城崎温泉のある豊岡市は京都府とは県境で隣接しています。
豊岡駅にはJRと京都丹後鉄道があります。
豊岡から京都丹後鉄道を使うと約1時間10~20分で日本三景の一つ天橋立へ行くことができますよ。
その京都丹後鉄道に豊岡駅から乗って3駅目のかぶと山駅で下車、そこから徒歩2分のところに木下酒造があります。
木下酒造の代表的な銘柄は玉川です。
木下酒造は1842年(天保13年)創業となっています。
天保と言えば「江戸時時代三大改革・天保の改革、水野忠邦」や「大塩平八郎の乱」を日本史の授業で習ったせいか、何となく馴染みのある元号に感じます。
「自分の代で蔵を閉めることも考えた」と言う11代蔵元の木下善人社長が、日本酒史で初となる外国出身の杜氏・フィリップハーパー杜氏を向かい入れたところから、色んな挑戦が始まったようです。
もともとは地元向けのレギュラー酒がメインの酒蔵だったそうですが、山廃仕込みや生もと仕込みに挑戦。
イギリス人ならではの発想でしょうか?
いろんなアイデアの日本酒が誕生しました。
その中の一つ「タイムマシーン」。
江戸時代の製法で造った酒。
超甘口ながら、吟醸タイプとくらべて3倍の酸、5~7倍のアミノ酸の魔法で、濃厚な甘さがすっと切れて残らない。
食前酒にも最適な、日本酒版デザートワイン。
アイスクリームにかけると、笑ってしまうほど美味しい。かと思えばブルーチーズ、フォアグラ、さらに丹後名物・鯖の糠漬け「へしこ」とも驚きの相性のよさ。
江戸時代の酒蔵の風景を描いたTime Machine1712のラベルには、顔が玉川ロゴのロボットが蔵人として紛れ込んでいます。引用:木下酒造有限会社ホームページより
タイムマシーンの謳い文句「アイスクリームにかけると美味しい」にまずは挑戦。
左端がアイスクリームにかけてある「タイムマシーン」。
確かにアイスクリーム相性はいいですね。
おそらく牛乳ソフトが一番合うと思いますが、タイムマシーンを買って自宅でいろんなアイスで試してみるのも面白いかもしれませんね。
今までの経験上、普通試飲と言えば多くても3~4種類程度でしたが、木下酒造の試飲は多くの種類ができました。
もちろん無料ですよ。
今回のお目当て「蔵内限定品・中汲み」。
1本のタンクから720ml(4合)72本分しか取れない無濾過生原酒。
購入したロットナンバーは7。
その時その時で中汲みを取るタンクが変わり、今回のタンク純米吟醸ですが、この次は純米酒かもしれないので、味は行った時のお楽しみですね。
飲み方は冷酒で、味は程よい甘さの飲みやすい純米吟醸酒でした。
日本酒を題材にした2015年上映の「カンパイ!世界が恋する日本酒」に木下酒造が取り上げられています。
ちなみに続編の「カンパイ!日本酒に恋した女たち」もあり、昨年の2018年に上映されています。
看板猫のミャー。
人なつっこいのにカメラを向けるとよそ見するツンデレ猫(笑)
フィリップハーパー杜氏が伝統の銘柄を守り、かつ斬新なアイデアの日本酒を生み出している木下酒造の日本酒は今までと違ったものを楽しむことができると思いますよ。
おわり
木下酒造
〒629-3442
京都府京丹後市久美浜町甲山1512
京都丹後鉄道かぶと山駅から徒歩2分。
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