「GoToトラベルキャンペーンについて観光庁が事業内容について明らかにした。」と言うニュースが6月16日が流れました。
過去にあった震災・台風による復興割がありましたので、おおよそのイメージができる方が多いのではないでしょうか?
8月から開始と言われているGoToトラベルキャンペーンは確かにお得ですが、目的を持って使用しないと「安物買いの銭失い」的な気分になると思います。
そうならないように、6/18現在の情報をもとに自分なりに検討してみました。
目次
概略
ざっくり言うと
GoToトラベルキャンペーンは、外出自粛などの影響により、旅行需要が激減するなど、地域の様々な産業に甚大な被害を与えていることから、新型コロナウイルス感染症の流行収束時に旅行需要を喚起し地域を再活性化するために行われる取り組みとなります。
1泊あたり最大2万円で「旅行代金の割引」や「現地で使えクーポン」で旅行代金の半額相当が補助されるそうです。
実施期間は2020年8月上旬〜2021年3月中旬を予定してるそうです。
各メディアが使用している観光庁配布資料が次の通りです。
6/16時点 観光庁配布資料1
6/16時点 観光庁配布資料2
対象商品
団体個人問わず宿泊旅行及び日帰り旅行。
6/16時点 観光庁配布資料3
個人・宿泊旅行
①宿泊と交通機関がセットになったツアー
②宿泊のみ(個人手配の交通機関は対象外)
③クルーズ、夜行フェリー、寝台列車(座席のみは対象外)
団体旅行
修学旅行や職場旅行
日帰り旅行
「往復の乗車券等の移動」と「旅行先での食事や観光体験等」のセットプランが対象。
予約方法
①宿泊旅行・日帰り旅行共に、旅行代理店(HIS,JTBなど)やオンライン予約サイト(じゃらんや楽天トラベルなど)を経由して予約。
②宿泊施設への直接予約も対象
ホテルや旅館だけでなく、届け出を提出した民泊も含む。
ただ、その施設はGoToトラベルキャンペーンに参加及び申請が必要でしょうから、大型店は別として個人店が登録するかどうかは微妙ですね。
ちなみに沖縄ゲストハウスふしぬやーうちーは参加しないでしょう。
残念ながら、この割引特典で宿泊する価格的メリットがないと思いますからね。
自己負担額のシュミレーション
これから、旅行会社やオンライン予約システムで協調されるキーワードはこれでしょう。
「半額補助」、「1日2万円の補助」
そうなんです・・・クーポンを含むとの注意書きはありますが、やっぱり半額や1日2万円のビックワードを協調するでしょう。
それで、お得感満載を強調するでしょう。
でも、ここで惑わされてはいけません(笑)
「結局、いくら支払うの?」が重要ではないでしょうか?
それで、自己負担額のシュミレーションをしてみました。
1泊2日の場合(一人用)
旅行代金 | 割引対象額 | 割引額 | 割引率 | クーポン額 | 負担額 |
¥20,000 | ¥10,000 | ¥7,000 | 35% | ¥3,000 | ¥13,000 |
¥30,000 | ¥15,000 | ¥10,500 | 35% | ¥4,500 | ¥19,500 |
¥40,000 | ¥20,000 | ¥14,000 | 35% | ¥6,000 | ¥26,000 |
¥50,000 | ¥20,000 | ¥14,000 | 28% | ¥7,500 | ¥36,000 |
¥60,000 | ¥20,000 | ¥14,000 | 23% | ¥9,000 | ¥46,000 |
2泊3日の場合(一人用)
旅行代金 | 割引対象額 | 割引額 | 割引率 | クーポン額 | 支払額 |
¥30,000 | ¥15,000 | ¥10,500 | 35% | ¥4,500 | ¥19,500 |
¥40,000 | ¥20,000 | ¥14,000 | 35% | ¥6,000 | ¥26,000 |
¥50,000 | ¥25,000 | ¥17,500 | 35% | ¥7,500 | ¥32,500 |
¥60,000 | ¥30,000 | ¥21,000 | 35% | ¥9,000 | ¥39,000 |
¥70,000 | ¥35,000 | ¥24,500 | 35% | ¥10,500 | ¥45,500 |
¥80,000 | ¥40,000 | ¥28,000 | 35% | ¥12,000 | ¥52,000 |
¥90,000 | ¥40,000 | ¥28,000 | 31% | ¥12,000 | ¥62,000 |
¥100,000 | ¥40,000 | ¥28,000 | 28% | ¥12,000 | ¥72,000 |
3泊4日の場合(一人用)
旅行代金 | 割引対象額 | 割引額 | 割引率 | クーポン額 | 支払額 |
¥40,000 | ¥20,000 | ¥14,000 | 35% | ¥6,000 | ¥26,000 |
¥50,000 | ¥25,000 | ¥17,500 | 35% | ¥7,500 | ¥32,500 |
¥60,000 | ¥30,000 | ¥21,000 | 35% | ¥9,000 | ¥39,000 |
¥70,000 | ¥35,000 | ¥24,500 | 35% | ¥10,500 | ¥45,500 |
¥80,000 | ¥40,000 | ¥28,000 | 35% | ¥12,000 | ¥52,000 |
¥90,000 | ¥45,000 | ¥31,500 | 35% | ¥13,500 | ¥58,500 |
¥100,000 | ¥50,000 | ¥35,000 | 35% | ¥15,000 | ¥65,000 |
¥110,000 | ¥55,000 | ¥38,500 | 35% | ¥16,500 | ¥71,500 |
¥120,000 | ¥60,000 | ¥42,000 | 35% | ¥18,000 | ¥78,000 |
¥130,000 | ¥60,000 | ¥42,000 | 32% | ¥18,000 | ¥88,000 |
¥140,000 | ¥60,000 | ¥42,000 | 30% | ¥18,000 | ¥98,000 |
割引対象額を満額にすると、結構な高額の支払いが発生すると思いませんか?
また、地域共通クーポンが結構クセモノかな?っと感じています。
①額面1枚1,000円単位で発行し、お釣りは出ない方向。
②対象店(飲食店・土産店・観光施設など)が決まっている。
結構な金額のクーポン券があるのに、対象店がちょっとって時は参りますね。
なんか、空港などのお土産店での消費が一番多そうな気がします。
6/16時点 観光庁配布資料4
。
お得な使い方の検討
これから、各旅行会社がキャンペーン用の商品を出してくると思います。
普段では絶対に予約しないような、高額ツアーもいいですけど、この使い方できるかどうかはわかりませんが、自分だったらこう使いますね。
ただ実際の運用ルールはまだ未定なので、あくまでも妄想的な発想ですけどね(笑)
①オプションをつける。
例えば、「レンタカーをつける」、「座席のグレードアップ」などです。
レンタカーであれば、濃厚接触の機会が少しでも減ると思いますので、いいのではないのでしょうか?
②アクティブ系ツアーを選ぶ。
このようなキャンペーン商品として売り出されるかは微妙ですが、例えばダイビングのライセンス取得ツアーですね。
東京発沖縄本島でのダイビングのライセンス取得ツアー金額はざっくり約5万前後~で、後はハイシーズンで7万~10万になったりもしますけど、ってところです。
含まれるのはおおよそこのような感じです。
・往復の飛行機代
・オープンウォーター講習代(申請代、現地施設使用料など別途払い有り)
・宿泊費3泊
注意事項
まずはコロナ対策ですね。
ご自身での対策はもちろんですが、宿泊施設や遊戯施設などでのコロナ対策を一生懸命行っているかどうかはチェックした方が良いでしょう。
やることに限界はありますが、「やってない」「やる気がない」「努力していない」と言う店舗もあるので、注意しましょう。
そして経済的に危機的ダメージをうけたこの数か月です。
この機会に集客・収益を上げたいのが商売の性です。
もしかしたら、キャンペーンで割引があるからと言って、この際だから「少し高めに商品を出そう」って言う可能性も否めません。
なので、旅行の計画を立てている方は、GoToトラベルキャンペーン用の商品が出る前に、現在のプランの金額チェックはしておいた方がいいでしょう。
個人的には、「結局、旅行代はいくら?」、「その金額の妥当?」の判断ではと考えています。
割引金額に価値を置くのではなく、支払った金額と価値を自分で判断することが、重要だと思っています。
とは言っても、安く旅行できるチャンスですので、コロナ対策を十分とりながら、活用してほしいものですね。
おわり
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