露天風呂が森の中に溶け込むように包んでくれる癒しの「山の湯」とゆっくり回る水車、柔らかな照明と静寂な竹林を思わせる趣のある「花の湯」は男女日替わりになっているので、2回は行ってほしいです。
入湯料:600円
営業時間:6:00(1・2月は7:00)~23:00(22:00受付終了)
休業日:第3水曜日
やぶ温泉「但馬楽座」 弱アルカリ性単純泉
やぶ温泉但馬楽座は道の駅構内にある宿泊施設ですが、朝から多くの地元の方が入浴に来られています。
泉質は地下1000mから湧き出る弱アルカリ性の単純泉ですが、ラドンを含んでいる為か、滑らかな温泉で、肌がツルツルになりました。
料金:500円
営業時間:8:00~22:00(21:30受付終了)
休業日:宿泊施設なので無休?
とがやま温泉「天女の湯」 炭酸水素塩泉
とがやま温泉「天女の湯」は道の駅ようか但馬蔵から車で1分の高台にあります。
「美人の湯」と呼ばれるにふさわしい炭酸水素イオンを多く含んだ泉質のとがやま温泉「天女の湯」。
自然石の大浴場のある「森の湯」と広大な眺望の「展望の湯」の2つの浴室があり、 男女日替わりになっているので、「シルク温泉やまびこ」同様、2回は行ってほしい温泉です。
入湯料:700円
営業時間:10:00~21:00(20:15受付終了)
休業日:毎週木曜日
まとめ・感想
日帰り温泉には大きく分けて単独施設、宿泊施設内に分かれますが、筆者は単独施設の方が好みですね。
その理由は「休憩室がある確率が高い」からです。
宿泊施設の場合、日帰り温泉客がゴロゴロできる休憩室が無いことが多いので、一休みできないんですよね。
特に時間の制約がないおひとり様だと、ひと眠りしたい時もありますから、休憩室は重要だと考えます。
入湯料500円クラスが多いのも特徴的で、700円になるとかなりの高クオリティの施設になっています。
それからすると城崎の700円は高い気がする。
城崎のブランド代だね
ちょっと城崎温泉をディスり気味ではありますが(笑)、但馬エリアは城崎温泉を含め日帰り温泉が数多くあるので、温泉好きにはドライブがてらのお勧めスポットだと思います。
おわり
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