海面水温上昇で迫りくるスーパー台風とゲリラ台風。
台風銀座と呼ばれる沖縄。
沖縄に移り住んで8年目に突入。
台風対策についての経験値が上がり、それなりに対応ができるようになってきました。
ただ、年々台風が巨大化しているようで、今までは無事でしたが今後はどうなるかは分かりません。
9月30日に台風18号(ミートク)が沖縄に接近する予報なので、対策の準備を考えていたら、サタデーステーションで台風特集を放送していまた。
目次
(2019年9月28日放送サタデーステーションより)
スーパー台風
スーパーコンピューター京(けい)で将来台風どうなるかをシュミレーションした結果、「地球温暖化が進むと、台風の規模が現在より約2割大きくなる。」可能性があるとはじき出したそうです。
海洋研究開発機構では最大風速が67m/sを「スーパー台風(気象庁の定義にはありません)」と呼ぶそうで、千葉に多大な被害をもたらした台風15号(ファクサイ)は千葉付近で最大瞬間風速が57m/sだったそうなので、それ以上のスーパー台風が日本に迫ってくると言うのです。
これに潮が満潮の時など、高潮も発生するので、強風、豪雨、高潮と悪条件のそろい踏みで非常に危険な状況です。
ちなみに現在の台風の大きさの表現は次の通りです。
台風の大きさと強さ
強さの階級分け 階級 最大風速 強い 33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満 非常に強い 44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満 猛烈な 54m/s(105ノット)以上
大きさの階級分け 階級 風速15m/s以上の半径 大型(大きい) 500km以上~800km未満 超大型(非常に大きい) 800km以上 出典:気象庁ホームページより
気象庁の定義にはありませんが、最大平均風速67m/s以上をアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)では、スーパー台風として統計をとっています。
気象庁は10分間平均ですが、アメリカ軍は1分間の平均風速と日米には違いがあります。
アメリカの平均風速は気象庁の瞬間風速に近い感じですね。
瞬間風速:風速計の測定値(0.25秒間隔)を3秒間平均した値(測定値12個の平均値)
ゲリラ台風
高い海水温度は台風の巨大化だけではありません。
台風は海水温が27℃あれば、台風が発生・発達することが可能らしいです。
その高い海水温が日本沿岸ギリギリまで迫ってきたので、台風が日本近海で突然発生する「ゲリラ台風」が頻発する可能性がでてきました。
7月に発生した台風6号(ナーリー)は発生が日本上陸までわずか22時間でした。
このままでは、夏場は毎週台風が発生する日が訪れるかもしれません。
南国のサンゴが千葉県館山で生息
エンタクミドリイシ、テーブルサンゴの方がイメージが湧くでしょうか?
奄美群島などの南の海に生息するサンゴが、千葉県館山市で見つかったのは2007年。
千葉県館山のエンタクミドリイシに棲むサンゴガニ(撮影:中井達郎)
出典:地球環境研究センターニュースより
写真は2012年05月の記事のものですが、28日放送のサタデーステーションの映像を見ると、個体は大きいのに驚きましたが、群生と言う表現を使っていました。
サンゴは1回定着するとそこから動けないので、海の中の環境を表しています。
14℃がエンタクミドリイシが冬場でも生き残れる温度で、冬場に14℃を下回ることが少なくなってきたと言うことになります。
サンゴが住める海・・・つまり海水温の上昇が如実に表れています。
これからは内地は、沖縄など南からくる「スーパー台風」と近海で発生する「ゲリラ台風」が頻繁に迫ってくる台風銀座になりそうです。
ひとまず明日9月30日に接近してくる台風18号(ミートク)対策しながら、環境問題について考えていきたいと思います。
そう言えば、2019年9月23日ニューヨークで開催された国連気候行動サミットで、【温暖化対策に本気で取り組まなければ、「あなたたちを許さない」】と大人たちを叱責したスピーチがのニュースもかなり話題になっていますね。
おわり
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