初心者ダイバーさんから、「お勧めの海は?」「一番好きな海は?」って質問がよくありました。
特に沖縄でゲストハウスをしていた頃は、よく聞かれていましたね。
私の中では、「お勧め海」と「一番好きな海」は違っています。
そして「もう一度行ってみたい海」もあります。
私の主観ではありますが、お勧めの海から紹介していますね。
お勧めの海・宮古島
1.宮古ブルーと呼ばれる青い海
○○ブルーと呼ばれる海は日本全国いや世界中にあります。
ただ条件の良い時は、正直どこもきれいです。
しかし、宮古島はそれだけではありません。
宮古島は川のない島なので、陸上からの汚水が非常に少なく、クリアです。
大雨の後の海をみたら一目瞭然です。
もちろん、最高のブルーではありませんが、川がないだけで、全く違います。
旅行前に台風や大雨があった場合、その濁りがなくなるには時間が必要です。
川がない宮古島は、それだけ早く濁りがなくなるので、きれいな海に会える確率がそれだけ高くなります。
2.常にあるダイナミックな地形
宮古島でのダイビングのウリはダイナミックな地形。
もちろんマンタなどの大物、可愛らしい生物に、八重干瀬(やびじ)のサンゴなど、いろんなスタイルを楽しめますよ。
ダイビングでリスクと言うか残念なことって何だと思いますか?
一番は海況が悪く潜れない。
次が「会いたかった生物」に会えないです。
近場の海なら「まっ、いいか。次々」ってなりますが、わざわざ遠くから飛行機に乗って、「潜れない」は自然相手だけど、残念ですよね。
もし潜れても、お目当ての生物に会えるとは限りません。
しかし、地形は逃げません。
地形は常にそこにあり、逃げませんし、外しません。
この「外さない」は相当なメリットです。
ちなみに私はハンマーヘッドシャークで有名な与那国島で、ハンマーを外しています。
それまで3日連続1日3本を潜っていましたが、4日目は観光も楽しもうと、2本にしたところ、出たんですよ、ハンマーが。
しかも70匹ぐらいの団体さんで。
こう言うことも織り込み済みがダイビングなんですが、悲しいものがありますね。
なので外さない地形は、大きなメリットですね。
3.JTA直行便が便利
東京と言うか、羽田空港に近い人向けになります。
JTA羽田ー宮古島は時間的にとても便利です。
6:40羽田ー9:55宮古島
19:45宮古島ー22:15羽田
この便だと1泊2日でも、ほぼまる2日宮古島に滞在しています。
お金に糸目をつけなければ、ダイビングは無理ですが、シュノーケリングなら日帰りで楽しめます。
東京在住時代、江戸川区葛西に住んでいた為、羽田までリムジンバスで30分、バス乗り場まで徒歩2分と言う好条件でした。
宮古島での最終日は、
宮古温泉に入り、
オリオンビールを飲んで、そのままフライト。
羽田からリムジンバスで家も近い。
東京の街中を歩かないので、一目は気にせずに、温泉あがりのジャージ姿と便所サンダルでリラックススタイルの乗り物移動。
23時半には、そのままジャージで部屋の布団に入り、就寝。
この便利さがとても気に入っていました。
ジャージ姿はともかく、JTA直行便を活用できるなら、とても楽に宮古島で遊べます。
こんな感じで、宮古島を一押しのお勧めの海と答えていました。
10年間通いまくりで、年間40日間は宮古島にいました。
それぐらい、ホントにいい島いい海で、お勧めです。
いろんなお店の方に宮古に住んでいると、当時は思われていたなぁw
一番好きな海・西伊豆
これは文句無しに西伊豆です。
1.海の中の四季を楽しめる西伊豆
透明度はもちろん宮古島など、沖縄の海には勝てません。
でもダイビングは透明度だけではありません。
陸上と同様にも四季があります。
なので四季おりおりの風物詩もまた、ダイビングの楽しみの一つです。
「冬になってくると、深場の魚があがってくる」、透明度が悪くなるけど冬が終わると感じる「春にごり」、夏の終わりに黒潮にのってやってくる南国の幼魚「季節回遊魚」、他にも「産卵」など、いろんな自然を感じることができます。
もちろん、沖縄の海でもありますが、南国の海は水温が高いところで動くのに対し、伊豆は「それなりに高いところ」から「それなりに低いところ」で動くので、四季がはっきりとしていると思います。
沖縄では雪もなければ紅葉もありません。
しかし例えば東京23区内を見てみると、街路樹の樹々で紅葉、桜、天気では冬は雪、夏はめっちゃ暑いと四季を感じることができます。
これが海の中でもあって、西伊豆は「四季を楽しめる海」なんですよね。
2.関節した富士山を見ながらのダイビング
伊豆が好きなった最大の理由は富士山。
冠雪した富士山をみながら、海に入る。
めっちゃ気持ちいいですよ。
千葉・房総半島からも見れるのですが、富士山が小さい。
ダイビングに限らず、西伊豆から眺める富士山は最高ですよ。
ブログの富士山は西伊豆の戸田漁港から、出航した時に撮影したものです。
もう一度行ってみたい海・小笠原
もう一度いってみたい海。
それは小笠原諸島で決まりです。
小笠原に行ったのは、2005年05月。
東京から南に1000km離れた、飛行機では行けない、船で24時間かけて行く神秘の島・小笠原。
世界自然遺産となった今は、当時と違って多くの観光客が押し寄せてるのでしょうね。
小笠原は大陸とつながった事のない島で、小笠原独自の自然がとても魅力的ですね。
自然の魅力だけでなく、船旅の魅力も素晴らしいです。
特に父島を出航する時のお見送り。
船の両サイドをダイビング船が囲んで、並走してくれます。
ダイビング船から、バック転で海に飛び込むなどのパフォーマンスで見送ってくれました。
何とも言えない、感動がありました。
父島からの出航で、
船旅の良さをあらためて実感したね。
クセになるよ。
前回は小笠原・父島のみでしたが、次は母島も行きたいですね。
こんな感じで宮古島・西伊豆・小笠原と紹介しましたが、まだまだ紹介したい海があるので、随時アップしていこうと思います。
おわり
ちなみに今まで潜った海です。
北海道:積丹、支笏湖
房総半島:西川名、勝浦
東京:伊豆大島、八丈島、小笠原父島
山梨:本栖湖
三浦半島:城ヶ島
伊豆半島:大瀬埼、井田、土肥、安良里、田子、雲見、菖蒲沢、稲取、北川、赤沢、八幡野
伊豆海洋公園、富戸、川奈、伊東、宇佐美、熱海
新潟:佐渡島
和歌山:南紀白浜、勝浦
広島:瀬戸内海
宮崎:南郷
鹿児島:坊津、奄美大島、屋久島
沖縄:本島、座間味島、渡嘉敷島、宮古島、石垣島、西表島、波照間島、与那国島
おわり
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